白髪染め後のパサつきはトリートメントで解決。自宅ケアとサロンケアの違い
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白髪染めを繰り返していると、髪のパサつき、ごわつき、ツヤの低下などが気になってくることはありませんか。「白髪は隠したいけれど、髪が傷むのは仕方がない」と諦めてしまいがちですが、実は白髪染めとトリートメントはセットで考えるべき大切な関係です。正しいトリートメントケアを取り入れることで、髪の状態は大きく改善し、美しい髪色を長く楽しむことができます。
Contents
自宅で手軽にできる「カラートリートメント」とは?
まず、自宅でのケアとして人気があるのが、染毛とトリートメントを同時に行う「カラートリートメント」です。これは、一般的な白髪染め(染毛剤)とは異なる特徴を持っています。
日々のケアで白髪を目立たなくする
- カラートリートメントの仕組み
髪を脱色する作用はなく、髪の表面に少しずつ色素をコーティングしていくことで、白髪を目立たなくさせるアイテムです。トリートメント成分が主成分のため、髪をいたわりながら白髪をケアできるのが特徴です。 - メリット
手軽さ
普段のシャンプー後、トリートメントの代わりとして使えるため、非常に手軽です。
ダメージの少なさ
髪の内部構造に影響を与えないため、髪や頭皮への負担が少なく、毎日でも使用できます。 - デメリット
染まり方が穏やか
一度の使用で完全に染まるわけではなく、数日間連続して使用することで徐々に色づいていきます。
黒髪の色は変わらない
あくまで白髪に色を乗せるだけなので、黒髪を明るくすることはできません。
色落ちしやすい
使用を中止すると、シャンプーのたびに徐々に色が落ちていきます。
白髪染めで傷んだ髪を補修する「アフタートリートメント」の重要性
次に、白髪染めによって受けたダメージを直接ケアするのが「アフタートリートメント」です。きれいな髪色と質感を保つためには、このケアが欠かせません。
きれいな髪色と質感を保つために
- 白髪染めが髪に与えるダメージ
一般的な白髪染めは、アルカリ剤で髪の表面のキューティクルを開き、薬剤を浸透させます。このとき、髪の内部にある栄養分や水分が流出しやすい状態になり、これがパサつきやごわつきの主な原因となります。 - トリートメントの役割
トリートメントは、流出してしまった栄養分を髪の内部に補給し、開いたキューティクルを閉じて表面を滑らかに整える役割を果たします。これにより、ダメージを補修するだけでなく、染料が外に流れ出るのを防ぎ、結果として色持ちを良くする効果も期待できます。 - 自宅でのケアのポイント
白髪染めをした後は、カラーリングヘア専用のトリートメントを選ぶのがおすすめです。シャンプー後、髪の水気をよく切り、毛先を中心に揉み込むように馴染ませ、少し時間を置いてから洗い流すとより効果的です。
なぜ理容室のトリートメントは効果が違うのか
自宅でのトリートメントも大切ですが、理容室で行うプロのトリートメントは、その効果の高さと持続性に大きな違いがあります。
プロによる集中ダメージケア
- 高濃度・高機能な専門薬剤
市販のトリートメントが髪の表面をコーティングすることが主な役割なのに対し、サロンのトリートメントは髪の内部補修に特化した高濃度の栄養成分(ケラチン、コラーゲンなど)を豊富に含んだプロ専用の薬剤を使用します。 - 髪質に合わせたオーダーメイドのケア
プロの理容師が、お客様一人ひとりの髪質やダメージのレベル、白髪染めの履歴などを正確に診断します。その上で、数種類あるトリートメントの中から最適なものを選んだり、複数の薬剤を組み合わせたりして、オーダーメイドのケアを行います。 - 浸透力を最大化させるプロの技術
専用のスチーマーなどで髪に蒸気をあててキューティクルを開き、栄養成分を髪の芯まで届けたり、特別なマッサージで浸透を促進させたりと、サロンでしかできない工程でトリートメント効果を最大限に引き出します。 - 白髪染めとの同時施術による相乗効果
白髪染めの直後にサロントリートメントを行うのが最も効果的です。カラーリングでアルカリ性に傾いた髪を、本来の弱酸性に戻しながらキューティクルをしっかりと引き締めます。ダメージをその日のうちに補修することで、手触りが格段に向上し、美しい髪色が長持ちします。
まとめ
日々の手軽な白髪対策には「カラートリートメント」、染めた後のダメージケアには「アフタートリートメント」が有効です。しかし、白髪染めによるダメージを根本からケアし、サロンで染めたような美しい髪色と質感を長く保つためには、プロによる集中ケアが最も効果的です。白髪染めとトリートメントは、もはや切り離せない関係です。ダメージを諦める前に、ぜひ一度、理容室の本格的なヘアケアをご体験ください。
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