白髪ぼかしと縮毛矯正は同時にできる？髪の悩みを解決する方法

「増えてきた白髪を自然に目立たなくしたい、でも同時に、強いくせ毛もまっすぐにして手入れを楽にしたい」白髪とくせ毛、この二つの大きな悩みを解消したいと考える方も多いのではないでしょうか。では、白髪を活かす「白髪ぼかし」と、くせ毛を伸ばす「縮毛矯正」は、同時に行うことができるのでしょうか。この記事では、白髪ぼかしと縮毛矯正の関係性や、施術を受ける際の順番、注意点について詳しく解説します。

白髪ぼかしと縮毛矯正、それぞれの施術について

まず、二つの施術がそれぞれどのようなものなのか、基本的な内容を理解しておきましょう。

白髪ぼかしとは

• 目的
  白髪を完全に黒く染めるのではなく、白髪を活かしながら黒髪と自然に馴染ませることを目的としたカラーリング技術です。
• 特徴
  髪へのダメージが比較的少ない薬剤を選んで施術することも可能で、根元の白髪が伸びてきても目立ちにくいというメリットがあります。

縮毛矯正とは

• 目的
  専用の薬剤とヘアアイロンなどの熱の力を利用して、くせ毛の髪の内部構造に働きかけ、半永久的にストレートな状態にする技術です。
• 特徴
  一度かけた部分は、髪を切らない限りストレートの状態が続きます。しかし、髪の内部に作用するため、ヘアサロンで行う施術の中でも髪への負担が大きいものの一つです。

白髪ぼかしと縮毛矯正は同時に施術できるのか？

結論から言うと、白髪ぼかしと縮毛矯正を同じ日に行うことは、ほとんどのサロンで推奨されていません。その理由と、もし両方行う場合の適切な手順について解説します。

同日施術が推奨されない理由

• 髪への過度な負担
  白髪ぼかしも縮毛矯正も、薬剤を使用して髪のキューティクルに働きかける施術です。性質の異なる二つの施術を同日に行うことは、髪に計り知れないほどの負担をかけることになります。最悪の場合、髪がチリチリになったり、切れてしまったりする深刻なダメージに繋がるリスクが非常に高くなります。
• 互いの施術効果への影響
  二つの薬剤が髪の上で干渉し合うことで、それぞれの効果を打ち消してしまう可能性があります。例えば、白髪ぼかしの色がきれいに入らなかったり、縮毛矯正がうまくかからなかったりといった事態を招きかねません。

施術する場合の適切な順番と期間

• 理想的な順番
  もし両方の施術を行うのであれば、一般的には「縮毛矯正」を先に行うのがセオリーです。なぜなら、先にカラーリングをすると、後から行う縮毛矯正の薬剤の影響で、せっかく入れた色が落ちてしまう可能性が高いからです。
• 空けるべき期間
  縮毛矯正でアルカリ性に傾いた髪を、安定した弱酸性の状態に戻すためには時間が必要です。髪の状態にもよりますが、最低でも1週間、できれば2週間以上は期間を空けて、髪を十分に休ませてから次の施術に移るのが望ましいです。

ダメージを最小限に抑えるための選択肢

両方の施術を希望する場合、髪への負担をできるだけ減らすための工夫も大切です。

• 髪に優しい薬剤を選ぶ
  白髪ぼかしは、ヘアマニキュアなど髪の表面をコーティングするダメージレスなタイプを選ぶ、縮毛矯正は髪への負担が少ない弱酸性の薬剤を使用するなど、薬剤の選定にこだわることでダメージを軽減できます。
• 施術範囲を限定する
  うねりが特に気になる顔周りや前髪だけに部分的に縮毛矯正をかける、という選択肢もあります。全体への負担を減らしつつ、最も気になる悩みを解消できます。

自己判断は絶対に危険！必ずプロに相談を

白髪ぼかしと縮毛矯正のような、髪に大きな影響を与える施術を組み合わせる場合、自己判断は絶対に避けるべきです。

専門家による正確な髪の診断が不可欠

• プロの目による判断
  現在の髪のダメージレベル、髪の体力、くせの強さ、白髪の量などをプロの理容師が総合的に診断します。その上で、そもそも両方の施術が可能かどうか、どのくらいの期間を空けるべきか、どの薬剤が最適かを判断します。
• セルフ施術の危険性
  市販の薬剤を使って自分で縮毛矯正やカラーを行うことは、髪に修復不可能なダメージを与えてしまうリスクが極めて高く、絶対におすすめできません。

サロンでのカウンセリングの重要性

• 最適なプランの提案
  サロンでは、お客様の悩みを丁寧にヒアリングし、髪への負担と理想のスタイルの両方を考慮した、あなただけの最適な施術プランを提案します。
• トリートメントによる徹底ケア
  施術によるダメージを最小限に抑えるため、髪の内部を補修・補強するサロントリートメントを組み合わせることも、美しい仕上がりには欠かせません。

まとめ

白髪ぼかしと縮毛矯正は、髪への大きな負担を考慮すると、同日に施術することは推奨されません。もし両方を行いたい場合は、「縮毛矯正を先に行い、1〜2週間以上の期間を空ける」のが基本的なルールです。

しかし、これはあくまで一般的な話であり、最終的な判断はあなたの髪の状態次第です。白髪とくせ毛、両方の悩みを安全かつ確実に解消するためには、まず髪の専門家である理容師に相談し、ご自身の髪を正確に診断してもらうことが、理想のヘアスタイルへの最も確実な第一歩となります。

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古賀昌平(こがしょうへい)

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天神大牟田線・西鉄小郡駅前のメンズヘアサロン「FRESHNESS BARBER shop」の広報担当です。福岡県出身。学生時代は水泳部に所属。趣味は、漫画やアニメを見ること（HUNTER×HUNTER、NARUTO -ナルト-、BLEACHなど）。