散髪の頼み方「スポーツ刈り」|自分だけのスタイルを創る、オーダー入門
sho0202
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
清潔感と機能性を兼ね備え、いつの時代も男性のヘアスタイルの基本としてあり続ける「スポーツ刈り」。その名の通り、スポーティーで爽やかな印象を持つこの髪型は、実は、細部のデザインにこだわることで、あなただけの個性を表現できる、非常に奥の深いスタイルでもあります。
この記事では、「いつもの」から一歩踏み出し、あなただけの、ワンランク上のスポーツ刈りを注文するための、簡単な方法について詳しく解説します。
Contents
スポーツ刈りの印象を決める「サイドとバック」の頼み方
まず、ヘアスタイル全体の骨格となり、清潔感を決定づける、サイド(横)とバック(後ろ)のデザインから考えていきましょう。
刈り上げの「長さ」と「濃淡」を伝える
- ハサミでの、柔らかな刈り上げ
バリカンをあまり使わず、ハサミを主体で仕上げることで、非常にナチュラルで、柔らかな印象になります。「あまり短すぎず、ハサミで自然な感じに」と伝えましょう。 - 長めのバリカン(9mm以上)
地肌がほとんど透けて見えない、落ち着いた仕上がりです。校則が厳しい学生の方や、誠実な印象を与えたいビジネスマンにおすすめです。 - 標準のバリカン(4mmから6mm)
地肌がうっすらと青みがかって見える、最もベーシックで、清潔感のある長さです。 - フェードカット(3mm以下)
地肌に近い短さから、滑らかなグラデーションで繋げる、現代的で、非常にシャープなスタイルです。「フェードで、お願いします」と伝えるだけで、理容師はあなたのこだわりを理解します。
襟足の形で、後ろ姿をデザインする
- 自然な丸み(ラウンド)
元々の生え際を活かした、最もナチュラルな形です。 - 直線的な形(スクエア)
襟足のラインを、横にまっすぐな、角のある形で仕上げます。男らしく、力強い印象になります。
スタイルの個性を創る「トップ」の頼み方
サイドとバックのデザインが決まったら、次に、ヘアスタイルの表情を創る、トップ(上)部分のデザインを伝えます。
長さと質感で、表情は自由自在
- 短く、立たせるスタイル
ワックスなどをつけた際に、髪がツンツンと立ち上がるような、活動的で、若々しいスタイルです。「トップは短く、ワックスでセットしやすいように、立たせる感じで」と伝えましょう。 - 少し長さを残し、流すスタイル
トップにある程度の長さを残し、七三に分けたり、前に流したりと、様々なアレンジが楽しめる、より大人っぽく、落ち着いたスタイルです。「トップは少し長さを残して、横に流せるようにお願いします」 - 軽さを加える(すく)
トップが重たいと、野暮ったい印象になってしまいます。「ワックスで、束感が出るように、軽くしてください」と一言加えるだけで、仕上がりの質感が、より現代的になります。
「写真」が、全てのイメージを繋ぎます
最高のコミュニケーションツール
- 理想のバランスを、一瞬で共有
もし、言葉で説明することに、少しでも不安があれば、あなたの理想とするスポーツ刈りの写真を見せるのが、最も確実で、誤解のない方法です。サイドの長さ、トップの質感、そして全体のバランス。その全てを、一枚の写真が代弁してくれます。
なぜスポーツ刈りこそ、プロの理容師に任せるべきなのか
一見、シンプルに見えるスポーツ刈りですが、その完成度は、理容師のミリ単位の技術力に、大きく左右されます。
ミリ単位の精度が、完成度を分ける
- 美しく、滑らかなグラデーション
特に、フェードカットのように、色の境目や、段差(線)が全くない、完璧に滑らかなグラデーションを創り上げる技術は、長年の経験に裏打ちされた、プロの理容師の真骨頂です。 - あなたの骨格を、最も美しく見せる
プロは、お客様一人ひとりの頭の形や骨格の凹凸を瞬時に見極めます。そして、それを最もバランス良く、美しく見せるための、刈り上げの高さや、トップの長さを、完璧に計算して、スタイルを創り上げているのです。
再現性への、強いこだわり
- セットしやすいカット
優れた理容師は、お客様がご自宅で、毎朝、簡単に、そして格好良く、サロンでの仕上がりを再現できることまでを、逆算して、カットを施しています。
まとめ
いつの時代も愛される、王道の「スポーツ刈り」。そのオーダーは、まず、あなたが望む、サイドの「刈り上げの長さ」と、トップの「長さと質感」を、理容師に伝えることから始まります。
そして、そのあなたの希望を、あなたの骨格に合わせた、最も似合う、最高のスタイルへと昇
華させてくれるのが、プロの理容師です。
究極のシンプルさの中に宿る、本物の技術とこだわりを、ぜひ一度サロンで体験してみてください。
ABOUT ME