パーマで毛先がはねるのはなぜ?原因とプロが教える美しい収め方
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パーマをかけて、理想の動きのあるヘアスタイルを手に入れたはずなのに、なぜか毛先だけが意図しない方向にピンピンとはねてしまい、うまくまとまらない。そんな、パーマ後のスタイリングに関する悩みを抱えていませんか。この厄介な「毛先のはね」には、実はいくつかの原因が考えられます。今回は、その原因を探り、明日からできる簡単な対処法と、悩みを根本から解決するためのプロの技術について、詳しく解説します。
Contents
なぜパーマの毛先は、はねてしまうのか?
パーマ後の毛先がはねてしまう原因は、一つだけではありません。施術そのものに原因がある場合もあれば、ご自身の日々のヘアケアが影響している場合もあります。
考えられる3つの原因
- 原因1
「カット」そのものに原因があるケース
髪の長さが、ちょうど肩や首筋に当たって、物理的に毛先がはねやすい長さである場合があります。また、カットの際に、毛先の毛量調整(セニング)が不適切で、毛先が軽くなりすぎていると、まとまりを失って、あちこちにはねやすくなってしまいます。 - 原因2
「パーマのかけ方」に原因があるケース
パーマをかける際にロッドを巻く角度や、薬剤の塗布の仕方が不適切で、毛先が折れた状態でパーマがかかってしまうと、それがそのまま「はねるクセ」として形状記憶されてしまいます。また、髪質に合わない強すぎる薬剤で施術し、毛先がダメージを受けてチリついてしまうことも、はねの原因となります。 - 原因3
日々の「髪の乾かし方」に原因があるケース
これが、ご自身で改善できる最も大きなポイントです。良かれと思って、ドライヤーの風を下から持ち上げるように当てすぎていると、意図しない外ハネのカールがついてしまいます。また、髪の根元がしっかりと乾いていないのに、毛先ばかりを乾かしていると、根元のクセに毛先が負けて、はねやすくなります。
自宅でできる!「毛先のはね」を抑える応急処置
パーマのかけ直しなどを考える前に、まずはご自宅でのヘアケア、特に髪の乾かし方を見直すだけで、毛先のはねは大きく改善される可能性があります。
乾かし方とスタイリングでコントロール
- はねを抑える、正しい髪の乾かし方
まず、根元をしっかりと乾かす
髪を洗った後、まずはタオルで優しく水分を拭き取ります。その後、ドライヤーで髪の根元、つまり頭皮をしっかりと乾かし、ヘアスタイル全体の土台を整えます。
ドライヤーの風は「上から下」へ
毛先のはねを抑えたい場合は、ドライヤーの風を、髪の根元から毛先に向かって、キューティクルの流れに沿うように「上から下」に当てるのが基本です。これにより、髪の表面が整い、広がりやはねが収まりやすくなります。
指で、軽く内巻きのクセをつける
乾かす際に、はねている部分の毛束を指で挟み、軽く内側にねじりながらドライヤーの温風を当て、最後に冷風で冷まします。これにより、自然な内巻きのクセがつきやすくなります。 - スタイリング剤で、物理的に収める
少しセット力のあるワックスや、まとまりを良くするヘアクリーム、あるいはヘアオイルなどを、はねている毛先に重点的につけます。スタイリング剤の重みとセット力で、物理的にハネを抑え込む方法です。
根本解決は、理容室の「カットとパーマの設計」にあり
日々のケアで、ある程度の修正は可能ですが、最も根本的な解決策は、そもそも「毛先がはねない」ように、プロの手で緻密に計算されたヘアスタイルを創ることです。
はねさせない、計算されたデザイン
- 「はね」を予測した、ミリ単位のカット技術
これが最も重要です。プロの理容師は、お客様の髪がどのくらいの長さになると肩に当たってはねやすくなるか、あるいは、どの部分の毛量を、どのくらい調整すれば毛先が自然に収まるかを、お客様一人ひとりの骨格や髪質から判断してカットします。 - 毛先にだけかける、矯正パーマ
全体にパーマをかけるのではなく、はねてしまう毛先にだけ、自然な内巻きのカールをつける「毛先だけパーマ」をピンポイントで施すことも可能です。これにより、毎朝のスタイリングをしなくても、毛先が自然に内側へと収まるようになります。 - ダメージを最小限に抑える、という基本
髪のダメージは、パサつきやまとまりのなさを引き起こし、毛先がはねる大きな原因となります。プロは、お客様の髪の体力を正確に診断し、ダメージを最小限に抑える薬剤選定やケア技術で、そもそもはねにくい、健康的な髪の状態を維持します。 - あなたに合わせた、的確なスタイリング指導
施術の最後には、あなたの髪質と、今日のヘアスタイルに合わせて、「あなたの場合は、こう乾かすと絶対にはねませんよ」という、パーソナルで具体的な乾かし方や、最適なスタイリング剤を、プロが直接レクチャーします。
まとめ
パーマ後の毛先がはねてしまう原因は、カット、パーマのかけ方、そして日々の乾かし方など、様々です。まずは、ドライヤーの風を上から下に当てる、といった正しい乾かし方を実践するだけで、悩みは大きく改善されるかもしれません。しかし、最も根本的な解決策は、そもそも「毛先がはねない」ように緻密に計算された、プロによるカットとパーマのデザインにあります。毎朝、言うことを聞かない毛先のはねと格闘していませんか。その悩み、カットやパーマのかけ方を少し変えるだけで、劇的に改善されるかもしれません。
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