シャンプー中に耳に水が…不快感を解消する簡単な方法とプロの技
毎日のシャンプータイム、すっきりリフレッシュできるはずが、耳に水が入ってしまい不快な思いをした経験はありませんか?耳の奥でゴソゴソと音がしたり、聞こえが悪くなったりと、一度気になるとシャンプー自体が少し億劫になってしまいますよね。
この記事では、ご自宅で今日からすぐに実践できる、シャンプーで耳に水が入らないようにする簡単な方法から、万が一入ってしまった時の正しい対処法まで詳しく解説します。さらに、私たちプロのヘアサロンが提供する、快適なシャンプーの秘密にも少しだけ触れたいと思います。
なぜシャンプーで耳に水が入ると不快なの?
そもそも、なぜ耳に水が入るとあんなに不快なのでしょうか。
耳の穴から鼓膜までの「外耳道(がいじどう)」は、非常にデリケートな部分です。ここに水が入ると、水の膜が鼓膜に張り付いてしまい、音がこもって聞こえたり、「ボー」という耳鳴りのような感覚になったりします。また、体の平衡感覚を司る三半規管が刺激され、軽いめまいを感じる人もいます。
ほとんどの場合は自然に水が抜けて元に戻りますが、不快な状態が続いたり、耳の中に汚れや雑菌が溜まっていたりすると、「外耳炎」などのトラブルを引き起こす可能性もゼロではありません。日頃から、なるべく耳に水を入れない工夫をすることが大切です。
自宅でできる!シャンプーで耳に水が入らないようにする5つの工夫
特別な道具がなくても、少しの工夫でシャンプー中の水の侵入はかなり防ぐことができます。ぜひ試してみてください。
1. シャワーヘッドの角度と水圧を意識する
最も基本的ながら効果的なのが、シャワーの当て方です。顔を少し上に向けて、シャワーを真上からではなく、後頭部や斜め後ろから当てるように意識しましょう。こうすることで、水が顔を伝って耳に入るのを防ぎます。また、水圧が強すぎると水が飛び散りやすくなるため、少し弱めに調整するのもポイントです。
2. 耳を手で優しく覆う
シャンプーを洗い流す際に、空いている方の手で耳を軽く覆う(ふさぐ)というシンプルな方法です。指で耳の穴を直接ふさぐのではなく、手のひら全体で耳をカップのように覆うと、広範囲からの水の侵入を防ぐことができます。
3. 耳栓やコットンを活用する
シャンプー中の水の侵入を物理的にブロックする方法も有効です。薬局などで手に入る防水用の耳栓や、水を弾きやすいシリコン製の耳栓を使うと確実です。
専用のものがなくても、コットンを丸めて耳の入り口に軽く詰めるだけでも効果があります。ただし、奥まで詰め込みすぎると取れなくなる可能性があるので、あくまでも耳の入り口を軽くふさぐ程度に留めてください。
4. タオルでガードする
乾いたタオルを片手に持ち、髪をすすぐ側の耳に軽く当てながらシャワーを浴びる方法です。タオルが水を吸収してくれるため、耳の中に水が入り込むのを防いでくれます。
5. シャンプーハットを試してみる
「子供が使うもの」というイメージが強いかもしれませんが、最近では大人向けのシャンプーハットも販売されています。特に、髪が長い方や、どうしても上を向いてシャワーを浴びるのが苦手な方にはおすすめです。
それでも耳に水が入ってしまった時の正しい対処法
工夫をしても、うっかり耳に水が入ってしまうこともあります。そんな時は、慌てず冷静に対処しましょう。
1. 水が入った方の耳を下に向ける
まずは重力を利用して、自然に水が流れ出るようにします。水が入った方の耳を真下に向けて、頭をゆっくりと傾けましょう。その場で軽く片足でジャンプしてみるのも効果的です。
2. タオルやティッシュで水分を拭き取る
耳の入り口付近の水分を、清潔なタオルやティッシュ、綿棒の先で優しく吸い取ります。この時、絶対に耳の奥まで入れないように注意してください。外耳道を傷つけてしまう原因になります。
3. 耳を温める
温かい蒸しタオルを耳に当てて、耳全体を温めるのも一つの方法です。中の水分が蒸発しやすくなり、抜けやすくなることがあります。
これはNG!間違った対処法
早く水を抜きたいからといって、耳かきで奥をいじったり、ティッシュをこよりにして耳の奥まで入れたりするのは絶対にやめましょう。デリケートな外耳道や鼓膜を傷つけ、かえって症状を悪化させる危険があります。
プロはここが違う!ヘアサロンの快適シャンプーの秘密
ご自宅でのケアも大切ですが、私たちメンズヘアサロンでは、お客様に最高のシャンプータイムを提供するためのプロの技術があります。
- 絶妙な水圧と温度管理お客様一人ひとりの頭の形やお好みに合わせて、シャワーの角度や水圧、お湯の温度をミリ単位で調整しています。水しぶきが耳にかからないよう、細心の注意を払っています。
- 確実な耳のガードシャンプー時には、指やガーゼを使って巧みに耳を保護し、水の侵入をシャットアウトします。お客様は何も意識することなく、リラックスしてシャンプーを受けていただけます。
- リラクゼーション効果の高いマッサージただ髪を洗うだけでなく、頭皮の血行を促進し、日々の疲れを癒すマッサージシャンプーは、サロンならではの体験です。首や肩までほぐれるような心地よさは、ご自宅ではなかなか味わえません。
まとめ:正しいケアで、毎日のシャンプーを快適な時間に
シャンプー中に耳に水が入る不快感は、少しの工夫で防ぐことができます。今回ご紹介した方法を参考に、ご自宅でのシャンプータイムをより快適なものにしてください。
そして、時には日々のセルフケアから解放されて、プロの手に身を委ねてみるのはいかがでしょうか。
当サロンでは、お客様が心からリラックスできるシャンプー技術と空間をご用意してお待ちしております。髪を切るだけでなく、最高のシャンプーで癒されたい、そんな時にもぜひお気軽にお立ち寄りください。