ヘアワックスの「用途」とは?目的別にわかる正しい使い方
メンズスタイリングの必須アイテムであるヘアワックスですが、皆様は、その「用途」を正しく理解し、最大限に活用できているでしょうか。「ワックスは、髪をセットするためのもの」と、漠然と捉えている方も多いかもしれませんが、実は、ワックスには、創りたいヘアスタイルや、解決したい髪の悩みに応じて、実に多彩な用途が存在します。この記事では、ヘアワックスが持つ様々な用途について、目的別に詳しく解説いたします。
用途1:髪に「動き」と「束感」を与える
ヘアワックスの最も代表的で、そして最も重要な用途が、髪に「動き」と「束感」を与え、スタイルに立体感を生み出すことです。カットしただけの、平面的でのっぺりとした印象の髪に、ワックスを馴染ませて、毛束と毛束の間に空気感のある束感を創り出すことで、ヘアスタイルは一気に躍動感のある、洗練された表情に変わります。現代のお洒落なメンズヘアスタイルは、この用途を巧みに利用することで創り上げられています。
用途2:根元を「立ち上げ」、ボリュームを出す
髪が細く、ボリュームが出にくい軟毛の方や、トップに高さを出したショートスタイルを創りたい場合など、髪の根元を「立ち上げ」、スタイルにボリューム感を出すのも、ワックスの重要な用途の一つです。ドライヤーで創り上げた根元の立ち上がりを、ワックスを髪の内側から支えるように馴染ませることで、一日中へたらない、力強いボリューム感をキープすることができます。
用途3:髪の広がりを「抑え」、まとまりを良くする
ボリュームを出すのとは逆に、毛量が多い方や、湿気で髪がまとまらないくせ毛の方の、髪の広がりを「抑え」、まとまりの良いタイトなシルエットを創り出すためにも、ワックスは活躍します。適度な油分とセット力を持つワックスが、髪一本一本をコーティングし、扱いやすい、落ち着きのある状態へと導いてくれます。
用途4:髪に「ツヤ」を与え、質感を変化させる
ワックスは、髪の「質感」を自在にコントロールし、なりたいイメージを演出するという用途も持っています。例えば、ツヤを完全に抑えたマットワックスを使えば、カジュアルでラフな印象に。一方で、濡れたような光沢を放つグリースやグロスワックスを使えば、ドレッシーで色気のある、上品な印象にと、その日の気分や服装に合わせて、髪の質感を変化させることが可能です。
あなたの「用途」に合わせた、最適なワックス選び
これまでにご紹介したように、ヘアワックスには、実に多くの用途が存在します。そして、重要なのは、あなたが、ワックスにどのような用途を求めているかによって、選ぶべき製品のタイプも変わってくる、ということです。
例えば、「束感」や「立ち上げ」が主な用途であれば、セット力の高いマットワックスやファイバーワックスが最適です。一方で、「まとまり」や「ツヤ感」が主な用途であれば、クリームワックスやグリースが、その要求に応えてくれるでしょう。
私達サロンでは、お客様一人ひとりが、スタイリングにどのような「用途」を求めているのかを、専門的なカウンセリングを通じて正確に把握いたします。そして、数ある高品質な「サロン専売品」の中から、その用途を最も高いレベルで実現してくれる、お客様にとっての最高のパートナーとなる一品を、的確な根拠と共にご提案させていただきます。
あなたの「なりたい」を叶えるための、正しいワックス選び。ぜひ一度、髪の専門家である私達にご相談ください。