メンズ白髪染めは「グリーン系」が新常識。赤みを抑える大人の選択
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白髪染めを繰り返す中で、「染めたては良いけれど、時間が経つと髪が赤茶けてくる」と感じたことはありませんか。これは、多くの日本人男性が抱える髪質の悩みの一つです。その悩みを根本から解決し、白髪をカバーしながら、知的で洗練された印象を与える鍵が「グリーン系」のカラーにあります。髪質まで美しく見せる、大人のための新しい白髪染めの考え方をご紹介します。
Contents
なぜメンズヘアカラーに「グリーン系」が有効なのか
白髪染めにおいて、グリーン系のカラーが注目されるのには、色彩理論に基づいた明確な理由があります。それは、多くの日本人男性の髪の悩みを解決する、強力な力を持っているからです。
髪の赤みを制する、色彩の力
- 日本人特有の髪質
多くの日本人の髪には、「フェオメラニン」という赤みや黄みを帯びたメラニン色素が多く含まれています。そのため、ヘアカラーで髪を明るくしようとすると、この赤みが強く出てしまい、品のない赤茶色になりやすいのです。 - 補色の原理
色彩の世界には「補色」という考え方があります。これは、色相環と呼ばれる色の輪の上で、ちょうど正反対に位置する色同士は、お互いの色を打ち消し合うというものです。そして、まさに「赤」の補色が「緑」なのです。 - グリーン系カラーがもたらす効果
グリーン系の色素が含まれたカラー剤を選ぶことで、髪が本来持つ赤みを効果的に中和し、打ち消すことができます。これにより、赤みのない、柔らかく透明感のある、品の良い髪色を実現することが可能になります。
なりたい印象で選ぶ。代表的なグリーン系カラー
一言で「グリーン系」といっても、その色合いやニュアンスは様々です。ご自身のなりたいイメージに合わせて、最適な「緑」を見つけましょう。
あなたに似合う「緑」を見つける
- マット
グリーン系カラーの代表格で、赤みをしっかりと抑え、くすんだような柔らかな質感を表現します。派手になりすぎず、ナチュラルで落ち着いた印象にしたい方におすすめです。 - オリーブ
マットよりも少し黄みが加わった、まろやかで深みのある緑です。上品で優しい雰囲気を持ち、様々なファッションに合わせやすいのが魅力です。 - カーキ
少し灰色がかった、スモーキーでクールな印象の緑です。無骨さの中に洗練された雰囲気を演出し、都会的でスタイリッシュなスタイルを目指す方にぴったりです。 - アッシュグリーン
緑に、アッシュ(灰色・青)が持つ特有のくすみ感と透明感を加えたカラーです。光に透けるような軽やかさがあり、トレンド感を重視する方におすすめのカラーです。
理容室で叶える、オーダーメイドのグリーン系カラー
赤みを抑え、美しい透明感を出すという、非常に繊細なコントロールが求められるグリーン系カラーは、プロの技術と知識があってこそ、その魅力を最大限に発揮できます。
繊細なニュアンスを表現するプロの技
- 髪が持つ赤みの強さを正確に診断
お客様一人ひとりの髪が、どの程度の赤みを持っているかをプロの理容師が正確に診断します。これに基づき、赤みを打ち消すために必要な緑の色素の量をミリグラム単位で決定します。 - 複雑で繊細なカラー剤の調合
ただ緑の薬剤を使うのではなく、ベースとなるブラウンや、くすみ感を出すためのアッシュ、色持ちを良くするための補色などを、緻密に計算して調合します。あなただけに似合う、唯一無二のグリーン系カラーをオーダーメイドで創り上げます。 - 白髪を活かしたデザインの提案
色素のない白髪は、グリーン系の繊細な色味をクリアに表現するための絶好のキャンバスです。白髪があるからこそ、ブリーチなどの負担を最小限に抑えながら、より美しい透明感のあるカラーが実現できるというメリットもあります。 - カットとの連動で完成度を高める
グリーン系の持つクールさや柔らかさを最大限に引き立てるような、束感のあるショートスタイルや、清潔感のあるビジネススタイルなど、カットと組み合わせることで色の魅力をさらに高めます。トータルでデザインできるのが理容室の強みです。
まとめ
グリーン系の白髪染めは、多くの日本人男性が悩む髪の赤みを効果的に抑え、知的で洗練された印象を与える、非常に優れた選択肢です。マットやオリーブなど、なりたい印象に合わせて様々なニュアンスを選べますが、その繊細な色合いを美しく表現するには、プロの診断力と調合技術が不可欠です。白髪染めと同時に、長年の髪色のコンプレックスも解消しませんか。経験豊富な理容師が、あなたに最も似合う「グリーン系」カラーをデザインし、新しい魅力を引き出します。
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