細い髪でも似合うツーブロック!オーダー方法とスタイリングのコツ
「髪が細いから、ツーブロックは似合わないかも…」
「ボリュームが出なくて、ペタッとしてしまいそう…」
髪質を理由に、人気のツーブロックスタイルを諦めていませんか?
確かに、細い髪の方がツーブロックにするには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。しかし、髪質の特徴を理解し、カットやスタイリングを工夫すれば、むしろ細い髪ならではの柔らかさを活かした、お洒落でかっこいいツーブロックスタイルを楽しむことができるのです。
この記事では、細い髪の方がツーブロックで失敗しないためのオーダーのポイントから、おすすめのスタイル、ご自宅でのスタイリング方法まで、詳しく解説します。
なぜ細い髪だとツーブロックが難しいと感じるのか?
多くの方が不安に感じるのには、細い髪質特有の理由があります。
- トップにボリュームが出にくいサイドを刈り上げてスッキリさせるツーブロックは、トップの髪とのメリハリが重要です。髪にハリやコシが少ないと、トップが潰れてしまい、バランスが悪く見えてしまうことがあります。
- 地肌が透けやすい刈り上げる部分の髪が細いと、短くした際に地肌が透けて見えやすくなることがあります。これが薄く見えてしまう原因になるのではないかと心配する方も少なくありません。
- スタイリングが維持しにくい髪が柔らかいため、朝セットしても時間が経つとペタッとしてしまい、スタイルをキープするのが難しいと感じることがあります。
これらの悩みは、カットの仕方を工夫し、適切なスタイリングを行うことで十分にカバーできます。
細い髪を活かすツーブロックのオーダー方法
ヘアサロンでオーダーする際に、いくつかのポイントを伝えるだけで仕上がりは大きく変わります。
刈り上げは「低め」で「自然」に
サイドを高く刈り上げすぎると、トップとの差が激しくなりすぎて地肌が目立ったり、ボリュームのなさが強調されたりすることがあります。
おすすめは、耳周りや襟足をすっきりとさせる低めの刈り上げです。また、バリカンで均一に刈るだけでなく、ハサミを使いながら自然なグラデーションで繋げてもらうと、地肌の透け感が抑えられ、よりナチュラルで柔らかい印象に仕上がります。
トップは「長め」と「重さ」を意識
トップのボリューム感を出すためには、ある程度の長さと重さを残すことが重要です。短くしすぎたり、レイヤー(段)を入れすぎたりすると、髪が軽くなりすぎて動きは出てもボリュームが出にくくなります。
少し重さを残すようにカットしてもらうことで、髪同士が支え合い、スタイリングした際にふんわりとしたシルエットを作りやすくなります。
「パーマ」を味方につける
ご自身でのスタイリングに自信がない方や、より簡単にボリューム感を出したい方には、ゆるめのパーマをかけるのが非常におすすめです。
髪の根元が立ち上がりやすくなり、全体的に自然な動きとボリュームが生まれます。スタイリングもワックスを揉み込むだけで決まりやすくなるため、朝のセット時間が大幅に短縮できます。
細い髪質におすすめのツーブロックスタイル
ソフトツーブロック
刈り上げ部分とトップの髪の長さの差を少なくした、ナチュラルなスタイルです。刈り上げ部分を短すぎないミリ数に設定し、自然に繋げることで、ツーブロック初心者の方でも挑戦しやすくなります。清潔感があり、ビジネスシーンにも対応可能です。
マッシュツーブロック
トップに丸みと重さを残したマッシュスタイルとツーブロックの組み合わせは、細い髪の方と相性抜群です。トップの重さがボリューム感を演出し、柔らかい髪質とマッシュの質感がマッチして、お洒落で優しい雰囲気に仕上がります。
七三分けツーブロック
サイドをすっきりと刈り上げ、トップを長めに残して七三に流すクラシカルなスタイルです。トップにパーマをかけておくと、流れがつきやすくなり、スタイリングが格段に楽になります。大人っぽく知的な印象を与えたい方におすすめです。
自宅でできるスタイリングのコツ
カットでベースを整えたら、毎日のスタイリングで完成度が決まります。
ドライヤーが最も重要
まず、髪を濡らした状態から、根元を立ち上げるようにドライヤーで乾かします。下から風を当てたり、髪の流れと逆方向に乾かしたりすると、根元がふんわりと立ち上がります。このひと手間で、スタイルの持ちとボリューム感が大きく変わります。
スタイリング剤の選び方と付け方
スタイリング剤は、油分が多くて重いグリースやジェルよりも、軽くてセット力のあるファイバータイプやドライタイプのワックスがおすすめです。
ワックスを少量(小豆粒程度)手に取り、手のひら全体に薄く伸ばします。そして、髪の内側から空気を含ませるように、髪全体に馴染ませていきます。最後に、指先で毛束をつまむようにしてシルエットを整えれば完成です。付けすぎは、かえって髪が重くなりボリュームダウンの原因になるので注意しましょう。
まとめ
細い髪質は、決してツーブロックの障害ではありません。むしろ、その柔らかさを活かすことで、硬い髪質には出せない軽やかでお洒落なスタイルを作ることが可能です。
大切なのは、ご自身の髪質を理解し、その特徴を活かしたカットをしてくれるプロの理容師に相談することです。オーダーのポイントやなりたいイメージを伝え、あなたに一番似合うツーブロックスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。