白髪染めが染まらない原因は?しっかり染めるためのコツとプロの技術
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説明書通りに時間を置いたのに、洗い流してみたら白髪が全く染まっていない。あるいは、キラキラと色が浮いたようになってしまった。そんな悔しい経験はありませんか?
白髪がうまく染まらないのには、あなたの髪質や薬剤、そして染め方など、いくつかの明確な理由があります。この記事では、セルフの白髪染めが染まらない原因と、それを解決するためのプロの技術について詳しく解説します。
Contents
あなたの白髪が染まらない、3つの主な原因
白髪が染まらない、あるいは染まりにくいと感じる場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
原因を特定することが解決への第一歩
- 1. 髪質の問題
髪が元々太く硬い方や、表面のキューティクルが健康でしっかりと閉じている方、あるいはシリコンなどでコーティングされていて水を弾きやすい「撥水毛」の方は、カラー剤の染料が髪の内部に浸透しにくく、染まりにくい傾向があります。 - 2. 薬剤の問題
白髪の量に対して、白髪を染めるための色素が不足している薬剤(例えば、明るめのファッションカラーなど)を使っていると、白髪をカバーしきれずに色が浮いたように見えてしまいます。 - 3. 染め方の問題
塗布する薬剤の量が少なすぎたり、室温が低すぎて薬剤がうまく化学反応しなかったり、あるいはスタイリング剤や皮脂が髪に過剰に付着していて、薬剤の浸透を妨げている、といったケースも考えられます。
自宅でできる!染まりを良くするためのセルフケアのコツ
もしご自宅で染めるなら、以下のポイントを意識するだけで、染まり具合は改善される可能性があります。
染める前の準備と工夫
- 染める前日はノンシリコンシャンプーで
髪の表面をコーティングするシリコンなどが含まれていないシャンプーで洗っておくと、染める当日に、染料が髪の内部に浸透しやすくなります。 - 薬剤はたっぷりと、根元に「置く」
特に染まりにくい生え際やもみあげには、薬剤を薄く伸ばすのではなく、髪の上に「置いてくる」ようなイメージで、たっぷりと塗布しましょう。 - 部屋を暖かく保ち、ラップで保湿・保温
ヘアカラー剤は、温度が低いと化学反応が鈍くなります。夏場は問題ありませんが、冬場などは室温を20度から25度程度に保ちましょう。また、薬剤を塗布した後にラップで髪全体を覆うことで、体温で保温され、染まりが良くなります。
「染まらない髪」を染める、プロフェッショナルの技術
セルフケアで工夫をしても染まらない頑固な白髪も、プロは様々な知識と技術を駆使して、美しく染め上げます。
診断力と薬剤知識、そして設備が違う
- 正確な毛髪診断
プロはまず、お客様の髪がなぜ染まりにくいのか、その原因(撥水毛なのか、キューティクルが厚いのかなど)を、触診や視診、カウンセリングを通じて正確に診断します。 - オーダーメイドの薬剤調合
診断結果に基づき、浸透力を高めるための薬剤を選んだり、染料の濃度を調整したりと、あなたの染まりにくい髪質のためだけに、薬剤をオーダーメイドで調合します。 - 専用機器による加温
遠赤外線で髪の芯から均一に温める「促進機」など、サロン専用の設備を使うことで、薬剤の化学反応を最大限に引き出し、ご自宅では不可能なレベルで、染まりにくい髪もしっかりと染め上げます。
「染める」から「活かす」へ。理容室からの新しい提案
そもそも、染まりにくい白髪を無理に染めるのではなく、デザインの一部として活かしてしまう、という新しい選択肢もあります。
染まらない悩みからの解放
- 白髪ぼかしハイライト
この技術は、白髪を完全に染めきることを目的としません。黒髪の部分にハイライトを入れることで、白髪をそのハイライトに紛れ込ませ、デザインとして活かします。白髪が多少染まっていなくても、それが自然な立体感に見えるため、ストレスがありません。 - 頭皮環境のリセット
特に夏場は、汗や皮脂で髪の表面がコーティングされ、染まりにくい状態になりがちです。理容室のヘッドスパで、まず頭皮と髪の汚れを徹底的にリセットすることで、カラー剤が浸透しやすい健康な状態に導きます。
まとめ
白髪が染まらないという悩みには、様々な原因が考えられます。まずは、ご自宅でできる対策を試してみてください。
しかし、それでも解決しない頑固な白髪や、ご自身の髪質そのものに原因がある場合は、プロの診断と技術を頼るのが最も確実で、安全な方法です。あなたの髪質に合わせた最適な薬剤と技術で、ストレスなく白髪を染める。あるいは、白髪を活かした新しいスタイルに出会う。そんな体験を、ぜひ一度、メンズヘアの専門家である理容師にご相談ください。
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