白髪染めをムラなくキレイに染めるコツ|セルフカラーとプロの技術の違い
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ご自宅で行うセルフの白髪染め。「手軽なのは良いけれど、どうしてもうまく染まらない」「美容室のようなキレイな仕上がりにはならない」。そう感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、セルフカラーにも仕上がりを格段に良くするための、いくつかの「コツ」があります。この記事では、ご自宅で実践できる白髪染めのコツと、プロの技術との決定的な違いについて詳しく解説します。
Contents
自宅で実践!白髪染めの仕上がりを良くする3つのフェーズ
セルフカラーの仕上がりは、染める前の準備から、染めた後のケアまで、一連の流れすべてが影響します。
プロも実践する、基本的なテクニック
- フェーズ1
染める前の「準備」のコツ
染める前の準備が、仕上がりの8割を決めると言っても過言ではありません。- 髪と頭皮の状態を整える
染める前日はシャンプーだけで済ませ、トリートメントやスタイリング剤はつけないようにしましょう。髪に余分な油分がない方が、染料の浸透を妨げません。 - 必ずブロッキングする
髪をいくつかのパートに分けてクリップで留めておく「ブロッキング」。面倒に感じますが、塗り残しを防ぎ、作業効率を上げるための最も重要な工程です。 - 肌を保護する
髪の生え際や耳周り、首筋に、ワセリンや油性のコールドクリームを厚めに塗っておくと、薬剤が肌に付着して染まってしまうのを防げます。
- 髪と頭皮の状態を整える
- フェーズ2
染めている最中の「塗布」のコツ- 白髪の多い部分から塗る
一般的に、白髪は黒髪に比べて染まりにくい性質があります。そのため、もみあげや顔周りなど、ご自身で白髪が最も気になる、集中している部分から塗り始めましょう。 - 根元に薬剤を「置く」
特に重要な根元部分は、ハケやコームで髪をとかすように薄く塗るのではなく、薬剤をたっぷりと髪の上に「置いてくる」ようなイメージで塗布するのが、しっかりと染めるための最大のコツです。
- 白髪の多い部分から塗る
- フェーズ3:染めた後の「ケア」のコツ
- 「乳化」を忘れずに
指定の放置時間が過ぎた後、シャンプーで洗い流す前に、少量のお湯を髪にかけ、薬剤と馴染ませるように指の腹で優しくマッサージする「乳化」という作業を行いましょう。色ムラを防ぎ、頭皮についた薬剤も落ちやすくなります。 - 当日のシャンプーは優しく
染めた当日は、洗浄力がマイルドなシャンプーで優しく洗い、タオルドライ後はすぐにドライヤーで完全に乾かしましょう。特に夏場は、汗や皮脂が色落ちの原因にもなるため、清潔に保つことが重要です。
- 「乳化」を忘れずに
「コツ」では超えられない、プロの技術という壁
上記のようなコツを駆使しても、セルフカラーとサロンカラーには、どうしても埋められない大きな差が生まれます。それは、プロは「コツ」でカバーするのではなく、「根本」を技術でコントロールしているからです。
なぜプロの仕上がりは美しいのか
- 1. あなただけの薬剤を「調合」する
プロは、あなたの髪質、白髪の量、元々の髪の赤みの強さなどを正確に診断し、複数の薬剤をミリグラム単位で調合して、あなたに最適なカラー剤をその場で創ります。 - 2. 根元と毛先を「塗り分ける」
伸びてきた健康な根元と、すでに染まっているダメージしやすい毛先では、必要な薬剤の強さが全く違います。これを的確に塗り分けることで、髪への負担を最小限に抑え、均一で美しい色に仕上げます。 - 3. ダメージの原因を「除去」する
カラー後に髪や頭皮に残留すると、ダメージや色落ち、かゆみの原因となるアルカリなどの成分を、専用の処理剤を使って完全に除去します。これが、サロンカラーのツヤと色持ちを良くする最大の秘訣です。
究極のコツは「白髪ぼかし」という選択
そもそも「根元の白髪が気になる」という悩み自体をなくしてしまうのが、最新技術の「白髪ぼかしハイライト」です。白髪を活かしてハイライトを入れることで、伸びてきても気にならず、染める頻度を大幅に減らすことができます。これこそが、白髪と快適に付き合っていく上での究極のコツと言えるかもしれません。
まとめ
白髪染めには、仕上がりを良くするための様々な「コツ」があります。ぜひ、ご自宅でのセルフカラーに一つでも取り入れてみてください。
しかし、本当の意味でムラなく、髪に優しく、そしてあなたに似合うキレイな色を手に入れるための最大のコツは、「専門家であるプロに任せる」ことです。あなたの髪の悩みを、私たちプロの理容師に相談してみませんか。最高の技術という「答え」で、お応えします。
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