ワックス以外の整髪料|髪型と好みに合わせた選び方のご紹介
整髪料と聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのは「ワックス」かもしれません。しかし、その一方で、ワックスのべたつき感が苦手であったり、ご自身の髪質や目指す髪型には合わないと感じたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、世の中にはワックス以外にも、それぞれに異なる魅力を持った整髪料がたくさん存在します。ここでは、ワックス以外の選択肢に目を向け、ご自身の好みや髪型に合わせた整髪料の選び方をご紹介いたします。
つやを出して、かっちりと固めたいなら
清潔感のある、かっちりとした髪型を一日中維持したいという方には、「ジェル」が適しています。ジェルは水分を豊富に含んだ整髪料で、髪につけると濡れたようなみずみずしい光沢が出るのが特徴です。そして、乾くと同時に髪を強く固定するため、作った髪型が崩れにくいという大きな利点があります。短い髪をしっかりと立たせたり、全体をきっちりとまとめたりする髪型との相性が抜群です。
つやを保ちつつ、手直しも楽しみたいなら
ジェルと同じようにつやのある仕上がりを求めつつも、固めずに柔軟性を残したい場合には、「グリース」や「ポマード」が良い選択肢となります。これらは主に油性の整髪料で、強い光沢感を出しながらも、固まらないため一日を通して何度でも手直しが可能です。櫛を使って毛流れを整える伝統的な髪型や、大人の落ち着きを感じさせる、まとまりのある髪型をつくる際に重宝します。近年では、洗い落としやすさを考慮した水性の製品も多く見られます。
髪全体の質感をふんわりと整えたいなら
部分的に動きを出すというよりも、髪全体の質感を調整したいという場面で活躍するのが「ムース」です。泡状で出てくるため、髪の根元から毛先まで簡単かつ均一になじませることができます。寝ぐせを直しながら全体のまとまりを良くしたり、パーマのうねりを美しく再現したり、あるいは髪の広がりを抑えたりと、その用途は多岐にわたります。軽やかで自然な仕上がりになるのが魅力です。
自然なまとまりや潤いが欲しいなら
整髪料特有のつけている感じが苦手で、できるだけ自然に仕上げたいという方には、「ヘアローション」や「ヘアミルク」といった選択肢がございます。これらは液体や乳液状で、強いセット力はありませんが、髪に潤いを与えて乾燥やぱさつきを防ぎ、ごく自然なまとまりを与えてくれます。作り込みすぎない、素の髪の美しさを活かした髪型を好まれる方にぴったりの整髪料です。
仕上げに髪型を維持したいなら
他の整髪料を使って髪型をつくった後、その形を長持ちさせるために用いるのが「ヘアスプレー」です。整髪料というよりは、仕上げ剤としての役割が主となります。つくった髪型全体をふんわりと保つものから、一部分を強力に固定するものまで様々な種類があり、目的に応じて使い分けることが大切です。湿気が多い日や、風が強い日などには特に頼りになる存在です。
最適な一品を見つけるために
このように、ワックス以外にも整髪料には様々な種類がございます。ご自身に合った一品を見つけるためには、まず「どのような仕上がりにしたいのか」「ご自身の髪質はどうか」を考えてみることが第一歩です。もし、どの整髪料がご自身に合うのか判断に迷われるようでしたら、ぜひ一度、私ども髪の専門家にご相談ください。お客様の髪の状態やご要望を丁寧にお伺いし、数ある製品の中から最適なものをご提案させていただきます。
ワックス以外で広がる髪のおしゃれ
整髪料の選択肢は、ワックスだけではございません。これまで使ったことのない種類の整髪料を試してみることで、日々の髪型づくりがより楽しくなったり、ご自身の新たな一面を発見するきっかけになったりするかもしれません。整髪に関するどのようなことでも、どうぞお気軽にお声がけくださいませ。