高校生のためのセンターパート入門。校則OKで、おしゃれに見せる法則
校則は守らないといけない。でも、周りと同じ髪型は嫌だ。おしゃれなセンターパートにして、かっこよくなりたい。
そんな、ルールと「なりたい自分」の間で悩んでいる、全ての高校生へ。諦めるのは、まだ早い。実は、校則という決められたルールの中で、最大限におしゃれを楽しむための、プロだけが知る「賢い」センターパートの作り方が存在するのです。
この記事では、あなたの高校生活を、もっと楽しく、もっと自信に満ちたものにするための、髪型の法則を解説します。
なぜセンターパートは高校生に人気なのか?
今、多くのおしゃれな高校生がセンターパートに挑戦しています。その人気の秘密は、どこにあるのでしょうか。
- 少しだけ「大人っぽく」見えるから
いつもの髪型よりも、額(おでこ)がすっきりと見えることで、少しだけ大人びて、知的な印象になります。
- 「清潔感」があって、好印象だから
爽やかで、クリーンな印象は、先生からはもちろん、友人や異性からの好感度も高い、万能なスタイルです。
- 憧れの「あの人」と同じ髪型だから
好きなアイドルや、俳優、インフルエンサーがしている髪型を、自分も真似してみたい、という気持ちは、おしゃれの第一歩です。
- 「スタイリング」が楽しいから
ワックスなどのスタイリング剤を使い、自分の手で髪型を作る楽しさに目覚めるのが、まさに高校生の時期。センターパートは、その楽しさを存分に味わえるスタイルです。
最重要関門。「校則」をクリアするための3つのポイント
「でも、自分の学校は校則が厳しいから…」と、不安に思うかもしれません。大丈夫です。以下の3つのポイントを押さえれば、ほとんどの校則をクリアしながら、おしゃれなセンターパートは作れます。
- ポイント①:前髪の長さは「眉」を絶対的な基準にする
多くの学校で最も厳しくチェックされるのが、「前髪が目にかからないこと」。これをクリアするために、前髪の長さを、「眉毛にかかるか、かからないか」の、絶妙な長さに設定することが、最も重要なポイントです。
- ポイント②:サイドと襟足は「刈り上げない」で、自然に短くする
「ツーブロック禁止」という校則は、非常に多く存在します。その場合は、バリカンで段差をつける「刈り上げ」ではなく、ハサミを使って、トップから襟足までを自然に繋げるように短くしてもらいましょう。これなら、見た目はすっきりとしていながら、校則には違反しません。
- ポイント③:まずは「黒髪」と「地毛」の魅力を最大限に活かす
当然ながら、パーマやカラーは校則で禁止されていることがほとんどです。しかし、心配は無用です。黒髪の持つツヤや、あなた自身のクセ毛といった「素材」は、カット技術次第で、パーマやカラー以上に、魅力的な武器になるのです。
校則OK!好感度MAXなセンターパートスタイル
上記のポイントを踏まえた、具体的なスタイルを紹介します。
- ナチュラルセンターパート
最もベーシックで、誰からも好印象を持たれる王道のスタイル。サイドと襟足は、バリカンを使わず、ハサミで自然に短く整えるのがポイントです。
- 爽やかショートセンターパート
全体的に短めに設定し、前髪を少し立ち上げるようにスタイリングした、清潔感あふれるスタイル。部活動などで、汗をかくことが多い生徒にもおすすめです。
- バレない「隠しツーブロック」
もし校則がそこまで厳しくなければ、サイドの内側だけをごくわずかに短くし、上の髪を被せることで、膨らみを抑えつつも、見た目は自然なスタイルに。これは、プロの技術が光るスタイルです。
- 「くせ毛活かし」センターパート
もしあなたが天然パーマ(くせ毛)なら、それは最高の個性です。その自然なカールや動きを無理に抑えつけず、最大限に活かすカットを施すことで、まるでパーマをかけたような、おしゃれなスタイルが完成します。
忙しい朝でもOK!ワックスなしでも決まる、簡単セット術
ワックス禁止の学校や、朝、スタイリングの時間がなくても大丈夫。センターパートは、ドライヤーだけで、その印象を大きく変えることができます。
- 鍵は「ドライヤー」の使い方だけ
- STEP1:まず、髪の根元をしっかり濡らして、寝癖を完全にリセットする。
- STEP2:分け目を作りたい部分の根元を、指で立ち上げながら、いろんな方向からドライヤーの温風を当てる。
- STEP3:全体の形が決まったら、最後に冷風を当てて、形をキープする。
これだけで、ワックスがなくても、ふんわりとした立体的なシルエットが作れます。もしワックスがOKな学校なら、ごく少量のマットワックスを手のひらに伸ばし、毛先中心に軽く揉み込む程度で十分です。
なぜ高校生のカットこそプロ、特に「理容師」に相談すべきなのか
「校則の範囲内で、最大限におしゃれにしてください」
これは、実はプロのスタイリストにとって、最も腕前が試される、難易度の高いオーダーの一つです。
プロの理容師は、長年、地域の学生たちの髪を切り、様々な学校の校則と向き合ってきた経験から、どこまでがOKで、どこからがNGか、その絶妙なラインを熟知しています。
そして、あなたの骨格や髪質を正確に見極め、あなたに最も似合う、バランスの良いセンターパートをデザインします。メンズヘアの基本である「清潔感」を、ミリ単位の襟足の処理や、眉を整えるといった技術で完璧に作り上げる。この、細部へのこだわりこそが、周りの友達と、あなたのおしゃれに決定的な差をつけるポイントなのです。
まとめ:最高の高校生活は、最高の髪型から
髪型は、あなたの高校生活を、もっと楽しく、もっと自信に満ちたものにするための、非常に大切な要素です。
校則を理由に、おしゃれを諦める必要は、もうありません。決められたルールの中で、最高の自分を表現するために。ぜひ一度、メンズヘアの専門家であり、学生たちの頼れる味方でもある理容師に、あなたの「なりたいスタイル」を相談してみてはいかがでしょうか。