メンズ白髪染めの色持ちが変わる。今日からできるホームケアの基本
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理容室できれいに白髪染めをしても、数週間経つと色が褪せてきたり、髪がパサついてきたりと、染めたての美しい状態を維持するのは難しいと感じていませんか。実は、サロンでの仕上がりを長く楽しむためには、次に来店するまでの「ホームケア」が非常に重要になります。日々の少しの心がけで、髪の色持ちとコンディションは大きく変わります。
Contents
色落ちを防ぐ毎日のシャンプー習慣
白髪染めの色落ちの最も大きな原因は、毎日のシャンプーです。染めたてのデリケートな髪の状態を理解し、正しいシャンプー方法を実践することが、美しい髪色を保つための第一歩です。
染めたての髪を優しく洗う
- 染めた当日のシャンプーは控える
カラー剤が髪の内部にしっかりと定着するには、施術後24時間から48時間程度かかると言われています。染めた当日はシャンプーを避け、お湯で軽くすすぐ程度にするのが理想的です。 - お湯の温度は「ぬるま湯」で
熱いお湯は、髪の表面を覆っているキューティクルを開かせる性質があります。キューティクルが開くと、内部に定着した染料が流れ出しやすくなってしまいます。シャワーの温度は38度前後のぬるま湯に設定しましょう。 - カラーケア用シャンプーを選ぶ
市販されているシャンプーの中には、洗浄力が強く、染料まで洗い流してしまうものもあります。アミノ酸系など洗浄成分がマイルドで、色落ち防止成分やダメージ補修成分が配合された「カラーケア用」や「カラーセーブ」と記載されたシャンプーを選ぶことをおすすめします。 - 洗い方は優しく丁寧に
シャンプー液を直接髪につけるのではなく、一度手のひらでしっかりと泡立ててから、髪全体に馴染ませます。洗う際は爪を立てず、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。
ダメージを補修し、ツヤを保つアフターケア
シャンプー後のケアも、色持ちと髪のコンディションを左右する重要なプロセスです。濡れた髪は非常にデリケートなため、優しく扱うことを心がけましょう。
トリートメントとドライヤーが鍵
- トリートメントで栄養と潤いを補給
白髪染め後の髪は、栄養分が流出しやすい状態になっています。シャンプーの後は必ずトリートメントを使い、失われた油分や水分を補給しましょう。毛先を中心に馴染ませ、2~3分時間を置くとより成分が浸透しやすくなります。 - タオルドライは擦らず優しく
濡れた髪をタオルでゴシゴシと擦るのは、キューティクルを傷つけ、色落ちやダメージの原因になります。タオルで髪を挟み込み、優しくポンポンと叩くようにして水分を吸い取りましょう。 - 自然乾燥は避けてすぐに乾かす
髪が濡れている間はキューティクルが開きっぱなしの状態です。この時間が長いほど、色が抜けやすく、ダメージも進行します。お風呂から上がったら、できるだけ早くドライヤーで髪を乾かすことが大切です。 - 洗い流さないトリートメントを活用する
ドライヤーをかける前に、オイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントを毛先中心につけるのも効果的です。ドライヤーの熱から髪を守り、乾燥を防いでツヤを与えてくれます。
ホームケアの限界とプロによるメンテナンス
日々の丁寧なホームケアは、美しい髪色を長持ちさせる上で非常に効果的です。しかし、それだけでは補いきれない部分もあります。
美しい状態を維持するために
- 次回の来店までの「つなぎ」ケア
ホームケアを徹底していても、髪は伸びてきます。どうしても根元の白髪が気になってきた場合は、次のサロンでの施術に影響の少ないカラートリートメントなどで一時的にカバーするのも一つの方法です。 - 蓄積するダメージの根本ケア
日々のケアで髪のコンディションを整えることはできますが、白髪染めによって髪の内部に蓄積されたダメージを根本から補修するのは困難です。 - サロンでの定期的なメンテナンスの重要性
理容室では、プロ専用の高濃度なトリートメントを使い、髪の芯からダメージを補修する集中ケアが可能です。また、伸びてきた根元だけを染める「リタッチ」であれば、髪全体への負担を最小限に抑えながらきれいな状態を維持できます。
まとめ
サロンできれいに染めた白髪染めを、より長く、より美しく保つ秘訣は、日々の正しいホームケアにあります。シャンプーの選び方から髪の乾かし方まで、少し意識を変えるだけで、その効果は大きく変わるはずです。そして、完璧なホームケアを実践していても、髪の健康とデザイン性を常に高いレベルで維持するためには、プロによる定期的なメンテナンスが欠かせません。あなたの髪質に合った最適なケア方法は、あなたの髪を最もよく知る理容師が知っています。サロンでの施術とホームケアを上手に両立させて、自信の持てるヘアスタイルを楽しみましょう。
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