散髪の定番「五分刈り」とは何ミリ?おしゃれに見せる現代のオーダー術
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メンズの短髪スタイルの定番として、昔から知られている「五分刈り」。清潔感があり手入れが楽なことから、今なお根強い人気があります。しかし、具体的にどのくらいの長さなのか、ただの坊主と何が違うのか、詳しくご存知ない方も多いでしょう。この記事では、五分刈りの基本から、現代風におしゃれに見せるオーダーのコツまでを解説します。
Contents
散髪の基本「五分刈り」の長さとは?
「五分刈り」の「分(ぶ)」という単位は、昔ながらの日本の長さの単位「尺貫法」に由来するものではなく、理容業界で使われてきた慣習的な呼び名です。
業界で使われる長さの目安
- 実際の長さは約9mm
理容室やヘアサロンで一般的に「五分刈り」と言うと、バリカンのアタッチメントで「9mm」の長さに相当します。短すぎず長すぎず、頭皮がうっすらと見えるくらいの、爽やかな短さです。 - 三分刈り、七分刈り
同様に、五分刈りを基準として、三分刈りはより短い約6mm、七分刈りは少し長い約13mmが目安となります。数字が大きくなるほど髪は長くなります。 - 五厘刈りとの違い
よく混同される「五厘(ごりん)」は、一厘が約0.3mmのため、五厘刈りは約1.5mmとなります。こちらはかなり短く、ほぼスキンヘッドに近いスタイルです。
五分刈りにするメリットと注意点
非常に短いスタイルである五分刈りには、多くの長所がある一方で、いくつか知っておきたい注意点もあります。
短いスタイルならではの長所と短所
- メリット
手入れが非常に楽
シャンプーやドライヤーが一瞬で済み、寝ぐせもほとんどつきません。そのため、朝のスタイリング時間を大幅に短縮できるのが最大の魅力です。 - メリット
清潔感と爽快感
常にすっきりとした印象で、Tシャツ一枚でも様になります。スポーツをする方や、汗をかきやすい季節にも最適なスタイルです。 - 注意点
頭の形が出やすい
髪が短いため、頭の凹凸や骨格の形がはっきりと出やすくなります。ハチが張っている、絶壁であるなどの悩みがある場合は、全体の長さを均一にすると強調されてしまう可能性があります。 - 注意点
こまめなメンテナンスが必要
短い分、数ミリ伸びるだけで全体のシルエットや印象が大きく変わってしまいます。良い状態をキープするためには、3週間から1ヶ月に一度の散髪が理想的です。
ただの坊主じゃない。おしゃれな五分刈りのオーダー方法
五分刈りは、少し工夫を加えるだけで、昔ながらの丸刈りとは一線を画す、洗練された現代的なスタイルになります。
現代風にアップデートするコツ
- トップの長さを変える
全体を同じ9mmで刈るのではなく、トップは少し長めの12mmや15mmで残すことで、ソフトモヒカンのような立体感のあるスタイルを作ることができます。 - フェードカットと組み合わせる
サイドや襟足を、トップの9mmよりも短い6mm、3mmへと滑らかにつなげる「グラデーション(フェード)」を取り入れることで、一気におしゃれでデザイン性の高い印象になります。 - シルエットを整える
腕の良い理容師は、頭の形が最も綺麗に見えるように、部分的に長さを微妙に変えてカットします。これを「シルエット調整」といい、プロならではの重要な技術です。 - ラインアップで輪郭を整える
生え際やもみあげのラインをカミソリでくっきりと整える「ラインアップ」を加えることで、よりシャープで引き締まった、清潔感のある仕上がりになります。
五分刈りを成功させる鍵は理容師選び
一見シンプルに見えるスタイルだからこそ、ごまかしが効かず、カットする理容師の技術力が全て表れます。
シンプルだからこそ技術が問われる
- 骨格を補正するカット技術
あなたの頭の形を正確に理解し、どこをどのくらいの長さにすれば骨格のコンプレックスをカバーできるかを見極める力が必要です。 - 美しいグラデーションを作る技術
滑らかで均一なフェードを作るには、バリカンをミリ単位で巧みに操る熟練の技術と経験が求められます。 - トータルでのデザイン力
ただ刈るだけでなく、眉毛や髭とのバランスまで考えてトータルでデザインしてくれる理容師に任せるのが、失敗しないための最も重要なポイントです。
まとめ
昔ながらのイメージがある「五分刈り」も、トップとの長短をつけたり、フェードカットと組み合わせたりすることで、現代的でおしゃれなヘアスタイルに大きく進化します。
シンプルに見えるスタイルだからこそ、数ミリの違いが大きな差を生み、カットする理容師の技術力が何よりも重要になります。次の散髪では、ぜひ経験豊富なプロに相談し、あなたの頭の形を最高に美しく見せる、こだわりの五分刈りスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか。
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