髪の「うねり」をシャンプーで抑える|原因と正しいヘアケアの知識
朝、スタイリングをしようとしても、髪が言うことを聞かずに「うねる」。特に、雨の日や湿度の高い季節になると、その悩みは、さらに深刻になるかと存じます。髪のうねりは、ヘアスタイルがまとまらないだけでなく、時に清潔感を損なう原因ともなり、多くの方が抱える、根深い問題です。しかし、その悩みは、日々の「シャンプー」を見直すことで、大きく改善される可能性があることを、ご存知でしょうか。この記事では、髪がうねる原因を解明し、それを抑えるための正しいシャンプー選びと、ヘアケアの方法について詳しく解説いたします。
そもそも、なぜ髪は「うねる」のか
まず、髪がなぜうねってしまうのか、その根本的な原因を理解することが、問題解決への第一歩です。髪のうねりの原因は、大きく分けて二つ考えられます。一つは、生まれ持った毛根の形などによる、遺伝的な要因。そしてもう一つが、日々の生活の中で、髪が受けた「ダメージ」による後天的な要因です。
特に、湿度の高い日にうねりがひどくなる、という方は、このダメージが大きく関係しています。カラーやパーマ、あるいはドライヤーの熱などによって、髪の表面を覆うキューティクルが傷つき、剥がれてしまうと、その隙間から、髪は空気中の水分を不均一に吸収してしまいます。水分を吸って、部分的に膨張した髪の毛が、結果として、大きな「うねり」となって現れるのです。
「うねり」を抑える、シャンプー選びの視点
この、ダメージと水分の出入りによって引き起こされるうねりを抑えるためには、シャンプー選びにおいて、三つの重要な視点があります。
1.高い「保湿力」で、髪の内部を潤いで満たす
まず、最も重要なのが、髪の内部を、良質な水分で満たしておくことです。髪が内側から潤っていれば、外側から余計な水分を吸収しにくくなります。セラミドや、コラーゲン、ヒアルロン酸といった、高い保湿効果を持つ成分が配合されたシャンプーを選ぶことが、うねり対策の基本となります。
2.「ダメージ補修成分」で、キューティクルを整える
次に、うねりの直接的な原因である、キューティクルのダメージを「補修」する、という視点です。髪の主成分であるケラチンや、各種アミノ酸といった、ダメージ補修成分が配合されたシャンプーは、傷ついたキューティクルを滑らかに整え、水分の侵入を防ぐ効果が期待できます。
3.「優しい洗浄成分」で、潤いを奪わない
うねりに悩む方が、最も避けるべきなのが、洗浄力が強すぎるシャンプーです。強力な洗浄成分は、汚れだけでなく、髪や頭皮に必要な潤いまで奪い去ってしまい、乾燥とダメージを、さらに助長してしまいます。髪と頭皮への優しさを重視した、「アミノ酸系」などの、マイルドな洗浄成分を主成分としたシャンプーを選ぶことを、強くおすすめします。
シャンプーの効果を最大限に引き出す、正しいヘアケア習慣
うねりを抑えるためには、シャンプーだけでなく、その後のケアも非常に重要です。シャンプーの後には、必ずトリートメントやコンディショナーを使い、キューティクルを保護し、髪に与えた潤いが逃げないように、蓋をしてあげましょう。
また、お風呂上がりのドライヤーも、うねりを抑えるための重要な工程です。髪が濡れたままの状態で放置すると、自然乾燥の過程で、うねりが最も出やすくなります。ドライヤーの熱と風を使い、根元から毛先に向かって、キューティクルを整えるように、そして、完全に乾かしきることが、まとまりのあるスタイルを創るための秘訣です。
最高の「うねりケア」を、サロンの品質で
これまで、うねりを抑えるためのヘアケアについて解説してまいりましたが、その効果の高さは、製品に配合されている、保湿成分や補修成分の「質」と「濃度」によって、大きく左右されます。
私達サロンで取り扱うプロフェッショナル仕様の製品、いわゆる「サロン専売品」は、市販の製品では配合が難しいような、高濃度で高品質なサロンクオリティのケア成分を贅沢に含み、お客様のうねりの悩みに、根本からアプローチします。
お客様一人ひとりの髪の状態を、プロの視点から正確に診断し、数ある高品質な製品の中から、お客様の髪を最高のコンディションへと導く一品をご提案させていただくこと。それこそが、髪の専門家である私達の役割です。ぜひ一度、その違いをサロンでご体感ください。