白髪染めに毛染めシャンプーは効く?メンズの白髪ケアでの正しい使い方
sho0202
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
毎日のシャンプーついでに、気になる白髪を少しずつ目立たなくできる「毛染めシャンプー」。その手軽さから、白髪ケアの入り口として検討している男性も多いのではないでしょうか。しかし、その効果を正しく理解せずに使うと、「思ったように染まらない」という結果にもなりかねません。
この記事では、毛染めシャンプーの本当の実力と、プロが推奨する効果的な使い方について詳しく解説します。
Contents
毛染めシャンプーと白髪染めの違いとは?
まず知っておきたいのは、毛染めシャンプー(カラーシャンプー)と、一般的な白髪染め(アルカリカラー)では、髪を染める仕組みが全く違うということです。
染まる仕組みを理解する
- 毛染めシャンプー(カラーシャンプー)
髪の表面に、プラスとマイナスのイオンの力で染料を吸着させ、コーティングするように色を重ねていきます。髪の内部構造には変化を与えないため、髪へのダメージはほとんどありません。その分、染める力は非常に穏やかです。 - 白髪染め(アルカリカラー)
髪の表面を覆うキューティクルを開き、髪の内部で化学反応を起こして染料を発色させます。髪の芯からしっかりと染め上げるため、一度で白髪をカバーできますが、髪に一定の負担がかかります。
毛染めシャンプーを効果的に使うためのポイント
毛染めシャンプーの効果を最大限に引き出すためには、毎日のバスタイムでのひと工夫が重要です。
毎日のバスタイムでのひと工夫
- 使い方
シャンプーをよく泡立て、髪全体に泡を行き渡らせた後、すぐに洗い流さずに数分間「泡パック」のように時間を置くのがおすすめです。時間を置くことで、色素が髪に定着しやすくなります。 - 継続が力
一度の使用で白髪が劇的に染まるものではありません。製品の説明書に従い、毎日、あるいは数日に一度、継続して使い続けることで、徐々に白髪が色のベールで覆われ、目立たなくなっていきます。 - 選び方
基本的には、ご自身の髪色に合わせたブラックやブラウンといった色を選ぶのが良いでしょう。サロンでアッシュ系などに染めている場合は、その色味を補う専用のカラーシャンプーを選ぶと、より効果的です。
プロが考える、毛染めシャンプーの最適な役割
毛染めシャンプーは、それ単体で白髪の悩みを完全に解決する「メインアイテム」として使うには、染毛力に限界があります。プロの視点では、サロンでのプロの施術を最高の状態に保つための「サポーター」として活用するのが、最も賢い方法です。
「メイン」ではなく「最高のサポーター」として
- サロンカラーの色持ち維持に
サロンできれいに染めた白髪染めの色が、次回のサロン訪問までの間に抜けてくるのを防ぎます。褪色してキラキラと光ってくる白髪を抑え、美しい状態を長くキープすることができます。 - 「白髪ぼかしハイライト」のメンテナンスに
白髪を活かしてハイライトを入れる最新技術「白髪ぼかし」とも非常に相性が良く、ハイライト部分の繊細な色味を日々のシャンプーで補給し、きれいな状態を維持するのに役立ちます。
なぜ、まずサロンで染めることが重要なのか
美しい仕上がりを目指すなら、まずプロの手で髪の土台を整えることが不可欠です。
美しい仕上がりは、美しい土台から
- 均一なベース作り
ご自身で染めるとムラになりがちな白髪を、まずプロの技術で均一で美しい状態に整えます。この完璧な「土台」があって初めて、毛染めシャンプーでの均一な色味の補給が可能になるのです。ムラのある状態の上から使っても、そのムラが解消されることはありません。 - あなたに合った製品選び
市場に溢れる毛染めシャンプーの中から、あなたの髪質とサロンで入れた色味に本当に合っている製品はどれか、プロが的確にアドバイスします。 - 髪と頭皮の健康管理
美しい髪色を維持するためには、髪と頭皮そのものが健康であることが不可欠です。理容室では、カットによるダメージ部分の除去や、ヘッドスパによる頭皮環境の改善など、髪の土台作りからしっかりとサポートします。
まとめ
毛染めシャンプーは、日々の白髪ケアを簡単にしてくれる、現代の男性にとって非常に便利なツールです。しかし、その効果を最大限に発揮させるためには、まずプロの手による完璧なベースカラーが不可欠と言えるでしょう。
最初にプロに美しい土台を作ってもらい、そのメンテナンスとして毛染めシャンプーを活用する。それが、最も髪に優しく、そして賢く白髪と付き合っていくための最善の答えです。
ABOUT ME