若い人の白髪染め。おじさんぽくならない、おしゃれな解決策とは
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「まだ10代、20代なのに白髪が生えてきて、周りの目が気になる」「実年齢よりも老けて見られてしまうのが辛い」。そんな、若い世代ならではの白髪(若白髪)の悩みは、非常にデリケートで深刻なものです。白髪染めは年配の方向けのものだと思われがちですが、若い世代こそ、正しい知識でおしゃれにカバーすることが、自信を取り戻すための鍵となります。
Contents
なぜ?若い世代に白髪が生える原因
若くして白髪が生えてくる「若白髪」は、決して珍しいことではありません。その原因を正しく理解し、まずは落ち着いて向き合うことが大切です。
若白髪との向き合い方
- 主な原因は遺伝的要因
若白髪の最も大きな原因は、遺伝的な要因であると考えられています。ご両親や祖父母に若白髪の方がいる場合、ご自身も同じような傾向を持つ可能性が高くなります。 - その他の要因
過度なストレスや睡眠不足、偏った食生活による栄養不足といった、生活習慣の乱れが、髪の健康に影響を与える場合があるとも言われています。 - 気になっても「抜く」のは絶対にNG
白髪を見つけると、つい抜いてしまいたくなるかもしれませんが、これは絶対にやめましょう。毛根を傷つけてしまい、次に健康な髪が生えてこなくなる、あるいは炎症を起こすといったリスクがあります。
若い人が白髪染めで失敗しないためのポイント
若白髪をカバーしようと白髪染めに挑戦した結果、かえって不自然で老けた印象になってしまう、という失敗は避けたいものです。
「おじさんぽい」を回避する色の選び方
- やってはいけないNG例
「真っ黒」に染める
これが最も多い失敗例です。市販の白髪染めの「黒」を選ぶと、地毛が持つ微妙な赤みや明るさのない、まるで墨汁で塗りつ潰したような、のっぺりとした不自然な真っ黒になってしまいます。これが、かえって「染めている感」を強調し、老けた印象を与えてしまう最大の原因です。 - 効果がないNG例
「ファッションカラー」でごまかす
逆におしゃれな髪色にしようと、ドラッグストアなどで売っている明るいファッションカラーを使っても、白髪を染める力はほとんどありません。黒髪部分は少し明るくなりますが、肝心の白髪は染まらずにキラキラと光ってしまい、余計に目立ってしまう結果になります。 - 自然に見せるための基本
不自然さを避けるためには、ご自身の地毛の色に近い、少しだけ明るさのあるナチュラルブラウンや、赤みを抑えたアッシュブラウンなどを選ぶのが基本です。
理容室だからできる!若さを活かすデザインカラー
若い世代の白髪の悩みは、ただ隠すだけでなく、それを逆手にとってデザインに変えるという、ポジティブな解決策があります。それにはプロの技術が不可欠です。
白髪を「悩み」から「個性」へ
- 白髪ぼかし(メッシュ・ハイライト)
若い世代に最もおすすめしたいのが、この方法です。髪全体に、白髪と馴染むような細いハイライト(明るい筋)をデザインとして入れることで、気になる若白髪をハイライトの一部としてカモフラージュします。白髪を隠しながら、同時に立体的でおしゃれなハイトーンカラースタイルを楽しむことができます。 - 透明感のあるアッシュ・グレー系カラー
白髪があるということは、その部分がすでにブリーチされたような状態に近いということです。これを活かすことで、黒髪からではブリーチが必須となるような、透明感のあるアッシュやグレーといったトレンドのくすみカラーを、より少ないダメージで表現できる可能性があります。 - 必要な部分だけのポイントカラー
白髪が前髪やもみあげなど、特定の部分に集中している場合は、その部分だけを周りの地毛の色に合わせて自然に染める「部分染め」も有効です。髪全体を染める必要がないため、ダメージも時間も最小限に抑えられます。 - プロによる的確なカウンセリング
あなたの白髪の量や生え方、そしてファッションやライフスタイル、なりたいイメージを丁寧にヒアリングします。その上で、「隠す」のがベストなのか、「活かす」デザインが良いのか、専門家の視点から最適なアプローチを一緒に考え、提案します。
まとめ
若いからこそ、白髪の悩みは深刻です。しかし、その悩みを解決する方法は、ただ暗い色で隠すだけではありません。若さを活かした「白髪ぼかしハイライト」のように、白髪をデザインの一部として楽しむ、新しい選択肢があります。セルフカラーで不自然な仕上がりになって後悔する前に、ぜひ一度、プロにご相談ください。経験豊富な理容師が、あなたの白髪の悩みを、誰もが羨む「個性」へと変えるお手伝いをします。
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