白髪染めが金色になる原因は?なってしまう悩みと、したい希望を叶えるプロの技
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「白髪染めをしたら、白髪の部分だけが金色にキラキラ光ってしまう…」という悩み。一方で、「いっそのこと、白髪を活かして全部きれいな金色にしてみたい」という希望。白髪染めと「金色」には、このように正反対の二つの側面があります。
この記事では、この両方の悩みと希望に対し、その原因と、プロの技術による解決策を詳しく解説します。
Contents
【お悩み編】白髪染めが意図せず「金色になる」原因と対策
セルフカラーなどで白髪染めをした際に、白髪がちゃんと染まらず、キラキラと金色や黄色っぽく浮いて見えてしまう現象。これには、いくつかの原因が考えられます。
なぜ白髪だけがキラキラ光るのか?
- 染料の不足
白髪は、メラニン色素を持つ黒髪に比べて染料が入りにくく、定着しにくい性質があります。特に、市販の明るいブラウン系のカラー剤を使うと、白髪をしっかりと染め上げるための色素が不足し、うっすらと色が入った結果、金色(黄色)のように発色してしまうことがあります。 - 色落ちによる変化
染めた直後は良くても、毎日のシャンプーなどで色が抜けていく過程で、白髪をカバーしていた濃いブラウンの色素が先に流れ落ち、カラー剤のベースとなっている黄色みだけが髪に残り、金色に見えてしまうケースです。
プロが実践する「キラ浮き」させない技術
- 適切な薬剤選定と調合
プロは、お客様の白髪の量や髪質(染まりやすいか、弾きやすいか)を見極め、白髪もしっかりと染め上げることができる、最適な濃さと明るさの薬剤を選定、あるいは複数の薬剤を調合します。 - 二度染め(ダブルカラー)
非常に染まりにくい髪質の方や、深みのある色を出したい場合、一度ベースとなる色を入れてから、もう一度希望の色を重ねる「二度染め」という技術を用います。これにより、白髪の芯までしっかりと色素を届け、深みのある均一な色に仕上げます。
【ご希望編】白髪を活かして「金色にする」ための正しい方法
白髪を、デザインとしてポジティブに活かしたい。そんな方には、思い切って全体を金色(金髪)にするという選択肢も非常に魅力的です。
成功の鍵は「ブリーチによるベース作り」
白髪と黒髪が混在する髪を、均一で美しい金色にするためには、まずブリーチ(脱色剤)で黒髪の色素を抜き、全体の明るさを白髪に揃える「ベース作り」が絶対に不可欠です。
- セルフブリーチは厳禁
ブリーチは、数あるヘア施術の中でも、最も髪と頭皮に負担をかける専門技術です。ご自身で行うと、深刻なダメージや取り返しのつかない色ムラに繋がるため、必ずプロにお任せください。
大人のための上品なゴールドデザイン
プロは、単に黄色くするのではなく、お客様の肌色や雰囲気に合わせて、アッシュ(くすみ)やベージュ(柔らかさ)といった色味を絶妙に加えることで、品のある洗練された「金色」をデザインします。
全ての答えは、プロのカウンセリングにある
「金色になってしまう」という悩みも、「金色にしたい」という希望も、その成功の鍵は、あなたの現在の髪の状態をプロが正確に診断することにあります。
なぜプロに相談すべきなのか
- 原因の究明と最適なプランの提案
プロは、あなたの髪を直接見ることで、なぜ白髪がキラキラ浮いてしまうのか、あるいはあなたの髪質で理想の金色にするにはどのような手順が必要かを的確に判断し、最適な施術プランを提案します。 - カットと連動したトータルデザイン
カラーリングと同時に、その色が最も映えるヘアスタイルにカットすることで、全体の完成度を格段に高めます。特にハイトーンカラーは、清潔感のあるカットラインがスタイルを大きく左右します。 - 徹底したダメージケア
カラーやブリーチで大きな負担がかかった髪と頭皮を、サロンでしか受けられない専門的なトリートメントやヘッドスパで徹底的にケアし、美しい髪の健康を長期的にサポートします。
まとめ
白髪染めが「金色になる」という現象は、ある人にとっては深刻な悩みであり、ある人にとっては魅力的な希望です。どちらのケースであっても、その悩みを解決し、あるいは希望を最高の形で叶えるためには、プロの専門的な知識と技術が不可欠です。
セルフケアで思い悩む前に、ぜひ一度、メンズカラーを得意とするプロの理容師にご相談ください。あなたの髪に、最適な答えがきっと見つかります。
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