【薄毛でも似合う】ツーブロックで悩みを目立たなくする髪型とオーダー術
「最近、髪のボリュームが気になり始めて、好きなヘアスタイルに挑戦しづらくなった…」
「ツーブロックにしてみたいけど、逆に薄毛が目立ってしまわないか不安だ…」
年齢と共に変化する髪の悩み。それは多くの男性が抱える、非常にデリケートな問題です。しかし、「薄毛だから」とおしゃれを諦めてしまうのは、あまりにもったいないことです。
実は、メンズヘアの定番である「ツーブロック」こそ、薄毛の悩みを巧みにカバーし、あなたのコンプレックスを自信に変えてくれる強力な味方になり得るのです。
この記事では、薄毛の悩みを抱える男性がツーブロックを最大限に活かすための、具体的なスタイルとオーダー方法の全てを、プロの視点から詳しく解説します。
なぜツーブロックは薄毛の悩みに有効なのか?
一見、髪を刈り上げてしまうツーブロックは薄毛を強調しそうに見えますが、実際はその逆。計算されたデザインは、視覚効果を巧みに利用して悩みを目立たなくさせます。
理由1:視覚的なメリハリ効果
ツーブロックの最大の特徴は、サイドを短く刈り上げ、トップに長さを残すこと。これにより、ヘアスタイルに強いメリハリが生まれます。人の視線は、ボリュームのあるトップ部分に自然と集まるため、薄さが気になる生え際や頭頂部から視線を逸らす効果が期待できるのです。
理由2:相対的なボリュームアップ効果
サイドの髪のボリュームを潔くゼロにすることで、残したトップの髪が相対的に多く、豊かに見えます。「少ない部分」をなくすことで、「残っている部分」を最大限に活かす、まさに逆転の発想です。
理由3:清潔感がもたらす若々しいイメージ
髪全体がすっきりとし、清潔感が生まれるのも大きなメリットです。薄毛が与えてしまう可能性のある「疲れた印象」や「寂しい印象」を払拭し、エネルギッシュで若々しいイメージを与えてくれます。
【悩み別】薄毛を目立たなくするツーブロックオーダー術
薄毛の気になる部分は人それぞれ。悩みのタイプに合わせた最適なスタイルが存在します。
M字部分(生え際)が気になる場合
解決策: 前髪やトップの長さを活かすスタイルが有効です。前髪を少し長めに設定し、自然に下ろしたり、七三分けのようにサイドに流したりすることで、生え際をさりげなくカバーできます。また、トップを少し立たせるソフトモヒカンスタイルも、視線を上に集める効果がありおすすめです。
避けるべきスタイル: 生え際を完全に露出させるオールバックは、悩みを強調してしまう可能性があるため慎重な判断が必要です。
O字部分(頭頂部)が気になる場合
解決策: 頭頂部をカバーするには、トップにある程度の長さが必要です。トップの髪をやや長めに残し、スタイリングで後方へふんわりと流すことで、気になる部分を自然に隠すことができます。全体にパーマをかけてボリュームと動きを出し、カモフラージュするのも非常に効果的なテクニックです。
避けるべきスタイル: トップを極端に短くするベリーショートや、分け目をはっきりとつけるスタイルは、地肌が露出しやすくなるため注意が必要です。
全体的にボリュームダウンが気になる場合
解決策: このタイプには、サイドをしっかりと刈り込み、トップとのコントラストを強調するスタイルがおすすめです。トップも短めのベリーショートやソフトモヒカンにすることで、髪の重さによるボリュームダウンを防ぎ、立ち上がりやすくなります。全体にかけたパーマは、スタイリングを楽にし、一日中ふんわりとした質感をキープするのに役立ちます。
オーダーで失敗しないための3つの鉄則
デリケートな悩みだからこそ、サロンでの伝え方が成功の鍵を握ります。
鉄則1:悩みを正直に、かつ具体的に伝える
「M字部分が気になっていて、ここを目立たなくしたいです」「頭頂部にボリュームが出るようにカットしてほしいです」
このように、恥ずかしがらずに悩んでいる箇所と、どうなりたいかを具体的に伝えることが、理想のスタイルを手に入れるための一番の近道です。
鉄則2:「刈り上げすぎない」ことから始める
薄毛をカバーする場合、刈り上げ部分とトップの髪のコントラストが強すぎると、かえって残った髪の少なさが際立ってしまうことがあります。最初は刈り上げを6mm以上の長めに設定し、全体の馴染みを見ながら調整していくのが失敗しないコツです。
鉄則3:プロの提案に耳を傾ける
悩みを伝えた上で、「僕の髪質と骨格で、一番カバーできる髪型にお任せします」とプロに委ねるのも賢い選択です。経験豊富な理容師は、あなた以上にあなたの髪を理解し、最適な解決策を提案してくれます。
よくある質問:ツーブロックで薄毛は進行する?
カットが原因で薄毛が進行することは医学的にありませんのでご安心ください。むしろ、サイドを刈り上げてすっきりさせることで、頭皮の通気性が良くなり、蒸れにくくなるなど、頭皮環境にとってはプラスに働く側面もあります。ただし、スタイリング剤を使った日は、頭皮に成分が残らないよう、その日のうちに丁寧にシャンプーで洗い流すことを心がけましょう。
まとめ
薄毛の悩みは、もう隠すだけのものではありません。ツーブロックというヘアデザインを巧みに利用することで、悩みを目立たなくさせ、それを補って余りある「清潔感」と「おしゃれ感」を手に入れることができる時代です。
一人で悩んだり、好きな髪型を諦めたりする前に、ぜひ一度、勇気を出してお近くのメンズヘアサロンで相談してみてください。あなたの悩みに真摯に耳を傾け、コンプレックスを自信に変えてくれるプロの理容師が、必ずあなたを待っています。