もう悩まない。メンズの頑固な寝癖を直すヘアセット術
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毎朝鏡を見て、思い通りにならない寝癖に頭を悩ませている男性は少なくないでしょう。時間がない朝に頑固な寝癖と格闘するのは、一日を始める上での大きなストレスになります。しかし、寝癖がつく原因と正しい直し方を知っていれば、素早く、そして綺麗にヘアセットをすることが可能です。この記事では、寝癖の原因から具体的な直し方、さらには予防策までを詳しく解説します。
なぜ寝癖はついてしまうのか?その原因
効果的に寝癖を直すためには、まずその原因を理解することが大切です。寝癖は主に以下の要因によって引き起こされます。
- 髪が濡れたまま寝てしまう
髪の毛は、濡れている時に水素結合が切れ、乾く瞬間に再結合して形が固定されます。生乾きの状態で寝てしまうと、枕などで髪が潰されたままの形で乾き、頑固な寝癖となって現れます。 - 寝汗や湿気
睡眠中に頭皮にかく汗や、部屋の湿気によって髪が水分を含むことがあります。これにより、一度乾いた髪の水素結合が部分的に切れ、寝返りなどで意図しない形がついてしまいます。 - 枕や寝具との摩擦
寝返りを打つ際の枕や寝具との摩擦も原因の一つです。摩擦によって髪のキューティクルが乱れ、うねりやハネを引き起こしやすくなります。
時間がない朝でもできる。寝癖直しの基本ステップ
頑固な寝癖も、正しい手順を踏めば効率的に直すことができます。忙しい朝でも実践できる基本的な方法を紹介します。
- 寝癖部分の根元をしっかり濡らす
寝癖直しの最も重要なポイントは、毛先だけでなく「根元」からしっかりと濡らすことです。スプレイヤーや霧吹きを使うと、狙った部分を的確に濡らすことができます。 - ドライヤーで乾かしながら整える
濡らした部分の髪の根元にドライヤーの温風を当てながら、手で髪を軽く引っ張るようにして癖を伸ばします。この時、様々な方向から風を当てることで、髪が自然な立ち上がりになります。 - 冷風でスタイルをキープする
髪の形は、熱が冷める瞬間に固定されます。癖が取れたら、ドライヤーの冷風を当ててスタイルをキープさせましょう。キューティクルが引き締まり、ツヤも出やすくなります。 - スタイリング剤で仕上げる
最後にワックスやヘアスプレーなどのスタイリング剤を使い、整えた髪型を一日中維持できるようにセットします。
寝癖を活かす逆転の発想ヘアセット
どうしても時間がない時や、いつもと違う雰囲気にしたい時は、寝癖を無理に直さず「活かす」という選択肢もあります。
- 無造作ヘアとしてスタイリング
寝癖のハネや動きを、計算された無造作感として捉えます。マット系のワックスなどを髪全体に揉み込み、ランダムな束感を作れば、こなれた雰囲気のスタイルが完成します。 - パーマ風の動きとして楽しむ
寝癖によるうねりを、パーマのような自然なカールとして活かす方法です。ヘアオイルやバームなど、ツヤの出るスタイリング剤を使うと、まとまりのあるパーマ風スタイルに仕上がります。
そもそも寝癖を付きにくくするための予防策
毎朝のスタイリングを楽にするためには、寝癖を付きにくくする夜のケアが非常に重要です。
- 夜、髪を完全に乾かしてから寝る
寝癖の最大の原因は、髪が濡れたまま寝ることです。シャンプー後は、ドライヤーを使って髪の根元から毛先まで、完全に乾かすことを徹底しましょう。 - 洗い流さないトリートメントを使う
ドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントを付けることで、髪の水分バランスが整い、まとまりやすくなります。また、ドライヤーの熱や乾燥からも髪を守ってくれます。 - 定期的なカットで髪を整える
髪が伸びてくると、重さのバランスが崩れたり、毛先が傷んだりして癖がつきやすくなります。定期的に理容室でカットしてもらうことで、髪が扱いやすくなり、寝癖の予防にも繋がります。
まとめ
毎朝の悩みの種である寝癖は、その原因を理解し、正しい直し方と予防策を実践することで、格段に扱いやすくなります。日々の少しの心がけで、朝のヘアセットの時間を短縮し、より快適な一日をスタートさせることができるでしょう。
しかし、人それぞれ髪質や生え癖は異なり、自分だけでは解決しにくい寝癖もあります。そんな時は、ぜひプロの理容師にご相談ください。あなたの髪質に合ったカットはもちろん、寝癖がつきにくいヘアスタイルの提案や、毎日のセットが楽になる的確なアドバイスを提供します。
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