メンズパーマの「リッジ」とは?綺麗に出す方法とスタイルをプロが解説
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サロンでパーマをかけた時、「リッジが綺麗に出てますね」と言われたことはありませんか。この「リッジ」こそが、パーマスタイルの立体感や動きを決定づける、非常に重要な要素です。この記事では、メンズパーマにおける「リッジ」とは何か、そしてその美しいリッジ感を自宅で再現する方法や、サロンでのオーダーのコツまで詳しく解説します。
Contents
そもそも、パーマの「リッジ」とは?
まずは、言葉の意味を正しく理解しましょう。
リッジの意味
- 「山の尾根」や「波の峰」
リッジ(ridge)とは、本来「山の尾根」や「波の峰」を意味する英語です。 - パーマにおけるリッジ
ヘアスタイルにおいては、パーマによって作られたカールの「凸凹の立体感」や「ウェーブの山の部分」を指します。つまり、「リッジが効いている」とは、「カールがくっきりと、弾力を持って立体的に出ている」状態のことです。
リッジが重要な理由
- スタイルの立体感
リッジが綺麗に出ていると、ヘアスタイル全体にメリハリと立体感が生まれます。 - 動きの表現
束感や毛流れが明確になり、パーマ特有の動きが際立ちます。 - スタイリングのしやすさ
リッジがしっかりしていると、スタイリング剤をつけた時にカールを捉えやすく、簡単にスタイルが決まります。
自宅でパーマのリッジを綺麗に出す方法(スタイリング術)
サロンでの仕上がりを、翌日以降も自分で再現するためのコツです。
鍵を握るのは「水分」と「乾かし方」
- STEP1
根元からしっかり濡らす
パーマは濡れている時に最もリッジが出ます。朝のスタイリングでは、まず髪全体を根元からしっかり濡らし、カールをリセットさせましょう。 - STEP2
半乾きの状態を作る
優しくタオルドライし、髪から水分が滴らない程度の「半乾き」状態にします。 - STEP3
スタイリング剤を揉み込む
ムースやジェル、グリースなど、カールを再現しやすいスタイリング剤を手のひらに広げ、髪を下から持ち上げるように優しく揉み込みます。 - STEP4
優しく乾かす or 自然乾燥- ドライヤーの場合
ドライヤーの「弱風」で、カールを手のひらで包み込むようにしながら乾かします。パーマ用のディフューザーを使うと、リッジを崩さずに乾かせます。 - 自然乾燥の場合
ウェットな質感を活かしたい場合は、そのまま自然に乾かすのがおすすめです。
- ドライヤーの場合
パーマのリッジが出ない・弱くなる原因は?
せっかくパーマをかけても、リッジが綺麗に出ないのには理由があります。
髪のダメージ
- カールを維持する体力の低下
髪がダメージを受けると、内部のタンパク質が流出し、ハリやコシが失われます。これにより、カールを維持する力が弱まり、リッジがだれてしまいます。
不適切なヘアケア
- 自然乾燥の習慣
濡れた髪をそのまま放置すると、髪の重みでカールが伸びてしまい、リッジが綺麗に出ません。 - 間違った乾かし方
ドライヤーの強風で乱暴に乾かすと、せっかくのカールが伸びてしまいます。
施術そのものの問題
- カット技術
パーマのリッジを活かすためには、ベースとなるカットで適切な毛量調整や質感調整がされていることが不可欠です。 - パーマ技術
髪質に合わない薬剤を使ったり、ロッドの巻き方が不適切だったりすると、そもそもリッジの効いたカールは生まれません。
リッジ感を重視するなら、オーダーすべきパーマスタイル
くっきりとしたリッジが出やすい、代表的なパーマスタイルです。
スパイラルパーマ
- 特徴
髪を螺旋状に巻くことで、立体的で弾力のあるカールが生まれます。リッジ感が非常に強く、華やかなスタイルになります。
ツイストスパイラルパーマ
- 特徴
「ねじり」と「螺旋」を組み合わせることで、シャープな束感とリッジ感を両立させます。男らしくエッジの効いたスタイルです。
美しいリッジは、プロの理容師の技術の結晶
リッジの効いたパーマは、偶然生まれるものではありません。そこには、プロの緻密な計算と技術が詰まっています。
髪質を診断し、最適な薬剤を選定する力
- ダメージを最小限に
あなたの髪質やダメージレベルを正確に見極め、髪の体力を最大限に残しながら、最もリッジが綺麗に出る薬剤を選定します。
リッジを創り出すカットと巻きの技術
- ベースカットが命
どこにリッジを出せば骨格が美しく見えるか、どのくらいの重さを残せばカールに弾力が出るかを計算してカットします。 - 緻密な巻き方
均一なテンションで、適切な角度でロッドを巻く技術が、均一で美しいリッジを生み出します。
髪の健康まで考えるアフターケアのアドバイス
- リッジを長持ちさせる秘訣
施術後の髪の状態に合わせ、最適なシャンプーやトリートメント、スタイリング剤、そして日々のケア方法まで、プロの視点から具体的にアドバイスしてくれます。
まとめ
メンズパーマの「リッジ」とは、スタイルの立体感や動きを決定づける、カールの生命線とも言える要素です。日々のスタイリングでリッジを綺麗に出すことは可能ですが、その大前提として、髪が健康であること、そしてベースとなるカットとパーマがハイクオリティであることが不可欠です。美しいリッジの効いたパーマスタイルは、髪質診断から緻密な施術、アフターケアのアドバイスまで、すべてを任せられる信頼できる理容師がいてこそ完成します。ぜひ、プロのいるメンズヘアサロンで、本物のリッジ感を体験してみてはいかがでしょうか。
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