床屋での頼み方「トップ」編|髪型の印象を決める最重要パーツのオーダー術
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床屋や理容室でヘアスタイルを注文する際、サイドやバックの希望は伝えやすくても、髪型全体の印象を決定づける、最も重要な「トップ(上)」部分のニュアンスを、どう伝えれば良いか悩んでしまう。そんな経験はありませんか。トップの長さ、ボリューム、そして質感は、あなたのヘアスタイルの「個性」そのものを創り出す中心です。この記事では、あなたの理想を的確に伝えるための、トップ部分の頼み方について、目的別の切り口から詳しく解説します。
Contents
あなたの目的はどれ?「トップ」のオーダー3つの方向性
「トップをどうしたいか」を、あなたの「目的」や「解決したい悩み」から考えてみると、理容師に希望が伝わりやすくなります。
方向性1:ボリューム感をコントロールしたい
髪のボリュームに関する悩みは、人それぞれ正反対だったりします。
- トップがぺたんと平らになってしまう悩み
頼み方の例
「トップが潰れやすいのが悩みです。ドライヤーで乾かしただけで、根元がふんわりと立ち上がるように、レイヤーを入れるなどして軽くしてください」 - トップが広がる、あるいは重く見える悩み
頼み方の例
「髪の量が多くて、頭が大きく見えがちなので、量をしっかりと減らして、スッキリと収まりが良くなるようにしてください」
方向性2:スタイリングで「動き」を出したい
ワックスなどを使って、よりアクティブでおしゃれなスタイルを楽しみたい場合のオーダーです。
- 束感のあるスタイルにしたい場合
頼み方の例
「ワックスをつけた時に、簡単に毛束が作れるような、動きのある質感にしたいです。すきバサミなどで調整してもらえますか」 - 無造作なスタイルにしたい場合
頼み方の例
「決めすぎない、無造作な感じに動かせるように、トップはある程度長さを残しつつ、全体的に軽くしてください」
方向性3:きれいな「毛流れ」を作りたい
クラシックなスタイルや、まとまり感を重視する場合のオーダーです。
- 髪を流すスタイルにしたい場合
頼み方の例
「七三に分けて、サイドや後ろにきっちりと流せるようにしたいので、そのための長さと軽さを調整してください」 - 髪を下ろすスタイルにしたい場合
頼み方の例
「前髪を下ろした時に、変に浮いたりせず、自然にまとまるようにカットしてほしいです」
言葉に迷ったら、写真と悩み相談が一番の近道
これらの言葉で説明するのに自信がない場合でも、全く問題ありません。
プロに丸ごと相談するという選択
- 写真を見せる
あなたの理想とするヘアスタイルの、特にトップ部分の動きや質感がよく分かる写真を見せるのが、最も確実で誤解のない方法です。 - 悩みをそのまま伝える
「毎朝、ここのつむじがパックリ割れてしまうんです」「ドライヤーをかけても、なかなかボリュームが出なくて」といった、あなたの日々の悩みをそのまま伝えてください。プロの理容師は、その悩みを解決するための最適なカットを導き出してくれます。
トップのデザインは、プロの腕の見せ所
トップ部分のカットは、お客様一人ひとりの髪質や骨格に合わせてデザインする、最も技術力が問われる部分です。
あなたに最適なバランスを見つけ出す
- 骨格と髪質を的確に診断
プロの理容師は、お客様の頭の形、髪の生え方、そして髪質(硬いか柔らかいか、直毛かくせ毛かなど)を瞬時に見極めます。そして、あなたの個性を最大限に活かし、かつ欠点をカバーする、最適なトップの長さとボリュームのバランスを判断します。 - カットによる再現性の実現
優れた理容師の最終的なゴールは、サロンでの仕上がりだけではありません。お客様がご自宅で、毎朝、簡単に、そして格好良くスタイリングできること。そこまでを逆算して、ハサミを入れているのです。
まとめ
床屋でヘアスタイルの「トップ」を注文する際は、ただ漠然と長さを伝えるだけでなく、あなたが「ボリュームをどうしたいか」「どんな動きを出したいか」「どのような毛流れにしたいか」という、具体的な「目的」を伝えることが、成功への鍵となります。
そして、その目的を叶えるための最適な方法を、あなたの髪質や骨格に合わせて提案し、それを完璧な技術で形にしてくれるのが、プロの理容師です。ぜひ、安心して、あなたの髪に関する希望や悩みを、サロンで相談してみてください。
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