【フェードスタイル一覧】もう迷わない!自分に似合う王道ヘアの見つけ方|メンズヘア
今やメンズヘアの定番として、確固たる地位を築いた「フェードスタイル」。そのシャープで清潔感あふれる魅力に、多くの男性が惹きつけられています。
しかし、一口にフェードと言っても、刈り上げの高さやトップの髪型との組み合わせによって、その表情は無限に変化します。「種類が多すぎて、どれが自分に合うのかわからない」「次の髪型を探しているけど、イメージが湧かない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたのために、様々なフェードスタイルを網羅した「スタイル一覧」をご用意しました。これを読めば、フェードスタイルの全体像がわかり、きっとあなたにぴったりの髪型が見つかるはずです。
全ての基本。「フェードの高さ」3種類を理解する
まず、フェードスタイルの印象を決定づける、最も基本的な要素「刈り上げの高さ」について理解しましょう。フェードは、その高さによって主に3種類に分類されます。
ローフェード (Low Fade)
- 特徴: 襟足やもみあげ周辺など、低い位置を中心に刈り上げるスタイル。頭頂部の髪とのつながりが自然で、さりげなくフェードを取り入れることができます。
- 印象・おすすめな人: フェードに初挑戦する方や、ビジネスシーンなどで過度に目立たせたくない方、上品で落ち着いた印象を求める方におすすめです。
ミドルフェード (Mid Fade)
- 特徴: 耳の少し上あたりまでを刈り上げる、最もスタンダードでバランスの取れたスタイル。すっきり感とデザイン性を両立できます。
- 印象・おすすめな人: どんなファッションやシーンにも合わせやすく、最も人気の高いフェードです。迷ったらまずミドルフェードから試してみるのが良いでしょう。
ハイフェード (High Fade)
- 特徴: こめかみやそれより高い位置まで、大胆に刈り上げるスタイル。サイドの大部分がスキン(地肌)に近くなり、トップとのコントラストが最も強くなります。
- 印象・おすすめな人: より個性的で、ストリート感の強いスタイルを求める方。シャープで力強い印象を与えたい方におすすめです。
【トップの髪型別】フェードスタイル一覧
フェードの高さが決まったら、次はトップの髪型との組み合わせです。ここで、あなたの個性やライフスタイルが表現されます。
《パーマなし・王道スタイル編》
カット技術の粋を集めた、クリーンで男らしいスタイルです。
1. クロップスタイル
トップを短めにカットし、前髪を前に流すようにスタイリング。お洒落さと誠実さを両立できる、現代のバーバースタイルの代表格です。
2. サイドパートスタイル
トップを七三などで分け、コームを使いポマードやジェルでビシッと整えるクラシックスタイル。知的で誠実な印象は、ビジネスマンの鉄板ヘアです。
3. スリックバック(オールバック)
トップの髪をすべて後ろに流す、潔く力強いスタイル。ある程度の長さが必要ですが、圧倒的な存在感を放ちます。
4. バズカット(おしゃれ坊主)
トップも極端に短く刈り込んだスタイル。ごまかしが一切効かないため、フェードのグラデーションの美しさが全てを物語ります。
《パーマ・個性派スタイル編》
トップに動きや長さを加えることで、よりファッション性の高いスタイルが生まれます。
5. パーマスタイル
ツイストスパイラルや波巻きパーマなど、トップに動きとボリュームをプラス。スタイリングが劇的に楽になり、直毛の悩みも解消できます。
6. ポンパドール
前髪を高く上げて、後ろに流すクラシックなスタイル。威厳と色気を両立させたい、大人の男性にこそ相応しい髪型です。
7. マンバン / トップノット
長く伸ばしたトップの髪を、後頭部や頭頂部で結ぶスタイル。ワイルドさと清潔感という、相反する要素を両立させることができます。
さらにこだわる。差がつくオプションスタイル
基本スタイルに、理容師ならではの技術を加えることで、さらに個性を際立たせることができます。
- ハードパート: パート(分け目)にカミソリで細いラインを入れ、常に分け目をくっきりとさせます。セットが楽になり、シャープさも格段にアップします。
- ラインアップ: 額の生え際やもみあげを、カミソリやトリマーで直線的に整えます。海外のバーバースタイルのような、クリーンで端正な印象になります。
- ヘアタトゥー(トライバル): フェード部分をキャンバスに見立て、バリカンで模様を描く究極の個性派スタイルです。
最高のフェードスタイルは、最高の理容室(バーバー)で
ここまで様々なスタイルをご紹介してきましたが、理想のスタイルを見つける上で最も重要なことは何でしょうか。それは、信頼できるプロの理容師に相談することです。
フェードスタイルは、一見シンプルに見えて、その実、数ミリ単位の正確性が求められる、最もカット技術の差が表れるスタイルの一つです。
- ミリ単位を操る職人技: 0mmからの滑らかなグラデーションは、バリカンとコームを自在に操る理容師だからこそ創り出せる芸術です。
- 骨格を補正するデザイン力: プロの理容師は、お客様一人ひとりの頭の形を見極め、どこを刈り込み、どこを残せば最もシルエットが美しく見えるかを計算してデザインします。
- 文化への深い理解: フェードスタイルは、理容室が長年培ってきた「バーバーカルチャー」の象徴です。その文化をリスペクトしているプロにしか出せない、本物の雰囲気が宿ります。
まとめ
フェードスタイルは、刈り上げの高さとトップの髪型の組み合わせ次第で、あなたの魅力を最大限に引き出す無限の可能性を秘めています。
まずはこの記事の一覧を参考に、ご自身のなりたいイメージを膨らませてみてください。そして、その漠然としたイメージを、最高の形で実現するために、ぜひ一度、フェードカットを熟知したプロの理容師に相談してみてはいかがでしょうか。そこには、あなた史上最高のスタイルとの出会いが待っているはずです。