【メンズ短髪】茶髪完全ガイド|似合う色の選び方からバレないオーダー術まで
「黒髪もいいけど、少しだけ印象を変えて、垢抜けたい」
「ヘアカラーに挑戦したいけど、派手すぎるのはちょっと違う…」
そんな風に思う男性にとって、「茶髪(ブラウンカラー)」は、最も身近で、かつ最も効果的に印象を変えることができる最高の選択肢です。
しかし、一言で「茶髪」と言っても、その色味や明るさは様々。選び方を間違えると、かえって顔色が悪く見えたり、品のない印象になったりすることも。
この記事では、メンズ短髪を最高におしゃれに見せるための、茶髪の選び方から、失敗しないオーダー術、そしてプロの技術の秘密まで、その全てを徹底的に解説します。
なぜ「茶髪」は、メンズの印象を劇的に変えるのか?
髪色を少し明るくするだけで、あなたの印象は驚くほど変わります。
- 柔らかく、親しみやすい印象に黒髪が持つ、シャープで少し硬い印象を和らげ、親しみやすく、優しい雰囲気を演出します。話しかけやすい、柔らかなオーラをまとえます。
- ヘアスタイルに軽やかさと立体感が生まれる髪色が明るくなることで、髪の動きや毛束の流れが見えやすくなります。これにより、ヘアスタイル全体に軽やかさと立体感が生まれ、のっぺりとした印象から解放されます。
- ファッションがもっと楽しくなる黒髪に比べて、様々な色の洋服と合わせやすくなり、コーディネートの幅が広がります。髪色が変わるだけで、いつもの服装もぐっとおしゃれに見えるはずです。
- 肌の色をきれいに見せる効果自分に合ったトーンの茶髪は、肌のくすみを飛ばし、顔色を明るく健康的に見せてくれる効果も期待できます。
【なりたいイメージ別】人気のメンズブラウンカラー
あなたのなりたいイメージに合わせて、最適な「茶髪」を選びましょう。
① ダークブラウン / アッシュブラウン【ビジネスOKの鉄板】
地毛に近い、落ち着いたトーンの茶髪。室内では黒髪に近く見え、太陽の光に当たると、ほんのりと茶色味がわかるくらいの明るさです。特に、赤みを抑えた「アッシュブラウン」は、クールで知的な印象を与えます。バレにくく、誠実な印象を保ちつつ、さりげなく垢抜けられるため、初めてのヘアカラーにも最適です。
② ミルクティーブラウン / ベージュ系【柔らか&トレンド】
赤みを徹底的に抑えた、まろやかで透明感のある茶髪です。優しく中性的な雰囲気を演出し、人気の韓国風スタイルとも相性抜群。多くの場合、理想の透明感を出すためにはブリーチ(髪の色素を抜く施術)が必要になります。
③ ピンクブラウン / オレンジブラウン【個性をプラス】
定番のブラウンに、暖色系の色味を少しだけ加えた、遊び心のあるスタイル。ほんのりとした色味が血色を良く見せ、華やかで親しみやすい印象を与えます。周囲と少しだけ差をつけたい、おしゃれ上級者におすすめです。
失敗しない!自分に似合う茶髪の見つけ方
自分に似合う色を見つけるための、簡単なヒントをご紹介します。
- 肌の色で選ぶ(パーソナルカラー)
- イエベ(黄みがかった肌色)の方: ゴールド系、オレンジ系、オリーブ系のブラウンなど、温かみのある色が肌に馴染みやすいです。
- ブルベ(青みがかった肌色)の方: アッシュ系、ピンク系、グレージュなど、赤みのないクールな寒色系の色が、肌の透明感を引き立てます。
- ブリーチは必要?
- ブリーチなしで出来る色: 落ち着いたダークブラウンや、自然なブラウンなど、**7~9トーン(レベル)**くらいまでの明るさが目安です。
- ブリーチが必要な色: ミルクティーベージュのようなハイトーンや、透明感の強いアッシュなど、11トーン以上の明るい色を目指す場合は、ブリーチが必要になることがほとんどです。
短髪をセルフカラーで染める、意外な落とし穴
「短髪なら、自分で染めるのも簡単そう」と思うかもしれませんが、短髪だからこその大きなリスクがあります。
- 品のない「赤み・オレンジみ」が出やすい日本人の髪は、もともと赤みが出やすい性質があります。市販のカラー剤では、この赤みを抑えるのが非常に難しく、結果的に品のない、明るすぎる茶髪になりがちです。
- 根元だけ明るくなる「プリン」状態短髪は、根元が頭皮の熱で温まりやすく、薬剤が過剰に反応してしまいます。その結果、毛先よりも根元だけが明るく染まってしまう、という失敗が非常に多いのです。
なぜ「品のある茶髪」はプロの理容師にしか創れないのか?
自分に本当に似合う、そしてダメージレスで美しい「品のある茶髪」は、プロの理容師にしか創り出すことはできません。
- ① あなたに似合う色を見抜く「診断力」プロの理容師は、あなたの肌や瞳の色、ファッションの好み、そしてライフスタイル(職場の規定など)を総合的に判断し、あなたに最も似合う「品のある茶髪」を提案します。
- ② 赤みを消す、プロの「カラー調合技術」日本人特有の赤みを打ち消すための「補色(青や緑)」を、カラー剤にミリグラム単位で調合する。この専門的な技術こそが、セルフカラーでは決して真似できない、透明感のある美しい茶髪を創り出す秘訣なのです。
- ③ カットとカラーの完璧な「連動」カラーで髪が軽く見えることを計算し、カットで絶妙な重さを残したり、茶髪にした時に最も美しく見える毛流れや束感を、カットの段階で“仕込んで”おいたり。プロは、常に完成形をイメージして、カットとカラーをデザインします。
- ④ 男の身だしなみを極める「トータルケア」カラーリングした美しい髪と、理容室の真骨頂であるシェービングで整えられたシャープな眉や清潔な肌。理容室なら、髪色だけでなく、顔全体の印象をトータルでプロデュースし、あなたの魅力を極限まで高めることができます。
まとめ
メンズの短髪において、「茶髪」は、手軽に、そして劇的に印象を変えることができる最高の手段です。しかし、その一歩を踏み出すなら、ぜひ「品のある、あなたに似合う茶髪」を目指してください。
そのためには、あなたの魅力を最大限に引き出し、ダメージレスで美しい髪色を実現してくれる、男性の髪と肌を熟知したプロの理容師に相談することが、最も賢く、そして確実な選択です。ぜひ一度、お近くの理容室で、新しい自分に出会うためのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。