【メンズ短髪】トップ長めの髪型カタログ|頼み方からセット術まで完全ガイド
「短髪の清潔感は好きだけど、ベリーショートのように短すぎるのは少し抵抗がある…」
「スタイリングで色々遊びたいから、トップの長さはしっかりと残したい」
そんな風に考えているあなたへ。サイドや襟足はすっきりとさせつつ、トップにはデザインの余白を残した「トップ長め」の短髪スタイルは、まさに現代メンズヘアの“最適解”の一つです。
清潔感とスタイリングの自由度を完璧に両立できるこのスタイルは、あなたの魅力を最大限に引き出してくれます。この記事では、そんな「トップ長め」スタイルの魅力から、人気の髪型、そして失敗しないオーダー方法まで、その全てを徹底解説します。
なぜ「トップ長め」短髪は、これほど人気なのか?
多くの男性がこのスタイルを選ぶのには、見た目のおしゃれさだけではない、4つの大きなメリットがあります。
- ① スタイリングの自由度が無限大その日の気分やシーンに合わせて、トップの髪を上げたり、下ろしたり、センターで分けたり、無造作に散らしたり…。スタイリング一つで全く違う表情を楽しめるのが、トップ長めスタイルの最大の魅力です。
- ② 優れた骨格補正効果トップにボリュームや高さを出すことで、丸顔やベース顔の輪郭を、理想的とされる「ひし形シルエット」に近づけることができます。また、後頭部に長さを残すことで、絶壁をカバーする効果も期待できます。
- ③ ON/OFFの使い分けが完璧平日のビジネスシーンでは、ジェルやグリースで七三分けやアップバングにセットして、誠実できちんとした印象に。休日はワックスを揉み込んで、ラフでカジュアルなスタイルに。この完璧な2WAY仕様が、デキる男の日常を支えます。
- ④ 大人の余裕と色気を演出短すぎる髪型にはない、柔らかな動きや自然な毛流れ。これが、作り込みすぎていない、大人の余裕やアンニュイな色気を醸し出してくれるのです。
トップの長さで魅せる!人気の最旬ヘアスタイル
トップの長さを活かした、人気のヘアスタイルをご紹介します。
① ツーブロック × アップバング
トップの長さを活かして前髪をしっかりと上げる、精悍で爽やかな王道スタイル。サイドをツーブロックにすることで、清潔感がさらに際立ちます。ビジネスシーンでも好感度抜群です。
② フェード × 七三分け(サイドパート)
長めに残したトップを、ジェルやグリースでクラシックに分けるスタイル。サイドをスキンフェードにすることで、伝統的なスタイルの中に現代的なシャープさが加わり、非常に洗練された印象になります。
③ センターパート / マッシュショート
トップから前髪にかけての長さを活かし、自然な毛流れや丸みのあるシルエットを作る、トレンド感あふれるスタイル。特にパーマとの相性が良く、優しく知的な雰囲気を演出できます。
④ パーマスタイル(スパイラル/ツイスト)
トップの長さを最大限に利用し、パーマで個性的な動きと質感を加えるスタイル。スタイリングが非常に楽になるという大きなメリットもあり、直毛で動きが出にくい方に特におすすめです。
失敗しない!「トップ長め」のオーダーで伝えるべき3つのこと
理想のスタイルを叶えるために、理容室でオーダーする際のポイントを押さえておきましょう。
- トップの「長さ」と「スタイリングイメージ」を伝える「ワックスで立てて、束感が出せるくらいの長さ」「前髪を下ろして、目にギリギリかからないくらい」「センターで分けたいので、それに必要な長さを」など、あなたがセットした後の完成形を具体的に伝えることが重要です。
- サイドと襟足の「処理」を明確にするトップの長さをどう活かすかは、周りの短さとのバランスで決まります。「トップの長さを強調したいので、サイドはツーブロックでしっかり刈り上げてください」「襟足はバリカンを使わず、自然なテーパーでお願いします」など、トップ以外の部分の処理を明確に伝えましょう。
- 「質感」をリクエストする「毛量を減らして、軽くて動きが出るようにしてください」「あえて重さを残して、まとまりやすくしてください」など、カットによる質感調整の要望を伝えることで、より理想のスタイルに近づきます。
なぜ「最高のトップ長めスタイル」はプロの理容師にしか創れないのか?
「トップ長め」という、一見するとシンプルなオーダー。しかし、そのスタイルを最高にカッコよく見せるためには、プロの理容師による、目に見えない緻密な計算と技術が不可欠です。
- ① “土台”を創る、刈り上げの圧倒的技術あなたのトップの長さを活かすも殺すも、それを支えるサイドとバックの刈り上げ(ツーブロックやフェード)の美しさで全てが決まります。頭の形に合わせて、ミリ単位で濃淡を調整する精密な刈り上げは、まさに理容師の真骨頂です。
- ② 動きを“仕込む”カット技術あなたが自宅でスタイリングしやすいように、プロはトップの髪に絶妙な毛量調整(セニング)や質感調整(テクスチャーカット)を施し、動きや束感が出やすいようにあらかじめ「仕込み」を入れます。これがあるからこそ、簡単なセットでプロの仕上がりが再現できるのです。
- ③ 「パーマ」という最強の武器あなたの髪質やなりたいイメージに合わせて、最適なパーマを提案できるのもプロの強み。トップの長さを活かしたツイストスパイラルや波巻きパーマなど、パーマを組み合わせることで、デザインの幅は無限に広がります。
- ④ 全体のバランスを整える「シェービング」長さを残した遊び心のあるトップのスタイルと、カミソリでシャープに整えられた眉やフェイスライン。この美しい対比が、スタイル全体の完成度を劇的に格上げします。このトータルデザインこそ、理容室が提供できる最高の価値です。
まとめ
清潔感とスタイリングの自由度を両立できる「トップ長め」の短髪スタイルは、現代の男性にとって、非常に魅力的で万能な選択肢です。
理想のスタイルを手に入れるには、オーダーの際に「トップの長さとセットイメージ」「サイドの処理」を具体的に伝えることが重要です。
しかし、その長さを活かすための土台となる刈り上げ技術や、動きを仕込むカット技術こそが、スタイルの完成度を決定づける最も重要な要素です。あなたの「なりたい」を最高の形で叶えるために、ぜひ一度、お近くの理容室で、メンズヘアのプロフェッショナルに相談してみてはいかがでしょうか。