メンズパーマにストレートアイロンはOK?正しい使い方と髪を傷めない注意点
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パーマをかけて動きのあるスタイルを楽しんでいるけれど、たまには気分を変えて、ストレートですっきりとしたスタイルにしたい。あるいは、かけたパーマが少し強すぎて、部分的にボリュームを抑えたい。そんな時、多くの男性が「ストレートアイロン」を使っても良いのだろうか、という疑問に突き当たります。結論から言うと、パーマヘアにストレートアイロンを使うことは可能ですが、それには髪を傷めないための、正しい知識といくつかの重要な注意点があるのです。
Contents
そもそも、パーマヘアにストレートアイロンは使って良いのか?
まず、パーマとストレートアイロンの基本的な関係性を理解しておきましょう。これを知っておけば、安心してスタイリングを楽しむことができます。
カールと髪への影響を理解する
- 一時的に、ストレートにすることは可能
ストレートアイロンの熱を使って、パーマによるカールやウェーブを、一時的に真っ直ぐに伸ばすことは可能です。これは、あくまでその日限りのスタイリングであり、髪の内部のパーマの結合を完全に壊すものではありません。 - 髪を洗えば、基本的にはカールは戻る
ストレートアイロンで伸ばした髪も、シャンプーをして水分を含ませ、自然な形で乾かせば、元々かかっているパーマのカールは蘇ります。一度アイロンを当てたからといって、パーマが永久に取れてしまうわけではありません。 - ただし、「熱によるダメージ」のリスクは伴う
これが最も重要なポイントです。パーマをかけた髪は、薬剤による化学的な処理で、ただでさえデリケートで乾燥しやすい状態になっています。そこに、ストレートアイロンのような高温を当てることは、髪にさらなる負担をかけ、パサつきや切れ毛、硬化といった「熱ダメージ」を引き起こす大きなリスクとなります。
プロが教える、パーマを傷めないストレートアイロン術
パーマヘアにストレートアイロンを使う際は、髪へのダメージを最小限に抑えるための、正しい手順と準備が不可欠です。
準備とテクニックが全て
- 必ず「完全に乾いた髪」に使う
絶対に守ってほしい鉄則です。髪が濡れたままや、半乾きの状態で高温のアイロンを当てると、髪の内部の水分が急激に蒸発(水蒸気爆発)し、キューティクルを深刻に傷つけ、取り返しのつかないダメージの原因となります。 - アイロンの前には、必ず「熱保護剤」を使用する
ドライヤーやアイロンの熱から髪を守るために作られた、洗い流さないトリートメントなどの「ヒートプロテクト剤」を、アイロンを通す前に必ず髪全体に馴染ませましょう。これが、髪の表面にバリアを作り、ダメージを大幅に軽減してくれます。 - アイロンの「温度設定」は、できるだけ低めに
パーマをかけた髪は、比較的低い温度でも形がつきやすくなっています。いきなり高温に設定せず、まずは140度から160度程度の、低めの温度から試してみましょう。 - 「素早く、一度で」通すのが基本
同じ毛束に、何度も何度もアイロンを往復させるのはやめましょう。髪の根元から毛先に向かって、ゆっくりと、しかし止まることなく、素早く一度で通すのが、ダメージを抑えるコツです。
本当の解決策は、あなたに合わせたパーマをかけること
日常的にストレートアイロンを使ってパーマを抑えなければならない、と感じている場合、それはそもそも、あなたのなりたいイメージと、かかっているパーマのデザインとの間に、ズレが生じているサインかもしれません。
理容室だからできる、計算されたデザイン
- そもそも、強すぎないカールをデザインする
もしあなたが、「パーマが強すぎて、毎日アイロンで伸ばさないと収まらない」と感じているなら、それは最初のパーマの強さが適切でなかった可能性があります。プロの理容師は、カウンセリングでお客様の希望を丁寧にヒアリングし、強すぎず、弱すぎず、あなたにとってベストな強さのカールをデザインします。 - ストレートも楽しめる「2WAYパーマ」を提案
「普段はパーマを楽しみたいけれど、たまにストレートにもしたい」。そんなご希望があれば、プロはそれを計算した上で、ストレートアイロンでも伸ばしやすい、ごく自然なウェーブやCカールのパーマを提案します。スタイルの多様性を、最初からデザインに組み込むのです。 - ダメージを最小限に抑える、健康な髪という土台
プロの施術は、パーマによるダメージを最小限に抑えることを最優先に考えます。健康で体力のある髪は、たまのストレートアイロンによる熱スタイリングにも、十分に耐えることができます。 - 的確なスタイリング指導
プロの理容師は、パーマをかけた後の仕上げの際に、カールを活かすスタイリング方法と、ストレートアイロンを使って質感を変化させるスタイリング方法の両方を、あなたの髪質に合わせて具体的にレクチャーします。
まとめ
パーマをかけた髪にストレートアイロンを使うことは、一時的なスタイルチェンジとして可能ですが、それは髪へのダメージのリスクを伴う行為です。「完全に乾いた髪に、熱保護剤を使い、低温で、素早く」という基本を、必ず守ってください。そして、もしあなたが日常的にパーマを伸ばす必要があると感じているなら、それはパーマのデザインそのものを見直す良い機会です。あなたのライフスタイルに合わせて、カールもストレートも楽しめる、そんな万能なパーマスタイルを、経験豊富な理容師が提案します。
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