ワックスの「つけすぎ」を防ぐには?正しい量と使い方を徹底解説
ご自宅でのスタイリングで、良かれと思ってつけたヘアワックスが、逆効果になってしまった経験はございませんでしょうか。「ワックスをつけすぎた」と感じる時、髪は重くベタつき、清潔感を失い、せっかくのヘアスタイルも台無しになってしまいます。この、誰もが一度は経験するであろう失敗は、実は、正しい「量」と「使い方」を知るだけで、簡単に防ぐことができるのです。この記事では、ワックスのつけすぎが引き起こす問題点と、それを未然に防ぐためのプロの技術について詳しく解説いたします。
ワックスを「つけすぎた」時の主な失敗例
まず、ワックスをつけすぎると、具体的にどのような問題が起きるのでしょうか。ご自身の経験と照らし合わせてみてください。
髪がベタつき、不潔な印象に
過剰な油分は、髪を脂ぎって見せ、まるでお風呂に入っていないかのような不潔な印象を与えてしまいます。特に、前髪のつけすぎは、顔全体の印象を暗くしてしまうため注意が必要です。
重みでスタイルが潰れてしまう
ワックス自体の重みで、せっかくドライヤーで立ち上げた根元や、創り上げたボリューム感がペタッと潰れてしまいます。髪が細く柔らかい方ほど、この影響を顕著に受けてしまいます。
洗い残しの原因となる
多量についたワックスは、一度のシャンプーではなかなか完全に落ちきりません。洗い残しは、頭皮の毛穴詰まりや、フケ、かゆみといった頭皮トラブルの原因にもなりかねません。
もし、つけすぎてしまった場合の応急処置
万が一、ワックスをつけすぎてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。いくつかの応急処置をご紹介しますが、最も確実なのは、一度洗い流してスタイリングをやり直すことである、と心に留めておいてください。
ドライタオルで油分を吸い取る
乾いたタオルで、髪を優しく挟み込むようにして、余分なワックスの油分を吸い取ります。ゴシゴシと擦ると、スタイルが完全に崩れてしまうため、あくまで優しく押さえるのがポイントです。
蒸しタオルで軽くリセットする
少しだけ濡らしたタオルを電子レンジで温めて蒸しタオルを作り、それで髪全体を優しく拭き取る方法もあります。熱と水分でワックスが少し緩み、質感を調整しやすくなります。
「つけすぎ」を未然に防ぐための、プロが実践する正しい使い方
失敗した後に対処するよりも、初めから失敗しないことが最も重要です。プロが実践する「つけすぎ」を防ぐための、正しい使い方をマスターしましょう。
1.基本の量は「小豆一粒大」と心得る
まず、手に取るワックスの量は、どんな髪の長さであっても、基本は「小豆一粒大」ほどの少量から始めてください。これが、プロの世界の鉄則です。足りなければ、後から同じくごく少量を足していく、という意識を徹底してください。
2.完璧に伸ばせば、少量でも足りることを知る
手に取ったワックスを、手のひら、指の間まで、完全に透明になるまで、両手を擦り合わせて完璧に伸ばします。この「乳化」という工程を丁寧に行えば、驚くほど少量のワックスでも、髪全体に均一に行き渡らせることが可能です。
3.前髪は「最後」につける
ワックスを馴染ませる際は、まず後頭部やサイドといった、多少重くなっても問題ない部分から付け始めます。そして、トップ、最後に前髪、という順でつけていきます。前髪には、新たにワックスを追加するのではなく、手に残ったごく僅かな量で、毛流れを整える程度に留めるのが、清潔感を保つための最大のコツです。
「つけすぎ」を防ぐ、高品質なワックスという選択
正しい使い方を実践する上で、使用するワックス自体の品質も大きく影響してきます。
私達サロンで取り扱うプロフェッショナル仕様のスタイリング剤、いわゆる「サロン専売品」は、基材となる成分の質が非常に高く、極めて伸びが良いように設計されています。そのため、市販の製品に比べて、さらに少ない量で、思い通りのスタイリングを創り出すことが可能です。結果として、「つけすぎ」という失敗のリスクを、道具の面からも大幅に減らすことができます。
お客様の髪質に合わせた最適な「量」と、それを最大限に活かすための「使い方」。その両方を、私達が責任を持ってお伝えいたします。ぜひ一度、ご相談ください。