メンズパーマのダメージケア完全ガイド|傷みの原因と補修方法を解説
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お洒落なパーマスタイルと、髪へのダメージは切っても切れない関係にあります。「パーマはかけたいけれど、髪が傷むのは避けたい」「施術後のパサつきやゴワつきをどうにかしたい」。そう考えるのは当然のことです。この記事では、パーマによるダメージの原因から、自宅でできる効果的なダメージケア方法、そしてダメージを最小限に抑えるためのサロン選びのポイントまで、詳しく解説します。
Contents
なぜパーマで髪はダメージを受けるのか?
適切なケアのためには、まずダメージの原因を知ることが重要です。
パーマの化学的な仕組み
- キューティクルへの作用
パーマは、薬剤(1剤)の力で髪の表面を覆うキューティクルを開き、内部のタンパク質結合を切断します。この「結合を切る」という行為自体が、髪にとっては大きな負担となります。 - 内部成分の流出
キューティクルが開くことで、髪の内部にある水分やタンパク質などが流出しやすくなります。これが、髪のパサつきや強度の低下に繋がります。 - アルカリによるダメージ
多くのパーマ液はアルカリ性です。施術後に髪がアルカリ性に傾いたままだと、キューティクルが開きっぱなしになり、ダメージが進行しやすい状態になります。
自宅でできる!今日から始めるパーマのダメージケア
日々の少しの心がけで、髪の状態は大きく変わります。
1. シャンプーの選び方と洗い方
- アミノ酸系・弱酸性のシャンプーを選ぶ
洗浄力がマイルドで、髪や頭皮への刺激が少ないものを選びましょう。髪を健康な状態である弱酸性に保つ効果も期待できます。 - 優しく洗う
指の腹で頭皮をマッサージするように洗い、髪は泡で包み込むようにします。ゴシゴシ擦るのはダメージを広げる原因になります。
2. トリートメントによる内部補修
- 毎日の習慣にする
パーマ後のケアでは、リンスやコンディショナーだけでなく、髪の内部に栄養を補給する「トリートメント」を毎日使うのが理想です。 - 補修成分に注目
ケラチンやセラミドなど、髪の主成分に近い補修成分が配合されたものを選びましょう。
3. お風呂上がりのアウトバスケア
- 洗い流さないトリートメントは必須
タオルドライ後、ドライヤーの前に必ずオイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントをつけましょう。 - 効果
ドライヤーの熱から髪を守り、乱れたキューティクルを整えて指通りを良くし、髪内部の水分の蒸発を防ぎます。
4. 正しいドライヤーの使い方
- すぐに乾かす
自然乾燥は、キューティクルが開いたままになり、ダメージを受けやすい無防備な時間を長くするだけです。必ずドライヤーで乾かしましょう。 - 根元から、優しく
まずは根元を中心に乾かし、毛先はカールを意識しながら弱風で優しく乾かします。
ダメージを最小限に抑えるパーマのオーダー方法
最高のダメージケアは、そもそもダメージを最小限に抑えることから始まります。
ダメージレスなパーマの種類を選ぶ
- コスメパーマ
化粧品に分類される薬剤を使用し、髪への負担が比較的少ないパーマです。 - 酸性パーマ
髪と同じ弱酸性の領域でかけるパーマで、キューティクルへのダメージを極力抑えることができます。
カウンセリングで正直に伝える
- 「ダメージが気になる」と伝える
事前にこの一言を伝えるだけで、理容師はよりダメージに配慮した薬剤選定や施術方法を提案してくれます。 - 過去の施術履歴を話す
カラーや縮毛矯正の履歴は、見た目以上に髪にダメージを蓄積させている場合があります。正確な履歴を伝えることが、適切な施術の第一歩です。
究極のダメージケアは、プロの技術と知識にあり
セルフケアで補修できるダメージには限界があります。髪を本当に大切にするなら、プロの力を借りるのが最善です。
サロントリートメントによる集中ケア
- 内部から髪を再構築
サロンのシステムトリートメントは、家庭用とは比較にならない高濃度の栄養成分を、髪の芯まで届けることができます。失われた成分を擬似的に補い、髪の強度や手触りを劇的に改善します。
ダメージさせない理容師の「技術力」
- 的確な毛髪診断
経験豊富な理容師は、あなたの髪を見て、触れるだけで、その日のコンディションやダメージレベルを正確に診断します。そもそもパーマに耐えられる髪なのかを見極めることが、プロの責任です。 - 高度な薬剤知識
髪質やダメージレベルに合わせて、数ある薬剤の中から最適なものを選択し、時にはパワーをコントロールするために調合します。 - 施術中の保護・後処理
パーマ液を塗布する前に保護剤を使ったり、施術後に髪に残るアルカリ成分をしっかり除去したりと、ダメージを最小限に抑えるための工程を丁寧に行います。
まとめ
メンズパーマによるダメージは避けられないものですが、日々の正しいダメージケアによって、その進行を抑え、美しいスタイルを長く楽しむことは十分に可能です。そして、究極のダメージケアとは、ダメージを補修すること以上に、「そもそも髪を極力傷ませない」こと。そのためには、お客様の髪の状態を正確に診断し、最小限の負担で最大の効果を発揮する高度な技術を持った、信頼できる理容師に任せるのが一番です。ぜひ、髪の健康まで真剣に考えてくれるメンズヘアサロンで、ダメージを気にせずにお洒落なパーマスタイルを手に入れてください。
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