「ボサボサ髪」を卒業したい男性へ。清潔感のある、まとまる髪の作り方
寝起きの鏡に映る、あちこちにはねて、まとまりのないご自身の「ボサボサ」な髪の姿に、毎朝ため息をついてはいませんでしょうか。そのように手入れが行き届いていないように見える髪は、ご自身の清潔感を損ない、せっかくの印象を台無しにしてしまう原因にもなりかねません。しかし、そのお悩みは、日々のいくつかの簡単な習慣を見直すことで、見違えるように改善することが可能です。
「ボサボサ」に見える、その主な原因とは
髪が「ボサボサ」に見えてしまうのは、多くの場合、「寝癖などの髪の乱れ」と、乾燥やダメージによる「まとまりのない質感」という、二つの要素が組み合わさっていることが原因です。特に、夜、髪を洗った後に、髪を完全に乾かさずに寝てしまうことは、不規則な癖がついてしまう最も大きな原因となります。また、髪が乾燥していると、静電気が起きやすくなったり、空気中の湿気の影響を受けやすくなったりして、さらにまとまりのない状態になってしまうのです。
夜のうちに決まる、翌朝のまとまり
ボサボサ髪を防ぐための、最も重要で効果的な習慣は、夜、お風呂から上がった後に、ドライヤーで髪の根元から完全に乾かすことです。髪が濡れている間に、正しい方向に乾かしてあげることで、翌朝の髪の収まりは劇的に良くなります。さらに、髪を乾かす前に、洗い流さないタイプの補修剤(トリートメント)で髪全体を保湿し、保護しておくことも、寝癖がつきにくく、まとまりやすい髪の土台を作る上で非常に効果的です。サロンで扱っている専門的な品々は、こうした日々の基本的なお手入れの質を格段に向上させてくれます。
朝の数分で変わる、寝癖直しの基本とスタイリング
もし、朝、起きた時に寝癖がついてしまっていた場合、その直し方にも秘訣がございます。多くの方が、はねている毛先だけを水で濡らして直そうとしますが、それでは癖はなおりません。癖の原因は毛先ではなく「根元」にあります。はねている部分の根元を、地肌からしっかりと濡らし、ドライヤーで乾かし直すことが、癖をリセットするための不可欠な手順です。その上で、髪にまとまりと艶を与え、一日中スタイルを保ってくれる整髪料を使うことが、清潔感を演出するための仕上げの鍵となります。
そもそも「ボサボサになりにくい髪型」にするという選択
毎朝の手入れを格段に楽にするための、最も効果的な方法は、お客様一人ひとりの生え癖や髪質に合わせて、そもそも「ボサボサ」になりにくいように、専門家がカットを施すことです。私たち理容師は、髪が乾いただけでも自然にまとまるように、毛の流れや重なりを計算して髪型を創り上げることができます。また、場合によっては、扱いにくい寝癖をごまかすのではなく、計算されたパーマをかけることで、それを無造作でお洒落なスタイルに見せるという、より積極的な解決策もございます。
まとめ:毎日の手入れで、清潔感と自信を手に入れる
「ボサボサ髪」というお悩みは、夜と朝の正しい手入れの習慣、そしてそれを支える専門家によるカットがあれば、必ず卒業できるものです。毎朝の憂鬱な時間から解放され、自信を持って一日をスタートするために、ぜひ一度、サロンで私たち髪のプロフェッショナルにご相談ください。