メンズパーマはブローで差がつく!カールを活かす乾かし方とスタイリング術
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サロンで仕上げてもらった時のような、立体的でまとまりのあるパーマスタイルが、自宅ではなぜか再現できない…。その違いは、髪を乾かす際の「ブロー」の技術にあるかもしれません。ただ乾かすだけでなく、熱と風をコントロールして形を作るブローは、パーマヘアの完成度を大きく左右します。この記事では、メンズパーマの魅力を最大限に引き出す、正しいブローのやり方とコツを詳しく解説します。
Contents
なぜパーマスタイルに「ブロー」が重要なのか?
ブローは、単に髪を乾かす以上の意味を持ちます。
カールを美しく再現する
- 形状記憶の原理
髪は、濡れている状態から乾く瞬間に形が決まります。ブローは、この原理を利用し、パーマで形成されたカールを最も美しい状態で記憶させるための重要な工程です。 - 自然乾燥との違い
自然乾燥では、髪の重みでカールが伸びてしまったり、寝癖がついたりと、意図しない形で乾いてしまいます。
ボリュームを自在にコントロールする
- 根元の立ち上げ
トップの根元に下から風を当ててブローすることで、ふんわりとしたボリュームを生み出し、絶壁などの骨格の悩みをカバーします。 - サイドの広がりを抑える
膨らみやすいサイドの髪を、上から風を当てて押さえながらブローすることで、タイトでメリハリのあるシルエットを作ります。
髪にツヤを与える
- キューティクルを整える
ドライヤーの熱を毛流れに沿って当てることで、開いたキューティクルが整い、髪の表面が滑らかになってツヤが生まれます。
【基本編】パーマを活かす正しいブローの手順
このステップを意識するだけで、毎日のスタイリングが変わります。
STEP1:タオルドライと下準備
- 優しく水分を取る
まずはタオルで髪を挟み、擦らずに優しく叩くようにして、根元中心に水分をしっかり取ります。 - 洗い流さないトリートメントを塗布
ドライヤーの熱から髪を守り、パサつきを防ぐために、オイルやミルクタイプの洗い流さないトリートメントを毛先中心に馴染ませます。
STEP2:根元のブロー(ボリュームアップ)
- 地肌から乾かす
ドライヤーの風を、まずは髪の根元と地肌に当てていきます。指の腹で地肌を擦るようにしながら、様々な方向から風を当てて根元のクセを取ります。 - トップを立ち上げる
ボリュームが欲しいトップの部分は、髪を持ち上げ、根元に下から温風を当てて立ち上がりのクセをつけます。
STEP3:中間のブロー(ボリュームダウン)
- サイドを抑える
広がりやすいサイドやハチ周りは、髪の流れに沿って上から下にドライヤーの風を当て、手ぐしや手のひらで軽く押さえつけながら乾かします。
STEP4:毛先のブロー(カール形成)
- 弱風で優しく
ここでドライヤーを「弱風」に切り替えます。毛束を指でねじったり、手のひらでカールを包み込むように持ち上げたりしながら、優しく風を当ててカールを再現します。 - ブラシを使う場合
ふんわり感を出したい場合は、目の粗いスケルトンブラシを使い、軽く持ち上げるようにブローします。
STEP5:冷風で仕上げる
- スタイルを固定
髪が乾いたら、最後に全体に冷風を当ててクールダウンさせます。これにより、作ったシルエットやカールが固定され、スタイルが長持ちします。
「ブローでパーマが取れる」は本当?
- 正しいブローなら大丈夫
ブラシで強く引っ張りすぎたり、高温の風を長時間当て続けたりしなければ、正しいブローでパーマがすぐに取れてしまうことはありません。 - むしろ持ちが良くなる
むしろ、毎日正しくブローしてカールを綺麗に再現してあげる方が、スタイル全体の持ちは良くなります。
最高のブローは、最高の「素材」と「指導者」から
自己流のブローでうまくいかないのは、あなたの技術だけの問題ではないかもしれません。
ブローしやすいように「デザイン」されたパーマ
- プロの計算
経験豊富な理容師は、お客様が自宅でブローしやすいように、毛流れやボリュームの位置を計算してカットし、パーマをかけます。そもそも「再現性」を前提にデザインされているのです。 - 骨格補正カット
あなたの骨格に合わせて、ボリュームを出すべき部分と抑えるべき部分をカットで作り込んでいるため、ブローの効果が最大限に発揮されます。
サロンは最高の「ブロー教室」
- 直接レクチャー
施術の仕上げの際、理容師はあなたの髪を使い、目の前でブローのやり方を実践してくれます。どのブラシを使えば良いか、どの角度から風を当てるべきか、といったプロの技術を直接学ぶことができます。これこそが、スタイリングを上達させる一番の近道です。
まとめ
メンズパーマの完成度を左右する「ブロー」。ただ乾かすのではなく、根元を立ち上げ、サイドを抑え、カールを優しく再現するという一連の工程が、サロン帰りのような美しいシルエットを作り出します。そして、このブロー技術を最大限に活かすためには、再現性まで計算されたクオリティの高いカットとパーマが不可欠です。もし、毎日のスタイリングに悩んでいるなら、ぜひ信頼できる理容師のいるメンズヘアサロンに足を運び、プロの技術と、あなただけのブローのコツを学んでみてはいかがでしょうか。
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