メンズの散髪、自分でやる方法は?セルフカットのやり方と失敗しないコツ
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「少し伸びてきた襟足が気になる」「次の散髪まで自分でなんとかしたい」そんな風に考え、メンズのセルフカットに挑戦しようとする方もいるでしょう。自分で散髪ができれば、時間も費用も節約できます。この記事では、セルフカットの基本的なやり方や必要な道具、そして失敗しないための注意点について解説します。
Contents
散髪を自分でやる前に。準備すべき道具
セルフカットを始める前に、まずは必要な道具を揃えましょう。道具の質が仕上がりを左右することもあります。
最低限揃えたい基本ツール
- ヘアカット用ハサミ
文房具のハサミではなく、切れ味の良い髪専用のものを用意しましょう。切れ味が悪いと髪の断面が潰れ、枝毛など髪を傷める原因になります。 - すきバサミ(セニングシザー)
毛量を減らしたり、カットした部分を自然にぼかしたりするのに使います。初心者は、一度に切れる量が少ない「カット率15%〜20%」程度のものを選ぶと失敗しにくいです。 - バリカン
襟足やサイドをすっきりと刈り上げる際に非常に便利です。様々な長さ調整ができるアタッチメントが付属しているものを選ぶと、スタイルの幅が広がります。 - ケープと合わせ鏡
切った髪が服や床に散らばるのを防ぐケープと、自分では見えにくい後頭部や襟足を確認するために、三面鏡や手鏡などの合わせ鏡は必須のアイテムです。
メンズセルフカットの基本的なやり方と流れ
道具が揃ったら、実際にカットを進めていきます。エリアごとにポイントを押さえることが重要です。
エリア別のカットのポイント
- サイド(横の髪)
バリカンで刈り上げる場合は、下から上に向かってゆっくりと動かします。ハサミで切る場合は、髪を真横に引き出し、指で挟んだ部分を少しずつカットします。縦にハサミを入れると自然に仕上がります。 - バック(後ろの髪)
セルフカットで最も難しい部分です。合わせ鏡でしっかりと確認しながら、まずはバリカンで襟足の不要な産毛を処理し、ラインを整えます。上の部分は、少しずつ髪を持ち上げてすきバサミで毛先をぼかす程度に留めるのが無難です。 - トップ(頭頂部)
髪を指でつまんで持ち上げ、床と平行になるようにして毛先を少しずつカットします。一度に短くしようとせず、全体のバランスを見ながら慎重に進めることが重要です。 - 前髪
最も印象を左右する部分なので、特に慎重に行いましょう。髪は必ず乾いた状態で、少しずつ切り進めます。横一直線に切ると不自然になるため、ハサミを縦に入れてギザギザに切ると自然な仕上がりになります。
セルフカットで失敗しないための注意点
少しの油断が大きな失敗に繋がることがあります。初心者が特に気をつけたいポイントを紹介します。
初心者が陥りがちな落とし穴
- 一度に短く切りすぎない
「もう少し切りたいかな」と感じるくらいで一度手を止めるのが鉄則です。切ってしまった髪は元には戻りません。数日かけて少しずつ調整するくらいの気持ちで臨みましょう。 - 左右のバランスを常に確認する
片方だけを一気に切り進めるのではなく、右を切ったら左、というように左右交互に少しずつカットし、常に鏡で全体のバランスを確認することが大切です。 - すきバサミを使いすぎない
簡単に毛量を減らせるように感じますが、同じ場所に何度も入れると髪がスカスカになり、まとまりのないスタイルになってしまいます。特に根元近くに入れるのは避けましょう。
なぜプロの散髪は仕上がりが違うのか?
セルフカットも一つの方法ですが、理容室での仕上がりとは大きな差が生まれます。その理由は何でしょうか。
自分では難しいプロの技術
- 骨格や髪質の見極め
プロの理容師は、あなたの頭の形や髪の生えグセ、髪質を瞬時に見極め、それをカバーしながら最適なスタイルをカットで作り上げます。これは経験なくしてはできない技術です。 - 計算された毛量調整
どこをどのくらい減らせばスタイルがまとまりやすくなるか、あるいは動きが出るかを計算し、セニングやスライドカットといった多彩な技法を使い分けています。 - 再現性の高いカット
サロンでの仕上がりが格好良いのはもちろん、自宅に帰ってから自分でスタイリングしやすいように計算してカットされています。これがプロの散髪とセルフカットの決定的な違いです。
まとめ
セルフカットは、手軽に身だしなみを整えられる一つの方法です。しかし、後頭部や耳周りの繊細なライン作り、左右のバランス調整など、やはり自分で行うには難しい部分も多くあります。
もし、クオリティの高い仕上がりや、自分に本当に似合うヘアスタイルを求めているのであれば、経験豊富な理容師に任せるのが最も確実で安心な「やり方」と言えるでしょう。大切な髪だからこそ、プロの技術に投資してみてはいかがでしょうか。
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