メンズパーマはワックスなしでもOK?セットの鍵は「乾かし方」にあり
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「パーマをかけてスタイリングを楽にしたいけど、ワックスのベタつきがどうも苦手だ」「朝は忙しくて、スタイリング剤を付けている時間さえない」。そんな、できるだけスタイリング剤を使わずに、手軽にパーマヘアを楽しみたいと考えている男性は少なくありません。結論から言うと、パーマの種類と日々の「乾かし方」次第で、メンズパーマは「ワックスなし」でも十分におしゃれなスタイルを楽しむことが可能です。この記事では、そのための具体的な方法や、サロンでのオーダーのコツについて詳しく解説していきます。
Contents
「ワックスなし」でパーマを楽しむメリットと注意点
スタイリング剤を使わないことには、良い点と、一方で理解しておくべき注意点があります。
メリット:自然な質感と頭皮への優しさ
- 軽やかな仕上がり
ワックスなどのスタイリング剤が持つ油分や重さがないため、パーマ本来のふんわりとした、軽やかで自然な質感を最大限に活かすことができます。作り込みすぎていない、エフォートレスな雰囲気を好む方に最適です。 - 頭皮・髪への負担軽減
スタイリング剤による毛穴の詰まりや、シャンプーでの洗い残しといった心配がなく、頭皮や髪を健やかに保ちやすいというメリットがあります。敏感肌の方や、頭皮環境を気にされている方にもおすすめです。
注意点:スタイルのキープ力と再現性
- 湿気や風に弱い
スタイリング剤によるコーティングやセット力がないため、湿気が多い日や風が強い日には、スタイルが崩れやすくなる点は理解しておく必要があります。 - パーマの質が問われる
ワックスで動きを足したり、シルエットを補正したりといった「ごまかし」が一切効きません。そのため、カットとパーマそのものの完成度が非常に高くないと、ただの「セットをしていない人」「寝起きのボサボサ髪」に見えてしまうリスクも伴います。
ワックスなしでも決まりやすいメンズパーマの条件
「ワックスなし」を実現するためには、その土台となるパーマスタイル自体に、いくつかの条件が求められます。
1. ある程度しっかりとしたカールがある
- 強めのパーマスタイル
スパイラルパーマやツイストスパイラルパーマのように、乾かすだけでカールがくっきりと再現されるような、リッジの効いたパーマスタイルは、ワックスがなくても髪に動きと表情が出やすいためおすすめです。
2. 計算されたカットでベースが作られている
- カットの重要性
「ワックスなし」でスタイルが成立するかどうかは、カット技術で8割決まると言っても過言ではありません。乾かすだけで理想のシルエットになるように、あなたの骨格や髪質に合わせて、毛量調整やカットラインが緻密に計算されていることが大前提となります。
3. 髪のダメージが少ないこと
- 健康な髪の状態
髪が健康で潤っている方が、パーマのカールはきれいにまとまり、ツヤも出やすくなります。ダメージによるパサつきは、スタイリング剤を使わないとより目立ちやすくなってしまうため、日々のヘアケアが重要になります。
【最重要】ワックスなしセットは「ドライヤー」が全て
ワックスを使わない分、スタイリングの成否はドライヤーでの乾かし方にかかっています。以下の4ステップをマスターしましょう。
ステップ1:髪の根元から全体をしっかり濡らす
- パーマのリセット
まずは寝癖を取り、乾いて伸びてしまったパーマのカールを「呼び覚ます」ために、髪の根元から毛先までをしっかりと濡らします。
ステップ2:タオルドライで優しく水分を取る
- 摩擦を避ける
ゴシゴシと強く擦ると、パーマが伸びる原因になります。タオルで髪を優しく挟み込み、ポンポンと叩くようにして水分を吸収させましょう。
ステップ3:根元を乾かし、ボリュームを出す
- ベース作り
髪全体を持ち上げるように、あるいは頭皮を軽く擦るように、いろいろな方向から風を当てて根元をしっかりと乾かします。ここでスタイルの土台となるボリュームを作ります。
ステップ4:毛先はカールを握るように乾かす
- カールの再現
根元が乾いたら、ドライヤーの風を弱めます。そして、毛先を手のひらで優しく包み込むように、あるいは握るように(スクランチしながら)して乾かし、パーマのカールを再現します。この工程が最も重要です。カールを指で引っ張らないように注意しましょう。
ワックス以外の選択肢も知っておこう
「ワックスのベタつきは嫌だけど、パサつきは抑えたい」。そんな方には、ワックス以外の選択肢もあります。
ケアもできる軽いスタイリング剤
- ヘアオイル、ヘアミルク、ヘアバーム
これらのアイテムは、強いセット力はありませんが、髪に潤いと自然なツヤ、そして程よいまとまりを与えてくれます。ワックスなしのスタイリングで気になるパサつき感を解消し、より質感の高いスタイルに仕上げることができます。
まとめ
メンズパーマは、かけ方と乾かし方次第で、「ワックスなし」でも十分におしゃれなスタイルを楽しむことが可能です。その最大の鍵は、濡らした状態からパーマ本来のカールを優しく再現するように乾かす「ドライヤーテクニック」にあります。しかし、そもそも「ワックスなし」でスタイルが成立する大前提は、乾かすだけで美しいシルエットと動きが再現されるような、極めて完成度の高いカットとパーマが施されていることです。それは、あなたの髪質や骨格を完璧に理解したプロの理容師にしかできない、最高レベルの技術と言えるでしょう。本当にスタイリングが楽な、質の高いパーマを手に入れたいなら、ぜひ一度、経験豊富な理容師にご相談ください。
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