白髪染め後のシャンプー選び|色持ちと髪のケアを両立するプロの選択
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白髪染めをした後、毎日使うシャンプーを何気なく選んでいませんか?実は、シャンプーの選び方一つで、せっかくきれいに染めた髪色の持ちや、髪のコンディションは大きく変わります。特に、汗や皮脂、紫外線などで髪がダメージを受けやすい夏場は、その選択がより重要になります。
この記事では、白髪染めとシャンプーの正しい関係について、プロの視点から詳しく解説します。
Contents
白髪染め後の「シャンプー」、2つの役割と選び方
白髪染めをしている方向けのシャンプーには、その目的によって大きく分けて二つのタイプがあります。ご自身の目的はどちらなのかを考え、最適なものを選びましょう。
あなたの目的は「守る」こと?それとも「補う」こと?
- タイプ1
色を「守る」カラーケアシャンプー
こちらは、シャンプー自体に染料は入っておらず、洗浄力をマイルドにすることで、シャンプー時の染料の流出を最大限に防ぐことを目的としたシャンプーです。また、カラーによるダメージでアルカリ性に傾いた髪を、健康な状態である弱酸性に戻したり、傷んだ部分を補修するトリートメント成分が豊富に含まれています。サロンで染めた美しい色を、一日でも長くキープしたい方におすすめです。 - タイプ2
色を「補う」カラーシャンプー
こちらは「毛染めシャンプー」とも呼ばれ、シャンプー自体に染料が含まれているタイプです。洗うたびに少しずつ髪に色素を補給し、日々のシャンプーで失われていく色味を補充します。これにより、色落ちしてキラキラと目立ってきた白髪をぼかす効果があります。
効果を最大限に引き出す、シャンプーの正しい使い方
どちらのタイプのシャンプーを使うにしても、毎日のケアで少し意識を変えるだけで、その効果は大きく変わります。
毎日のケアで差がつくポイント
- ぬるま湯で優しく洗う
熱いお湯は、髪の表面を覆うキューティクルを開かせ、カラー色素が流れ出る原因になります。シャンプーやすすぎは、38度程度のぬるま湯で行い、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗いましょう。 - カラーシャンプーは「泡パック」
カラーシャンプーを使う場合は、しっかりと泡立てて髪全体に行き渡らせた後、すぐに洗い流さずに2分から3分ほど時間を置くと、色素が髪に定着しやすくなり効果的です。 - 洗髪後はすぐに乾かす
濡れたままの髪は、キューティクルが開いた非常に無防備な状態です。タオルで優しく水気を取った後、放置せずに、すぐにドライヤーで乾かすことが色持ちとダメージ防止のために重要です。
なぜプロの施術は、シャンプーをしても色落ちしにくいのか
どんなに優れたシャンプーを使っても、その効果を最大限に活かすには、染める際のプロの技術が不可欠です。
本当のケアは、染める瞬間から始まっている
- ダメージを最小限に抑える
プロは、お客様の髪質やダメージレベルに合わせて、髪への負担が少ない薬剤を選び、根元と毛先を塗り分けるなど、ダメージを最小限に抑えるための技術を駆使します。健康な状態に近い髪ほど、色素を内部にしっかりと留めておく力は強くなります。 - 色落ちの原因を「除去」する
サロンでのカラー施術後には、髪や頭皮に残留するとダメージと色落ちの直接的な原因になる「アルカリ」などの化学成分を、専用の薬剤を使って徹底的に除去します。このプロならではの工程が、セルフカラーとの色持ちの決定的な差を生み出すのです。
理容室で受ける、髪と頭皮のトータルケア
美しい髪は、健康な頭皮から生まれます。シャンプーだけでは届かない領域のケアも重要です。
シャンプーだけでは届かない領域
- ヘッドスパによる頭皮環境の改善
シャンプーでは落としきれない毛穴の奥の皮脂汚れや、スタイリング剤の残留物を、プロのヘッドスパでディープクレンジング。健康な頭皮環境を整えることが、美しい髪を育むための最も重要なケアです。 - あなたに最適なシャンプー選びのアドバイス
プロの理容師が、あなたの現在の髪質、頭皮の状態、そしてサロンで染めた色味を総合的に考慮し、市場に数多くある製品の中から、あなたに本当に合ったシャンプー選びをお手伝いします。
まとめ
白髪染め後のシャンプー選びは、美しい髪色を長く楽しむために非常に重要です。しかし、最高のシャンプーも、プロによる完璧なカラー施術という「土台」があってこそ、その真価を発揮します。
ダメージを抑え、色持ちを良くし、そしてあなたの髪に最適なケア方法までを提案する。それが、私たちプロの理容師の仕事です。ぜひ一度、あなたの髪の悩みを相談してみませんか。
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