毎日のセットが劇的に変わる。ツーブロック×ゆるめパーマのすすめ
「毎朝のヘアセットが上手くいかない…」
「自分の髪は硬くて直毛だから、柔らかい動きが出せない」
「作り込みすぎていない、自然体でお洒落な雰囲気になりたい」
そんなスタイリングに関する悩みを抱えているなら、その状況を一変させる魔法のような選択肢があります。それが、**「ゆるめパーマ」**です。
サイドはツーブロックですっきりと清潔感を保ちながら、トップにはパーマで柔らかな動きとニュアンスを加える。この組み合わせこそ、頑張っているように見えないのに、なぜかお洒落な「こなれ感」を演出するための、現代における最高の答えかもしれません。
この記事では、ツーブロック×ゆるめパーマがもたらす素晴らしいメリットから、失敗しないオーダー方法、そして日々の簡単なスタイリング術まで、その魅力を余すことなくお伝えします。
なぜ「ゆるめパーマ」をかけると、お洒落に見えるのか?
「パーマ」と聞くと、少し勇気が必要だと感じるかもしれません。しかし、「ゆるめパーマ」には、あなたの毎日を快適で、よりお洒落に変えるだけの確かな理由があります。
- スタイリングが劇的に楽になる
これが最大のメリットです。髪自体に緩やかなカールや毛流れの「クセ」がついているため、朝は髪を濡らして、スタイリング剤を軽く揉み込むだけ。たったそれだけで、まるでプロが仕上げたような自然な動きと束感が生まれ、スタイリングの時間が大幅に短縮されます。 - 髪質のコンプレックスを解消できる
- 直毛・硬い髪の方: 生まれつきの髪質では表現しにくい、柔らかなニュアンスや毛先の動きをプラスできます。ツンツンとした硬い印象が和らぎ、優しい雰囲気に。
- 軟毛・猫っ毛の方: 髪の根元がふんわりと立ち上がり、ボリュームアップ効果が期待できます。ペタッとしやすい髪に、立体感が生まれます。
- 絶妙な「こなれ感」を演出できる
計算されていながらも、あくまで自然。そんなランダムな動きが、作り込みすぎていない、肩の力が抜けたお洒落な雰囲気を醸し出します。「あの人、何もしらないのにお洒落だな」と思われる、その秘密はパーマにあるのかもしれません。
「ゆるめパーマ」ってどんなパーマ?
「パーマ」と聞いて、くるくる、グリグリの強いカールを想像する方もいるかもしれませんが、「ゆるめパーマ」は全くの別物です。目指すのは**「まるで、もとからお洒落なくせ毛だったかのような」**自然な質感です。
- ニュアンスパーマ
かけたことが分からないほど、ごくごく自然な仕上がりが特徴です。髪全体に大きなカールをつけ、毛流れを整えたり、スタイリングをしやすくしたりする目的で施します。 - ピンパーマ
理容室で古くから用いられている伝統的な技術の一つ。ロッドを使わず、指で髪を丸め、ピンで留めてクセづけをします。根元の立ち上がりや、毛先のランダムな動きなど、非常に繊細で自然な質感を表現するのに適しています。 - Cカールパーマ
その名の通り、毛先だけをアルファベットの「C」のように、軽く内側に曲げるパーマです。髪にまとまりと、柔らかな印象を与えてくれます。
ゆるめパーマが映える!おすすめツーブロックスタイル
ゆるめパーマは、どんなツーブロックスタイルとも相性抜群です。
ゆるめパーマ × マッシュツーブロック
最高の組み合わせの一つ。マッシュの持つ丸みのあるシルエットに、パーマによる柔らかな動きが加わることで、優しくアンニュイな、今最も旬なスタイルが完成します。
ゆるめパーマ × センターパート
長めの前髪にかけることで、分け目がペタッとせず、根元からふんわりと立ち上がります。リラックスした雰囲気の中に、大人の色気が漂います。
ゆるめパーマ × アップバング
前髪を上げる爽やかなスタイルも、毛先にカールの動きがあるだけで、硬い印象が和らぎ、柔らかな表情がプラスされます。
失敗しない!「ゆるめパーマ」のオーダー術
繊細なニュアンスを伝えるためには、オーダーの仕方が非常に重要です。
最も重要なのは「写真を見せる」こと
「ゆるい」「自然な」といった言葉の解釈は、人によって大きく異なります。失敗を防ぐ最も確実な方法は、理想とするヘアスタイルの写真をいくつか用意し、「こんな雰囲気にしたいです」と見せることです。
「なりたい雰囲気」と「なりたくない雰囲気」を伝える
- なりたいイメージ: 「くせ毛みたいな自然な感じにしたい」「朝のセットを楽にしたいので、動きが出るくらいのパーマを」
- なりたくないイメージ: 「くるくる、グリグリの強いパーマは絶対に嫌です」「いかにもパーマをかけました、という感じにはなりたくないです」
このように、「なりたくないイメージ」をはっきりと伝えることも、イメージの共有を深め、失敗を防ぐ上で非常に有効です。
プロに診断してもらう
「自分の髪質に合う、ゆるめのパーマはありますか?」と、専門家である理容師に相談するのが成功への近道です。あなたの髪質やダメージレベルを見極め、最適なパーマの種類や強さを提案してくれます。
パーマを活かす!簡単スタイリング&長持ちさせるケア
せっかくのパーマを最大限に活かし、長く楽しむためのコツです。
スタイリングの基本
- 根元からしっかり濡らす: パーマは髪が濡れている時にカールが蘇ります。スタイリング前には、まず髪全体をしっかりと濡らしましょう。
- ドライヤーで根元を乾かす: カールを伸ばさないよう、ドライヤーの風を根元に当ててボリュームを出します。毛先は、優しく握るようにして乾かすのがポイントです。
- スタイリング剤を揉み込む: ヘアバームやソフトワックス、ムースなど、パーマヘアと相性の良いスタイリング剤を、髪全体に優しく揉み込むように馴染ませれば完成です。
ヘアケアのポイント
パーマ後の髪は、少し乾燥しやすくなっています。保湿力の高いシャンプーやトリートメントを使い、お風呂上がりには洗い流さないトリートメント(ヘアオイルなど)をつけてから乾かすと、パサつきを防ぎ、カールの持ちが格段に良くなります。
まとめ
ゆるめパーマは、あなたの毎日のスタイリングを劇的に楽にし、髪質のコンプレックスを魅力に変え、そして理想の「こなれ感」を叶えてくれる、最高のソリューションです。
どんな種類のパーマを、どのくらいの強さでかければ、あなたの理想のスタイルになるのか。それを見極め、最高のデザインに落とし込むことこそ、私たちプロの理容師の腕の見せ所です。
毎朝のスタイリングの悩みから解放され、新しい自分に出会うために。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。