白髪染めは濡れた髪?乾いた髪?正しい使い方とプロの答え
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「白髪染めって、髪が濡れた状態でやるの?それとも乾いた状態?」特に、お風呂場で手軽に済ませたいと考えると、この疑問は必ず浮かびますよね。
実はこの問いの答えは、「使う白髪染めの種類によって全く違う」というのが正解です。間違った使い方をすると、染まりが悪かったり、髪をひどく傷めたりする原因にもなります。この記事では、髪の状態に応じた白髪染めの正しい使い方を、プロの視点から詳しく解説します。
Contents
【原則】一般的な白髪染めは「乾いた髪」に
まず、覚えておくべき大原則として、ドラッグストアなどで市販されている、1剤と2剤を混ぜて使うチューブタイプやクリームタイプの一般的な白髪染め(アルカリカラー)は、必ず乾いた髪に使いましょう。
なぜ乾いた髪でなければならないのか
- 理由1
薬剤が薄まってしまうから
髪に水分が多く残っていると、カラー剤の濃度が薄まってしまい、白髪をしっかりと染め上げる力が弱まってしまいます。結果として、染まりが甘くなったり、すぐに色が落ちたりする原因になります。 - 理由2
染まりムラの原因になるから
ご自身で髪を濡らした場合、その濡れ方が均一であることはまずありません。水分が多い部分と少ない部分では、薬剤の浸透具合もまだらになり、深刻な染まりムラの原因となります。 - 理由3
薬剤が垂れやすくなるから
水分と薬剤が混ざることで、薬剤の粘度が下がり、施術中に液だれしやすくなります。これが、肌への付着によるかぶれや、目に入るなどの危険性を高めてしまいます。
【例外】「濡れた髪」に使う白髪ケア製品
一方で、濡れた髪に使うことを前提として作られている、髪に優しいタイプの白髪ケア製品もあります。
シャンプーついでに使える手軽さが魅力
- カラートリートメント・カラーシャンプー
これらは、日々のバスタイムの中で、シャンプー後などの濡れた髪に使うのが基本的な使い方です。髪の表面に少しずつ色素を付着させて白髪を目立たなくさせるため、ダメージを気にせず手軽に使うことができます。 - ヘアマニキュア
製品によっては、シャンプー後の濡れた髪に使うタイプもあります。髪の表面をコーティングするように染めるため、髪への負担は少ないのが特徴です。
プロの現場ではどうしているのか?
では、プロの理容師がサロンで施術する際は、どちらなのでしょうか。
最高のパフォーマンスを発揮するための、プロの選択
- 基本は「ドライ」から
プロがサロンで本格的な白髪染め(アルカリカラー)を行う際は、お客様の髪質や白髪の量、生え方、そしてダメージレベルを正確に診断するために、必ず「乾いた状態」から施術を始めます。これにより、薬剤の力を最大限に引き出し、根元から毛先まで、ムラなく完璧に仕上げることができるのです。 - プロだけができる「ウェット」での技術
ただし、プロはシャンプー台で、カラーの色味を微調整したり、トリートメント効果を高めたりするために、濡れた髪の状態で特殊な薬剤を使うことがあります。これは、キューティクルが開いている濡れた髪の特性を、毛髪化学の専門知識に基づいて利用する、プロならではの高等技術です。
どんな疑問も、まずはプロの理容師にご相談を
ご自身での判断に迷ったら、ぜひ専門家を頼ってください。
あなたの「なぜ?」に的確に答える
- 根本的な解決策の提案
お客様が「濡れた髪で手軽に染めたい」と考える背景には、「白髪染めが面倒だ」という根本的な気持ちがあります。プロは、その気持ちを汲み取り、「白髪ぼかしハイライト」のように、そもそも染める頻度自体を減らすことができる、より根本的な解決策を提案します。 - 髪と頭皮の健康診断
あなたの現在の髪や頭皮の状態をプロが診断し、どんな白髪染めの方法が最も合っているのか、専門家の視点から的確にアドバイスします。
まとめ
白髪染めを「濡れた髪」で行うか「乾いた髪」で行うかは、使う製品の種類によって決まります。一般的な白髪染めは「乾いた髪」、カラートリートメントなどは「濡れた髪」と覚えておきましょう。
しかし、どちらの方法を選ぶにしても、セルフケアには限界とリスクが伴います。あなたの髪と頭皮の健康を第一に考え、最高の仕上がりを求めるなら、ぜひ一度、メンズヘアの専門家である理容師にご相談ください。どんな些細な疑問にも、的確にお答えします。
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