メンズパーマは「襟足」が決め手。悩みを解決し、後ろ姿で差をつける
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ヘアスタイルを考えるとき、つい正面からの見え方ばかりを気にしてしまいがちです。しかし、あなたの印象は、横から、そして後ろから見られることも非常に多いもの。特に「襟足」は、その人の清潔感やこだわりが如実に表れる、非常に重要なパーツです。襟足が浮いてしまったり、外側にハネてしまったりする悩みを、パーマの力で解決できることをご存知ですか。後ろ姿まで完璧な、ワンランク上のスタイルを創るための秘訣を解説します。
Contents
襟足の「悩み」を解決するパーマ
多くの男性が、ご自身の襟足の生えグセに悩みを抱えています。これらの悩みは、カットだけでは解決が難しい場合でも、ピンポイントのパーマを施すことで、劇的に改善することが可能です。
生えグセを抑え、美しいシルエットに
- 悩み
襟足の髪が浮いてしまい、シルエットが崩れる
襟足の毛が、首に沿わずに上に向かって生えているため、短くカットすると浮き上がってしまい、全体のシルエットが不格好に見えてしまう。そんな悩みを抱える方は少なくありません。
解決策
「ダウンパーマ」
この悩みに最適なのが、髪の根元から毛流れを矯正し、髪を頭皮に沿わせるようにピタッと抑える「ダウンパーマ」です。浮き上がっていた襟足がすっきりと収まり、首を長く、頭の形をきれいに見せる効果があります。 - 悩み
襟足が左右バラバラに、外側にハネてしまう
元々のクセによって、襟足の毛先がまとまらず、外側にハネてしまう。これにより、だらしない印象や、寝グセのような印象を与えてしまいます。
解決策
「内巻きパーマ」
襟足の毛先に、ごく緩やかな内巻きの「Cカール」をつけることで、髪が自然に首に沿うような、収まりの良い美しいシルエットを創り出すことができます。
襟足を「デザイン」するパーマ
襟足のパーマは、悩みを解決するためだけのものではありません。ヘアスタイルに、より積極的におしゃれな動きや個性を加えるための、デザインツールとしても非常に有効です。
動きと流れで個性を演出
- ウルフスタイルとの最高の相性
トップは短く、襟足は長めに残す「ウルフカット」は、メンズヘアのトレンドの一つです。この長めに残した襟足にパーマをかけることで、スタイルに軽やかさと柔らかな動きが生まれ、よりおしゃれでアンニュイな雰囲気を演出することができます。 - 襟足に使えるパーマの種類
ピンパーマ
ロッドでは巻くことができないような短い襟足にも、専用のピンを使ってランダムな動きや、ごく自然なクセ毛風のカールをつけることができます。
スパイラルパーマ
長めの襟足に、リッジの効いた立体的なカールをつけ、より華やかで個性的なバックスタイルを創り出します。
襟足のデザインは、理容室の「カット技術」が命
襟足は、頭の骨格や髪の生えグセが最も複雑に影響し合う、非常に繊細なパーツです。この部分のパーマを成功させるには、土台となるカット技術が何よりも重要になります。
ミリ単位の計算が生む、完璧な後ろ姿
- カットとの連動が不可欠
襟足のパーマは、まず、お客様の骨格や首の形、髪の生えグセを完璧に計算した、精度の高いカットがあってこそ、その真価を発揮します。襟足の長さ、厚み、そして全体のヘアスタイルとのバランス。この土台作りが、仕上がりの9割を決めると言っても過言ではありません。 - 薬剤の塗り分けと肌への配慮
襟足周辺の皮膚は非常にデリケートです。プロの理容師は、薬剤が肌に付着しないよう、根元ギリギリの部分を狙って塗布する精密な技術を持っています。また、頭皮や肌を保護するクリームを使うなど、安全への配慮を徹底します。 - あなたに合わせたパーソナルなデザイン提案
お客様の髪質や生えグセ、そして全体のヘアスタイルとのバランスを見て、「あなたの場合は、パーマで抑えるのがベストです」「少し長さを残して、パーマで動かすとおしゃれですよ」といったように、プロの視点で総合的に判断し、最適なスタイルを提案します。 - シェービングによる完璧な仕上げ
理容室ならではの強みとして、パーマとカットで創り上げた襟足のラインを、最終的にカミソリによるシェービングでシャープに整えることができます。産毛まで処理されたクリーンな襟足が、スタイル全体の完成度を飛躍的に高めます。
まとめ
襟足のパーマには、浮きグセやハネといった日々の悩みを解決する「機能的なパーマ」と、ヘアスタイルに動きや個性を加える「デザイン的なパーマ」の二つの側面があります。どちらの目的であれ、襟足という繊細なパーツを美しく仕上げるには、骨格や生えグセを熟知し、カットと連動させてデザインできるプロの技術が不可欠です。自分では見えない後ろ姿にこそ、その人のこだわりと清潔感が現れます。襟足の悩み、諦めていませんか。
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