床屋での頼み方「スポーツ刈り」|大人のおしゃれスタイルにするオーダー術
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清潔感があり、機能的。そして、時代を超えて男性に支持され続けるヘアスタイルの代表格、それが「スポーツ刈り」です。しかし、そのシンプルな響きとは裏腹に、頼み方一つで、昔ながらの少年のような印象にも、洗練された大人のスタイルにもなり得る、実は非常に奥の深い髪型なのです。この記事では、あなたのスポーツ刈りを、ワンランク上のおしゃれなスタイルへと進化させるための、オーダーのコツについて詳しく解説します。
Contents
「スポーツ刈り」の基本とは?
まず、スポーツ刈りがどのようなスタイルなのか、その基本的な構成を理解しておきましょう。
サイドと襟足を短く、トップに長さを残すスタイル
- 基本的な構成
スポーツ刈りの基本は、サイド(横)とバック(後ろ)をバリカン(クリッパー)などで短く刈り上げ、トップ(上)はある程度の長さを残して、全体を自然に繋げるスタイルです。 - 清潔感と機能性
その名の通り、スポーツをする際にも邪魔にならない機能性と、短く整えられたことによる爽やかで清潔な印象が、このスタイルの最大の魅力です。
子供っぽくならない、大人のスポーツ刈りの頼み方
定番のスタイルだからこそ、細部にこだわることで、周囲と差がつく、洗練された大人の印象を創り出すことができます。
ポイント1:トップの「長さ」と「質感」にこだわる
ここが、子供っぽく見せないための最も重要なポイントです。
- スタイリングできる「長さ」を少し残す
ただ「短く」と頼むのではなく、「指でつまんで、少し動きを出せるくらいの長さは残してください」といったように、スタイリングできる余地を残してもらうのがおすすめです。これにより、休日にワックスで遊ばせるなど、オンとオフで表情を変えることができます。 - 軽やかな「質感」を加える
「トップは、量を少し減らして、軽くしてください」「ワックスをつけた時に、束感が出るようにすいてください」とオーダーすることで、トップが重たいブロックのようになるのを防ぎ、軽やかで動きのある、現代的な印象になります。
ポイント2:サイドと後ろの「刈り上げ」を現代的に
刈り上げの作り方で、全体の印象は大きく変わります。
- 滑らかなグラデーションを頼む
昔ながらのスポーツ刈りは、刈り上げの境目が線のようにくっきりと分かれていることがありました。現代的に見せるには、「刈り上げの部分は、自然なグラデーション(ぼかし)で、滑らかに繋げてください」とオーダーするのが鍵です。 - 長さをミリ単位で伝える
より具体的に、「サイドは6mmくらいで、すっきりとお願いします」といったように、バリカンの長さをミリ単位で伝えることができると、より理想に近い仕上がりになります。さらにシャープさを求めるなら、「フェードカットのように」と伝えるのも良いでしょう。
なぜプロの理容師に任せるべきなのか
シンプルなスタイルに見えるスポーツ刈りですが、実は施術者の技術力が最も如実に現れる髪型の一つです。
骨格と髪質に合わせた、オーダーメイドの技術
- 頭の形を美しく見せるカット
プロの理容師は、お客様一人ひとりの頭の形や骨格の凹凸を瞬時に見極めます。そして、どこを短くし、どこに少し長さを残せば、頭の形が最もバランス良く、美しく見えるかを完璧に計算してカットします。 - 手強い生えグセの処理
トップのつむじ周りや、襟足の生えグセなど、髪が浮きやすい部分を、カット技術で巧みに抑え、手入れのしやすい状態に整えます。
バリカンとハサミを使い分ける、卓越した技術
- 美しく、滑らかなグラデーション
バリカンを使って、色の境目や段差(線)が全くない、完璧に滑らかなグラデーションを創り出すのは、長年の経験に裏打ちされた、プロの理容師の真骨頂です。 - トップの繊細な質感調整
そして、刈り上げた部分と自然に繋がるように、トップの髪をハサミで一本一本、丁寧に調整し、軽やかさや束感を創り出します。この連携こそが、プロの仕事です。
まとめ
時代を超えて愛される「スポーツ刈り」は、頼み方を少し工夫するだけで、あなたの魅力を最大限に引き出す、洗練された大人のヘアスタイルへと進化します。鍵となるのは、トップに少しの「長さ」と「質感」を残し、サイドの刈り上げは「滑らかなグラデーション」で仕上げることです。
そして、そのシンプルな要望の中に隠された、ミリ単位のこだわりを完璧に形にし、あなたの骨格に合わせた最高のスタイルを創り上げてくれるのが、プロの理容師です。ぜひ一度、サロンで、あなただけの「大人のスポーツ刈り」について相談してみてはいかがでしょうか。
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