ツーブロックとキャップは最高の相性!かっこいい被り方と崩れない髪型の作り方
お気に入りのキャップを被って、コーディネートを完璧に仕上げる。それは、メンズファッションの大きな楽しみの一つです。しかし、その一方で、「帽子を脱いだ時の、髪がぺちゃんこに潰れた無惨な姿が気になって、室内では絶対にキャップを脱げない…」そんな悩みを抱えてはいませんか?
その、多くのキャップ愛用者が直面する深刻な悩み、実は「ツーブロック」にすることで劇的に解消されることをご存知でしょうか。
この記事では、なぜツーブロックとキャップの相性が抜群なのか、その理由から、キャップを被っても脱いでも常にかっこいいスタイルを維持するための秘訣まで、その全てを徹底的に解説します。
なぜツーブロックとキャップは最高の相棒なのか?
考え抜かれたツーブロックスタイルは、キャップを被る上で起こりがちな、あらゆる問題を解決してくれます。
理由1:サイドが膨らまず、シルエットが綺麗に決まる
キャップを被った時に、サイドの髪が帽子の横から「もこっ」と膨らんで、頭が大きく見えてしまう…。ツーブロックなら、その原因となるサイドの髪がすっきりと刈り上げられているため、どんなキャップを被っても、頭の形に沿ったシャープで美しいシルエットをキープできます。
理由2:キャップを脱いでも、髪型が驚くほど崩れにくい
帽子で髪がペタッと潰れてしまうのは、主にサイドの髪が原因です。そのサイドの髪がないツーブロックは、キャップを脱いだ後のダメージが最小限で済みます。トップの髪を軽く手ぐしで整えるだけで、スタイルが簡単に復活するため、もう室内で帽子を脱ぐことをためらう必要はありません。
理由3:刈り上げ部分が、最高のアクセサリーになる
キャップの縁から覗く、すっきりと整えられたサイドの刈り上げや、シャープな襟足のライン。それ自体が、コーディネート全体を引き締める最高のアクセサリーとなり、清潔感と男らしさを格上げしてくれます。
キャップスタイルを格上げする「ツーブロック」のオーダー術
あなたのキャップライフを最高のものにするために、サロンでは以下のポイントを意識してオーダーしてみましょう。
- ポイント1:「普段からキャップをよく被ります」と、まず伝えるこれが最も重要な一言です。この情報を伝えることで、プロの理容師は「キャップを被った時の見え方」と「脱いだ時の崩れにくさ」の両方を計算に入れた、特別なカットを施してくれます。
- ポイント2:サイドと襟足は「すっきりめ」にデザインするキャップから見える部分だからこそ、こだわりたいのがサイドと襟足。6mm以下の短めの刈り上げや、0mmから始まる美しいグラデーションの「フェードカット」にすると、ぐっとおしゃれな印象になります。襟足のラインをV字に整えるなど、後ろ姿にこだわるのも上級者のテクニックです。
- ポイント3:トップは「動き」を出しやすくカットしてもらうキャップで多少潰れてしまうことを想定し、トップの髪は手ぐしでも動きを再構築しやすいように、レイヤー(段差)を入れたり、毛量を適切に調整してもらうことが重要です。直毛で動きが出にくい方は、パーマをかけるのも非常に有効な選択肢です。
【被り方別】ツーブロックを活かすキャップのかっこいいテクニック
ベースの髪型が整ったら、被り方にもこだわってみましょう。
- 王道の「前髪入れ」スタイル前髪をキャップの中にしまい、刈り上げたサイドを潔く見せるスタイル。清潔感が際立ち、どんなキャップやファッションにもマッチします。
- こなれ感のある「前髪出し」スタイルセットした前髪やサイドの髪を、あえて少しだけキャップから出してラフな印象に。マッシュ系ツーブロックなど、トップに長さのあるスタイルとの相性が抜群です。
- 後ろ姿で魅せる「後ろ被り」スタイル刈り上げた襟足のデザインが最も活きる被り方。襟足のラインにこだわってカットしてもらうと、何気ない後ろ姿で周りと差をつけることができます。
キャップを脱いだ後もかっこいい!復活スタイリング術
- 基本は「手ぐし」だけでOKプロによって計算されたカットが施されていれば、キャップを脱いだ後、指でトップの髪の根元をくしゃっと揉み込み、空気を入れるようにするだけで、ふんわりとしたボリューム感は簡単に復活します。
- スタイリング剤は「つけすぎない」のが鉄則キャップを被る日は、ハードスプレーなどでガチガチに固めるのは避けましょう。柔らかめのワックスやヘアバームを、ごく少量、髪全体に馴染ませる程度に留めておくのが、スタイルを復活させやすいコツです。
まとめ
ツーブロックは、キャップを被った時のシルエットを美しく見せ、脱いだ後のスタイル崩れという長年の悩みからも解放してくれる、まさにキャップ愛用者のための究極のヘアスタイルです。
しかし、その効果を最大限に引き出すには、あなたの骨格や髪質、そして「キャップを被る」というライフスタイルまでを計算に入れた、プロの理容師による完璧なベースカットが不可欠です。
もう、帽子の跡を気にしておしゃれを躊躇する必要はありません。ぜひお近くのメンズヘアサロンで、最高のキャップライフを送るためのツーブロックを相談してみてください。