メンズパーマは「ラフ」がかっこいい|作り込みすぎない髪型のオーダー術
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きっちりと完璧にセットされた髪型も素敵ですが、もっと肩の力が抜けた、自然体でラフな雰囲気なのになぜかおしゃれに見える。そんなヘアスタイルに憧れを抱く男性は少なくありません。「頑張っている感じ」を出さずに、自分らしさを表現したい。その理想を叶えてくれるのが、計算された「ラフ」な質感を演出するメンズパーマです。この記事では、究極のこなれスタイルである「ラフなメンズパーマ」の魅力から、失敗しないオーダー方法、そして毎朝のセットが簡単になるコツまでを詳しく解説していきます。
Contents
なぜ「ラフ」なメンズパーマが支持されるのか?
作り込みすぎていないのに、かっこいい。その秘密は、「ラフ」という質感が持つ多くのメリットにあります。
計算された「こなれ感」と抜け感
- 自然体なおしゃれさ
ラフなパーマスタイルの最大の魅力は、その自然体な雰囲気にあります。頑張りすぎていない、リラックスしたスタイルが、逆におしゃれで洗練された印象を与え、飾らない大人の「こなれ感」や「抜け感」を演出します。
スタイリングの概念が変わる手軽さ
- 寝癖さえも味方に
パーマによって髪全体にランダムな動きのベースが作られているため、朝の多少の寝癖さえも、スタイルの一部として活かすことが可能です。髪を濡らしてラフに乾かし、ワックスなどのスタイリング剤を軽く揉み込むだけで完成するという、圧倒的な手軽さも人気の理由です。
親しみやすく、好感度が高い
- 飾らない魅力
完璧にセットされた髪型よりも、少しラフで動きのあるスタイルの方が、親しみやすく、話しかけやすい雰囲気を与えることがあります。飾らない自然体な人柄を演出し、男女問わず高い好感度に繋がります。
「ラフな質感」を作る代表的なメンズパーマ
まるで生まれつきのような自然な動きは、どのようなパーマ技術によって作られるのでしょうか。
ニュアンスパーマ
- スタイルの特徴
ラフなスタイルを作る上での基本となるパーマです。かけたことが分からないほどの、ごく自然な毛流れとクセ毛のような動きを作り出し、直毛で動きが出にくい髪を、扱いやすいナチュラルな質感に変えてくれます。
スパイラルパーマ(ゆるめ)
- スタイルの特徴
ゆるめの螺旋状カールを、毛束ごとに強弱をつけながらランダムにかけることで、外国人風の自然なウェーブ感を表現できます。特にミディアムヘアの方におすすめで、アンニュイな雰囲気を醸し出します。
ピンパーマ
- スタイルの特徴
一般的なロッドを使わず、理容師が指でカールを作りピンで固定するため、よりランダムで予測不能な動きが出せます。ショートヘアに、計算されたラフな質感を加えるのに最適な技術です。
失敗しない!ラフなパーマのオーダー術
「ラフに」というオーダーは、実はサロンで最もイメージの共有が難しいオーダーの一つです。失敗しないための重要なポイントをご紹介します。
「ラフさ」のイメージを写真で伝える
- 最も重要なこと
あなたの思う「ラフ」と、理容師が思う「ラフ」のイメージは、必ずしも同じとは限りません。この認識のズレを防ぐために、理想とするヘアスタイルの写真や画像を複数枚用意し、「このくらいの、肩の力が抜けた感じが良い」と視覚的に共有することが不可欠です。
なりたい雰囲気を言葉で補足する
- 質感の共有
写真を見せながら、「爽やかな印象は残したい」「少し色気のあるアンニュイな感じにしたい」「本物の外国人風のクセ毛のように見せたい」など、あなたがなりたい雰囲気を具体的な言葉で補足すると、理容師はよりイメージを掴みやすくなります。
ベースカットのデザインも相談する
- カットの重要性
ラフな質感は、パーマだけで作られるわけではありません。毛量を適切に調整するカットや、髪に段差をつけて動きを出すレイヤーカットなど、土台となるベースカットも大きく影響します。パーマと合わせたトータルデザインを、理容師と相談しながら決めましょう。
自宅で簡単!「ラフ感」を作るセットのコツ
サロンでの仕上がりを自宅で再現するためには、「作り込みすぎない」ことが最大のコツです。
ドライヤーで無造作に乾かす
- 完璧に乾かさない
コームなどで丁寧にブローするのではなく、髪全体をわしゃわしゃと擦るように、いろいろな方向から風を当ててラフに乾かしましょう。全体の8割程度が乾いたら、あとは自然乾燥に任せるくらいが、ちょうど良いラフさを生み出します。
スタイリング剤は「付けすぎない」が鉄則
- 付け方のコツ
スタイリング剤は、セット力が強すぎないソフトワックスやヘアバームなどがおすすめです。まず少量を手のひらに薄く均一に伸ばし、髪の内側から空気を入れるように、一度だけ全体に馴染ませるイメージで付けます。何度も触りすぎないことが、ラフに見せるための重要なポイントです。 - 最後の仕上げ
全体にスタイリング剤が馴染んだら、全体のシルエットを軽く整える程度で終了しましょう。「完璧」を目指さず、「これでいいか」というところで手を止める勇気が、計算された抜け感に繋がります。
まとめ
メンズの「ラフなパーマ」は、自然体でおしゃれな印象を与え、日々のスタイリングも驚くほど簡単になる、非常に魅力的なスタイルです。成功の鍵は、サロンでの的確なイメージ共有と、自宅での「作り込みすぎない」スタイリングにあります。しかし、多くの人が憧れる、この「計算されたラフさ」は、実は最も理容師のデザイン力と技術力が問われるスタイルです。お客様一人ひとりの骨格や髪質、生え癖のすべてを考慮し、ミリ単位でカットとパーマを施すことで初めて生まれる、究極のオーダメイドスタイルなのです。究極のナチュラルとかっこよさを両立させたいなら、ぜひ一度、あなたの魅力を最大限に引き出してくれる経験豊富なプロの理容師にご相談ください。
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