白髪ぼかしの「色落ち」は汚くない。綺麗に保つ秘訣とアフターケア
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白髪ぼかしに挑戦したいけれど、「色落ちしたら、結局汚い金髪になるのでは?」と心配していませんか。実は、計算された白髪ぼかしは、色落ちの過程さえもデザインの一部として楽しむことができます。大切なのは、施術時の技術と、その後の正しいケアです。この記事では、白髪ぼかしの色落ちの仕組みと、美しい状態を長く保つための秘訣について解説します。
Contents
なぜヘアカラーは「色落ち」するのか?
まず、なぜヘアカラーの色が時間と共に変化していくのか、その基本的な仕組みを理解しておきましょう。
色落ちの基本的な仕組み
- 髪への色素の定着
ヘアカラーは、髪の内部に人工的な色素を浸透させて色をつけています。日々のシャンプーや紫外線、ドライヤーの熱などによって、その色素が少しずつ髪の外に流れ出てしまう現象が「色落ち」です。 - ブリーチした髪の色落ち
白髪ぼかしで多用されるブリーチは、髪の元々の色であるメラニン色素を分解して抜く施術です。ブリーチ後の髪は色素が抜けやすい状態になっており、カラー後の色落ちは避けられません。 - 色落ち後の髪色
カラーの色素が完全に抜けた後に現れるのは、ブリーチでどこまで明るくしたかというベースの色です。多くの場合、黄色みやオレンジみがかった金髪の状態になります。
白髪ぼかしの「綺麗な色落ち」と「汚い色落ち」の違い
同じように色が落ちても、その過程が格好良く見えるか、汚く見えてしまうかには、大きな差があります。その差は、施術時のプロの技術によって生まれます。
全ては施術時の技術で決まる
- 汚い色落ちの原因
多くの日本人特有の髪質として、ブリーチをすると赤みや黄みが強く出てくる傾向があります。カラーリングの際にこの赤みや黄みをしっかりと打ち消せていないと、色が抜けた時にその不快な色が強く出てしまい、汚い印象の金髪になってしまいます。 - 綺麗な色落ちの秘訣は「補色」
プロの理容師は、色落ち後に出てくる黄みの反対色である「紫色」などを、カラー剤に補色として少量混ぜておく技術を使います。これにより、色が落ちても黄ばみが効果的に抑えられ、綺麗なベージュやシルバーに近い、品の良い色味を長く保つことができます。 - デザインとして計算されている
腕の良い理容師は、染めたての完璧な状態だけでなく、お客様が自宅に帰ってからの1週間後、2週間後の色の変化までを計算して、カラー剤を緻密に調合しているのです。
色落ちを綺麗に保つためのアフターケア
プロの技術に加えて、ご自宅での少しの工夫で、美しい色落ちはさらに長持ちします。
自宅でできるメンテナンス
- カラーシャンプー・トリートメントを使う
最も効果的な方法です。アッシュ系なら紫シャンプー(ムラシャン)、赤系ならピンクシャンプーなど、染めた色に合わせて色素を補充してくれるシャンプーを、週に2回から3回程度使うと色持ちが格段に良くなります。 - 洗浄力の優しいシャンプーを選ぶ
市販の洗浄力が強いシャンプーは、色落ちを早める大きな原因になります。アミノ酸系など、髪と頭皮に優しく、マイルドな洗浄成分のシャンプーを選びましょう。 - お湯の温度に気をつける
熱いお湯は髪の表面にあるキューティクルを開かせ、内部の色素が流出しやすくなります。理想は38度程度のぬるま湯で、優しく洗い流すことです。 - すぐに乾かす
髪が濡れたままの自然乾燥は、色が抜けやすいだけでなく、髪が傷む原因にもなります。お風呂から上がったら、できるだけ早くドライヤーで完全に乾かしましょう。
次の色はどうする?メンテナンスのタイミング
白髪ぼかしは、メンテナンスのタイミングも柔軟に選べるのが魅力です。
計画的なカラースタイルのすすめ
- 色落ちの過程を楽しむ
白髪ぼかしの大きなメリットは、根元の白髪が伸びてきても目立ちにくいことです。染めたての色から、徐々に色が抜けていく過程もデザインの一部として楽しんでから、次の色を入れに来るのも一つの賢い選択です。 - 理想のメンテナンス周期
染めたての綺麗な色味を常に維持したい場合は、1ヶ月から1.5ヶ月に一度のペースで、色味を補充するカラーメンテナンスを行うのがおすすめです。 - プロに相談するのが一番
あなたの現在の髪の状態や、次に挑戦してみたい色なども考慮し、最適なメンテナンスのタイミングを提案してくれるのが、信頼できる理容師です。
まとめ
白髪ぼかしにおける「色落ち」は、決してネガティブなものではありません。施術時の緻密な計算と、その後の正しいアフターケアによって、色の変化さえも楽しめる、デザイン性の高いスタイルになります。
もう、色落ちを恐れてヘアカラーを諦める必要はありません。あなたの髪質とライフスタイルを理解し、色落ちの過程まで美しくデザインしてくれるプロの理容師に、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。きっと、ヘアカラーの新しい楽しさに出会えるはずです。
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