ツーブロックは美容室?理容室?あなたの理想を叶える“場所”の選び方
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「よし、ツーブロックにしよう!」
そう決意した時、多くの男性が次に頭を悩ませるのが、「一体、どこで髪を切ればいいんだろう?」という、場所選びの問題です。
「お洒落なスタイルにしたいから、なんとなく美容室かな?」
「でも、刈り上げは理容室(床屋)の方が上手いって聞くし…」
その永遠とも思えるテーマに、あなたも迷いを感じていませんか?
この記事では、その長年の疑問に終止符を打つべく、美容室と理容室、それぞれの特徴と、あなたが本当に選ぶべき場所について、プロの視点から徹底的に比較・解説します。
Contents
まずは知っておきたい。美容室と理容室の根本的な違い
両者の違いは、雰囲気や客層だけでなく、その成り立ちと法律で定められた業務範囲にあります。
- 理容室(理容師)
「理容」を目的とし、お客様の身だしなみを整える場所です。ヘアカットに加え、理容師法に基づき、**カミソリを使った顔そり(シェービング)**が業務として認められています。 - 美容室(美容師)
「美容」を目的とし、お客様を美しくする場所です。ヘアカットに加え、パーマやメイクアップなどが主な業務となります。法律上、カミソリを使った顔そりは認められていません(※眉を整えるなどの目的で、カミソリを使用しない電気シェーバーなどを使う場合はあります)。
この「カミソリを使えるかどうか」が、実はツーブロックスタイルの仕上がりを大きく左右する、一つの重要なポイントとなります。
【美容室】でツーブロックを切るメリットと特徴
まず、多くの方が選択肢として考える美容室。そのメリットと特徴を見ていきましょう。
- メリット
- トレンド感のある、柔らかなスタイルが得意
女性客が中心のため、美容師は中性的で、柔らかな質感のスタイル作りを得意とする傾向があります。パーマを組み合わせた無造作なマッシュツーブロックなど、今どきの“ゆるめ”で“お洒落”なスタイルを求めるなら、良い選択肢となるでしょう。 - 女性が多く、華やかな雰囲気
お洒落な空間で、女性のスタイリストに担当してもらいたい、という方には居心地の良い環境です。 - カラーのバリエーションが豊富
ハイトーンカラーなど、デザイン性の高いカラーとツーブロックを組み合わせたい場合に、強みを発揮することが多いです。
- トレンド感のある、柔らかなスタイルが得意
- 注意点
- 刈り上げの精度
美容師の技術はもちろん高いですが、専門分野という観点では、刈り上げの緻密なグラデーション(フェード)などは、個々のスタイリストのスキルに大きく左右されることがあります。 - カミソリが使えない
襟足やもみあげのラインを、カミソリでシャープに仕上げることができないため、仕上がりの「キレ」や「清潔感」に差が出やすい部分です。
- 刈り上げの精度
【理容室】でツーブロックを切るメリットと、選ばれる理由
次に、私たちメンズヘアの専門家が集う、理容室(バーバー)の強みです。
- メリット
- 刈り上げのクオリティが圧倒的
ツーブロックスタイルの生命線である刈り上げ部分を、ミリ単位以下の精度で美しく仕上げる専門技術があります。美しいグラデーションを描く「フェードカット」は、まさに理容師の真骨頂です。 - 骨格補正カットのプロフェッショナル
ハチの張りや絶壁といった、男性特有の骨格の悩みを、刈り上げ技術で補正し、あなたに最も似合う最高のシルエットを創り出します。 - カミソリによる究極の清潔感
美容室では決して体験できない、カミソリで剃り上げられたシャープなライン。これが、圧倒的な清潔感と品格を生み出します。 - トータルグルーミング
カットだけでなく、シェービングで眉や髭も整え、男性をトータルで磨き上げることができます。
- 刈り上げのクオリティが圧倒的
結論:あなたの「なりたいスタイル」で選ぶのが正解
どちらが良い・悪いということではありません。あなたの「なりたいイメージ」によって、最適な場所は変わってきます。
- こんなあなたは【美容室】が向いているかも
- パーマをメインにした、中性的で柔らかなスタイルが好き
- ハイトーンなど、デザイン性の高いカラーを楽しみたい
- 女性が多い、華やかな空間で施術を受けたい
- こんなあなたは【理容室】を選ぶべき
- ツーブロックの刈り上げ部分の美しさに、徹底的にこだわりたい
- フェードなど、本格的なバーバースタイルに挑戦したい
- 骨格のコンプレックスを、カット技術で根本から解消したい
- シャープで、男らしい、圧倒的な清潔感を求めている
どちらのサロンでも使える!オーダーの基本
場所を選ぶのと同じくらい、オーダーの仕方も重要です。
- 写真を見せる
これが最も確実で、イメージのズレを防げます。 - イメージを具体的に伝える
「爽やかに」「ワイルドに」「ビジネス向けで」など、なりたい雰囲気を言葉にしましょう。 - 悩みを伝える
「サイドが膨らむのが悩みです」「絶壁が気になります」と、コンプレックスを正直に伝えることで、プロは解決策を提案してくれます。
まとめ
美容室にも、理容室にも、それぞれ素晴らしい魅力があります。
しかし、ツーブロックスタイルという、**「刈る」「剃る」「整える」**という、メンズヘアの基本技術の粋を集めたスタイルにおいては、その道を極めた専門家集団である「理容室(バーバー)」に、一日の長があると言えるでしょう。
あなたのこだわりを最高の形で実現し、ヘアスタイルを“作品”の領域へと高めるために。ぜひ一度、メンズヘアのプロフェッショナルである私たち理容師にご相談ください。
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