スキンフェード×グリース。その“艶”が、男を上げる。プロが教える、正しい使い方と選び方
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シャープでクリーンなスキンフェード。その完璧なスタイルを、さらに一段上の、艶やかで品格のある領域へと引き上げる、魔法のスタイリング剤があるのをご存知でしょうか。
それが、世界中のバーバー(理容室)で、プロの理容師たちが絶大な信頼を寄せる**「グリース」**です。
「ワックスやジェルとは、一体何が違うの?」
「自分でも、あのウェットで艶やかな質感を出せるだろうか?」
そんな、スタイリングにこだわりたいあなたの疑問に、この記事が全てお答えします。スキンフェードにおけるグリースの正しい使い方、選び方、そしてその驚くべき効果を知れば、あなたのヘアセットは新たな次元へと進化するはずです。
Contents
「グリース」とは何か?ジェルやワックスとの違い
まず、グリースがどんな整髪料なのか、その立ち位置を明確にしておきましょう。
グリースは、主に水溶性(水性)で、「ツヤ感(ウェット感)」と「セット力」を、非常に高いレベルで両立しているのが最大の特徴です。
- ジェルとの違いジェルほどパリパリに固まりすぎないため、一日の中で手ぐしを通して、スタイルを修正(リスタイリング)することが可能です。
- ワックスとの違いワックスよりも**圧倒的にツヤが出て、髪にまとまりを与えます。**ラフな動きよりも、整然とした毛流れを作るのを得意とします。
- ポマードとの違い伝統的な油性ポマードが持つ強いセット力とツヤ感を再現しつつ、現代のライフスタイルに合わせてシャンプーで簡単に洗い流せるように進化したものが、水性グリース(水性ポマード)です。
なぜ、スキンフェードに「グリース」は最高の相棒なのか?
この二つの組み合わせは、互いの魅力を最大限に引き出し合う、まさに“黄金コンビ”です。
- 1. “艶”が、スタイルに品格と大人の色気を宿すグリースが生み出す、濡れたような艶やかな質感が、スキンフェードの持つシャープで硬派な印象に、柔らかさと大人の色気をプラスします。特に、スーツスタイルなど、品格が求められる場面で、その真価を発揮します。
- 2. フェードのグラデーションを、より美しく見せるトップの髪に美しいツヤが出ることで、サイドのマットな質感のフェード部分とのコントラストが際立ち、0mmから始まるグラデーションがより一層、立体的で美しく見えます。
- 3. どんな髪質も、思いのままにコントロール硬くて広がりやすい直毛は、グリースの適度な重さと高いセット力で、ビシッと抑えつけ、美しい毛流れを作ることができます。一方、パサつきがちなパーマヘアは、グリースの水分と油分で潤いを与え、カールのリッジ(輪郭)をくっきりと再現することができます。
【プロ直伝】グリースを使った、スキンフェードのセット術
自宅で、サロンのようなプロの仕上がりを再現するための、簡単な手順です。
- 髪は「ハーフウェット」が基本ドライヤーで完全に乾かしきるのではなく、**少し湿り気が残っている状態(ハーフウェット)**で付け始めるのが、グリースを最も活かすコツです。
- 適量(10円玉大)を手のひらでしっかり伸ばす透明になるまで、指の間まで均一に、そしてしっかりと伸ばします。
- 根元から、毛流れに沿って馴染ませる後頭部からトップへ、そして最後に前髪へ。髪の根元から毛先に向かって、毛流れに沿うように、優しく撫でつけるように馴染ませていきましょう。
- コーム(櫛)で仕上げる最後に、目の粗いコームやバーバーコームを使って、全体の毛流れを整えます。この一手間が、手ぐしでは作れない、均一で美しい「面」を生み出し、あなたのスタイルをクラシックで洗練されたものへと格上げします。
グリースが活きる、おすすめのスキンフェードスタイル
- サイドパート(七三分け) / スリックバック(オールバック)クラシックなバーバースタイルの王道。グリースの持つツヤとホールド力が、これらのスタイルを完璧に再現します。
- パーマスタイル(濡れパン、ウェーブなど)パサつきを抑え、カールのリッジをくっきりと、そしてセクシーなウェット感と共に再現します。
- クロップスタイル定番のマットワックス仕上げとは一味違う、モードで艶のある、個性的な質感に仕上げたい場合にもおすすめです。
まとめ:その一滴の“艶”が、男を上げる。
グリースは、あなたのスキンフェードスタイルに「ツヤ」「まとまり」「色気」という、大人の男性に必要な要素を与え、ワンランク上のスタイルへと昇華させる、最高のパートナーです。
ワックスでもジェルでもない、グリースだからこそ表現できる、絶妙な質感をぜひ体験してみてください。
最高のスタイリングは、最高のカットがあってこそ。あなたの髪質とスタイルに本当に合うグリースは何か、そしてその魅力を最大限に引き出すカットとは。その答えを、ぜひ私たちプロと一緒に見つけませんか?
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