メンズパーマにブラッシングはNG?カールを綺麗に保つ正しい髪のとかし方
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「パーマをかけたら、ブラシやクシで髪をとかしてはいけない」。そんな話を聞いたことはありませんか。せっかくかけたパーマが取れてしまうのは避けたいけれど、髪の絡まりやスタイリングのためには、とかした方が良い気もする…。この記事では、メンズパーマとブラッシングの正しい関係について、プロの視点から詳しく解説します。
Contents
結論:「乾いた状態での過度なブラッシング」はNG
まず結論から言うと、乾いた状態のパーマヘアを、目の細かいブラシで無理やりとかすのは、カールを崩す原因になるため避けるべきです。
なぜパーマが取れやすくなるのか?
- 物理的にカールを伸ばしてしまう
ブラシで髪をとかす行為は、髪をまっすぐに引っ張る行為です。乾いた状態で何度もブラッシングすると、パーマによって形成されたカールが物理的に引き伸ばされ、緩んだり、取れたりする原因になります。 - キューティクルへのダメージ
パーマ後のデリケートな髪を無理にとかすと、キューティクルが剥がれたり、傷ついたりして、パサつきや切れ毛の原因になります。ダメージが進行すると、カールを維持する力が弱まります。 - 静電気による広がり
乾燥した髪をブラッシングすると静電気が発生しやすくなり、せっかくのパーマスタイルがまとまらずに広がってしまいます。
パーマヘアを美しく保つ「正しい髪のとかし方」
ブラッシングが全くダメというわけではありません。タイミングと道具、そして方法が重要です。
おすすめのタイミング
- シャンプー前のブラッシング
髪が乾いている状態で、シャンプーをする前に優しくブラッシングするのは効果的です。髪の絡まりやホコリをあらかじめ取り除くことで、シャンプー時の摩擦や抜け毛を減らすことができます。 - トリートメントを馴染ませる時
シャンプー後、トリートメントを髪につけた状態で、目の粗いコーム(櫛)や手ぐしで優しくとかすのは最もおすすめです。トリートメント成分が髪全体に均一に行き渡り、絡まりもスムーズに解消できます。
おすすめの道具
- 目の粗いコーム
歯の間隔が広いコームは、パーマのカールを崩しにくく、髪への負担を最小限に抑えながら絡まりをほどくことができます。 - 手ぐし
自分の指が、最も髪に優しい「ブラシ」になります。スタイリングの際は、基本的に手ぐしで整えるのが理想です。 - スケルトンブラシ
ブラシの目が粗く、すき間が多いため、髪を引っ張りすぎずに、ふんわりとボリュームを出しながらとかすことができます。ドライヤーで乾かす際に使うのに適しています。
正しいとかし方の手順
- 毛先から優しく
根元から一気にとかすのではなく、まずは絡まりやすい毛先を優しくほぐし、徐々に中間、根元へととかし進めていきます。 - 無理に引っ張らない
絡まっている部分は、無理に力を入れず、少しずつ丁寧にほぐしましょう。
スタイリングにおけるブラッシングの役割
スタイリング剤をつけた後は、基本的にブラシは使いません。
- 手ぐしで仕上げる
ワックスやムースを揉み込んだ後は、手ぐしで束感やシルエットを整えるのが基本です。ブラシを使うと、せっかく作ったカールや束感が崩れてしまいます。 - コームを使う場合
七三分けなどのクラシカルなスタイルで、きっちりとした毛流れを作りたい場合は、ジェルやグリースをつけた後にコームを使って整えます。
パーマの悩みは、プロの理容師に相談するのが一番
正しいブラッシング方法も、あなたの髪質やパーマのデザインによって微妙に異なります。
あなたに合ったケア方法をアドバイス
- 最適なツールの提案
経験豊富な理容師は、あなたの髪質やパーマスタイルを見て、「あなたなら、このタイプのコームが良いですよ」「お風呂でこうやってとかしてくださいね」と、具体的なアドバイスをしてくれます。 - そもそも絡まりにくい髪へ
最高のケアは、そもそも髪を絡まりにくく、ダメージさせないことです。プロは、ダメージを最小限に抑えるパーマ技術で、手触りの良いスタイルを提供します。
まとめ
メンズパーマの美しさを保つ上で、ブラッシングは諸刃の剣です。乾いた状態での過度なブラッシングはカールを崩す原因になりますが、シャンプー前やトリートメント中など、適切なタイミングで、目の粗いコームなどを使えば、髪を健やかに保つ助けになります。日々のスタイリングは手ぐしを基本とし、髪を優しく扱うことを心がけましょう。そして、自分の髪に合った最適なケア方法が知りたいなら、ぜひ信頼できる理容師に相談してみてください。プロのアドバイスが、あなたのパーマスタイルをより長く、美しく保つための道しるべとなるはずです。
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