2025.09.07

ベタつかない整髪料の選び方｜軽やかな髪型を保つための使い方

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髪型を整えるために整髪料は欠かせないけれど、使った後の髪や手の、あの何とも言えないベタつきが苦手で、つい使うのをためらってしまう。そのように感じていらっしゃる方は、決して少なくないかと存じます。しかし、その不快なベタつきは、ご自身に合った整髪料の「選び方」と、日々の「使い方」をほんの少し見直すだけで、大きく改善される可能性がございます。ここでは、ベタつきの原因から、軽やかで快適な一日を過ごすための製品選びの考え方、そして明日からすぐに実践できる使い方のこつまで、詳しくご説明いたします。

Contents

なぜ整髪料はベタついてしまうのか
ベタベタしない整髪料の種類
使い方で変える「べたつかない」仕上げのこつ
快適な使用感を追求した製品選び
ベタつきから解放され、心地よい一日を

なぜ整髪料はベタついてしまうのか

まず、なぜ整髪料を使うとベタつきを感じてしまうのか、その理由からお話しいたします。多くの整髪料には、髪の毛同士を接着して形を維持するための「樹脂成分」や、髪にまとまりやつやを与えるための「油分」が含まれています。これらの成分が、髪型をつくる上で重要な役割を担っているのですが、同時につけすぎてしまったり、ご自身の髪質に合わないものを使ったりすると、髪の表面に必要以上に残ってしまい、それが不快なベタつきの原因となってしまうのです。

ベタベタしない整髪料の種類

ベタつきを避けたいとお考えであれば、まずは整髪料の種類そのものに着目するのが良い方法です。例えば、ワックスの中でも「クレイタイプ」や「マットタイプ」と呼ばれるものは、主成分に油分が少なく、乾いた土のような質感で髪を整えるのが特徴です。製品によっては、髪や頭皮の余分な皮脂を吸着する効果が期待できるものもあり、ベタつきにくい整髪料の代表格と申せます。また、「ヘアスプレー」は髪に直接触れることなく、霧状に吹きかけて使いますので、手のベタつきが気になる方には最適な選択肢です。髪そのものも、比較的軽い質感のまま形を維持することができます。そのほか、水分を主成分とする「ヘアムース」や「ヘアローション」なども、油分が少ないため、さっぱりとした使用感の製品が多くございます。

使い方で変える「べたつかない」仕上げのこつ

製品選びと合わせて、あるいはそれ以上に大切になるのが、日々の使い方です。ベタつきを防ぐための最大の要点は、「つけすぎないこと」に尽きます。まずは小豆一粒ほどの、ご自身が思っているよりも少ない量を手に取り、もし足りなければ後から少しずつ足していく、という使い方を徹底してみてください。そして、手に取った整髪料は、すぐに髪につけるのではなく、指の間まで含めた手のひら全体に、透明になるまで薄く均一に伸ばすことが重要です。このひと手間をかけるだけで、整髪料が髪の一部に固まってつくのを防ぎ、ベタつきを大幅に軽減することができます。

快適な使用感を追求した製品選び

整髪料の「ベタつきの少なさ」は、近年の製品開発における非常に重要なテーマの一つであり、技術の進歩によって、その使用感はひと昔前に比べて格段に向上しております。特に、私ども髪の専門家が仕事で用いる専門的な製品の中には、高い整髪力を持ちながらも、驚くほど軽やかで、一日の終わりの洗髪で簡単に洗い流せるように処方が工夫されたものが数多く存在します。また、お客様の髪質、例えば皮脂の分泌が多い方や、髪が細く柔らかい方などによっても、ベタつきの感じ方は変わってまいります。専門家がお客様の髪の状態を直接拝見した上で、最適な製品をお選びすることが、不快なベタつきから解放されるための最も確実な道筋です。