メンズパーマ「ゆるめ」のセット術|基本の手順とスタイリング剤の選び方
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ナチュラルでおしゃれな雰囲気が人気の「ゆるめパーマ」。しかし、いざ自宅でセットしようとすると、「サロンで仕上げてもらった時のようにならない」「ドライヤーで乾かすと、せっかくのパーマがどこかへ消えてしまう…」。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。実は、ゆるめパーマのセットは、いくつかの簡単なコツを覚えるだけで、誰でもサロン帰りのような計算された「こなれ感」を再現することができるのです。この記事では、ゆるめパーマのセットの基本的な手順から、質感を活かすスタイリング剤の選び方まで、その全てを詳しく解説します。
Contents
ゆるめパーマのセットで目指すべきゴールとは?
スタイリングを始める前に、まず「ゆるめパーマ」のセットで何を目指すべきかを理解しておきましょう。ゴールは大きく二つです。
ゴール1:眠っていたカールを「呼び覚ます」
- 濡らすことの重要性
パーマは、髪が濡れている時にカールが最も強く現れる性質を持っています。朝起きた時、乾いて伸びてしまった髪にスタイリング剤を付けても、美しいカールは再現できません。セットの基本は、まず髪をしっかりと濡らし、パーマをかけたての時のカールを一度「呼び覚まして」あげることです。
ゴール2:「作り込みすぎない」自然な質感
- ラフさの演出
ゆるめパーマの魅力は、そのナチュラルさにあります。コームでかっちりと整えすぎたり、ワックスで固めすぎたりするのは逆効果です。あくまで元々のクセ毛のような、自然な動きとラフな束感を出すことが、ゆるめパーマをおしゃれに見せる最大の鍵となります。
ゆるめパーマセットの基本的な4ステップ
毎朝のセットが格段に楽になる、基本の4ステップをご紹介します。この手順を守るだけで、仕上がりは大きく変わります。
ステップ1:髪全体を濡らして、パーマをリセット
- 根元からしっかりと
まずは、シャワーやスプレイヤーなどを使って、髪の根元から毛先までをまんべんなく濡らします。寝癖を直し、眠っているパーマのカールをしっかりと呼び覚ましましょう。
ステップ2:優しくタオルドライ
- 摩擦はNG
濡れた髪をゴシゴシと強く擦るのは、カールが伸びてしまうだけでなく、髪が傷む原因にもなります。タオルで髪を優しく挟み込み、ポンポンと叩くようにして、水分を吸収させましょう。
ステップ3:ドライヤーで「カールを育てながら」乾かす
- 最重要工程
ここが最も重要なポイントです。まずは、全体の根元を中心に、髪の間に空気を入れるようにラフに乾かし、ふんわりとしたベースを作ります。毛先部分は、カールを指で伸ばしてしまわないように、手のひらで優しく包み込むように、あるいは握るように(スクランチしながら)乾かしましょう。完全に乾かしきる手前の、8割程度の半乾き状態を目指すのが理想です。
ステップ4:スタイリング剤を「揉み込む」
- 付け方が全て
スタイリング剤を手のひら全体に薄く伸ばしたら、髪の表面を撫でるようにつけるのではなく、髪の内側から手を入れて、空気を含ませるように優しく揉み込むように付けます。最後に、指先で毛束を少しつまんで、全体のシルエットを整えれば完成です。
「ゆるい質感」を引き出すスタイリング剤の選び方
ゆるめパーマのナチュラルな質感を活かすためには、スタイリング剤選びも重要です。
ソフトワックス
- 特徴
程よいセット力と動かしやすさを持ち、ふんわりとした自然な束感を表現するのに最適です。最もスタンダードで扱いやすい選択肢と言えるでしょう。
ヘアクリーム
- 特徴
保湿力が高く、パーマによるパサつきを抑えながら、自然なまとまりを与えてくれます。セット力は控えめなので、ごくナチュラルに仕上げたい方におすすめです。
ヘアバーム
- 特徴
自然なツヤ感とまとまりを出し、少しウェットな質感を表現することもできます。スタイリングと同時にヘアケアもできるのが魅力です。
よくある失敗とその対策
ゆるめパーマのセットで陥りがちな失敗例と、その簡単な対策をご紹介します。
失敗例1:カールが伸びてしまう
- 原因と対策
これは、ドライヤーで髪を乾かす際に、指で髪を引っ張ったり、上から押さえつけたりしているのが主な原因です。必ず、手のひらでカールを「優しく握るように」乾かすことを徹底してみてください。
失敗例2:ただのボサボサに見える
- 原因と対策
髪のパサつきが原因で、無造作感がただの「手入れされていない髪」に見えてしまうケースです。スタイリング剤を付ける前に、洗い流さないトリートメント(オイルやミルク)で髪を保湿するか、ツヤの出るヘアバームなどをスタイリング剤として選ぶと改善されます。
まとめ
ゆるめパーマのセットは、「濡らしてカールを呼び覚ます」ことと、「作り込みすぎない」ことの二つを意識すれば、決して難しいものではありません。ドライヤーで優しく乾かし、軽めのスタイリング剤を揉み込むという基本のステップを守るだけで、誰でも簡単におしゃれなスタイルを再現することができます。しかし、あなたの髪質やパーマのかかり具合によって、最適な乾かし方やスタイリング剤は微妙に異なります。本当の意味で自分のものにする一番の近道は、あなたの髪を熟知している担当の理容師に、セットの仕方を直接レクチャーしてもらうことです。ぜひ一度、プロの技を学んで、毎日のスタイリングを楽しんでください。
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