メンズパーマのスタイリングにオイルは使うべき?ツヤと束感を出す正しい使い方
サロンでかけたお気に入りのメンズパーマ。その魅力を最大限に引き出すためには、日々のスタイリングが非常に重要です。パーマスタイルに最適なスタイリング剤はいくつかありますが、中でも近年、特に人気を集めているのが「ヘアオイル」です。ヘアオイルは、トレンドの濡れ髪(ウェットヘア)を簡単に作れるだけでなく、髪をケアする効果も期待できます。この記事では、メンズパーマのスタイリングにおけるヘアオイルのメリットから、正しい使い方、そしてワックスなど他のスタイリング剤との使い分けまで、詳しく解説していきます。
メンズパーマにヘアオイルを使うメリット
ヘアオイルをスタイリングに取り入れることで、パーマヘアの質感を向上させ、同時に髪を健やかに保つことができます。見た目とケアの両面で、多くのメリットを享受できます。
理想の質感とツヤを演出する
ヘアオイルは、パーマが持つカールやウェーブの動きを美しく見せるのに最適です。
- 濡れ感のあるセクシーな質感を表現
オイル特有のツヤと保湿力は、パーマヘアに潤いを与え、トレンド感のある「濡れ髪」スタイルを簡単に作り出します。パサつきがちなパーマヘアが、色気のあるしっとりとした質感に変わります。 - 自然な束感とまとまりが生まれる
ワックスのように固めることなく、パーマのカールを活かした自然な束感とまとまりを演出します。作り込みすぎない、リラックスしたお洒落な雰囲気に仕上がります。
髪のダメージケアと保湿効果
スタイリングと同時に、パーマでアルカリ性に傾いた髪をケアできるのも大きな魅力です。
- パーマによる乾燥やパサつきを抑制
パーマ後の髪は水分が失われやすく、乾燥しがちです。ヘアオイルで髪の表面をコーティングすることで、水分の蒸発を防ぎ、潤いのある状態をキープします。 - ドライヤーの熱から髪を保護
多くのヘアオイルには、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守るヒートプロテクト機能があります。タオルドライ後の濡れた髪に馴染ませることで、オーバードライによるダメージを軽減します。
【基本編】メンズパーマ×オイルの正しい使い方
ヘアオイルは、正しい手順で適量を使うことが、ベタつかせずに理想のスタイルを作るための鍵となります。基本的な使い方をマスターしましょう。
スタイリングの4ステップ
パーマのウェーブは、髪が濡れている時に最も強く現れるため、一度髪を濡らしてからスタイリングを始めるのが基本です。
- STEP1
髪全体をしっかりと濡らす
朝起きたら、まずはシャワーやお湯で髪の根元から毛先までを均一に濡らし、寝癖をリセットします。 - STEP2
タオルドライで水分を優しく取る
髪をゴシゴシと擦るのではなく、タオルで優しく頭皮と髪を揉みこむようにして、水分を吸い取ります。髪から水滴が滴らない程度が目安です。 - STEP3
オイルを手のひらに伸ばし、髪に揉み込む
適量(1プッシュ程度)のオイルを手のひら全体に薄く広げ、パーマがかかっている毛先を中心に、髪を持ち上げるようにして揉み込んでいきます。 - STEP4
ドライヤーで形を整えながら乾かす
パーマのウェーブを手のひらで包み込むようにしながら、弱風で乾かしていきます。根元を中心に乾かし、毛先は少し水分が残っているくらいで止めると、綺麗な濡れ感が持続します。
失敗しないためのポイント
オイルスタイリングでよくある失敗を防ぐための、2つの重要なポイントです。
- つけすぎに注意する
オイルの量が多すぎると、髪がベタつき、不潔な印象を与えてしまいます。最初は少量から試し、足りなければ少しずつ足していくようにしましょう。 - 根元を避けて毛先中心につける
オイルを髪の根元や頭皮につけてしまうと、ボリュームダウンや毛穴詰まりの原因になります。髪の中間から毛先にかけて馴染ませることを意識してください。
オイルと他のスタイリング剤との使い分け
なりたいスタイルによって、オイル、ワックス、グリースなどを使い分ける、あるいは組み合わせることで、スタイリングの幅が大きく広がります。
スタイリング剤の種類と特徴
それぞれのスタイリング剤が持つ特性を理解しましょう。
- ヘアオイル
ツヤ感とまとまりを重視し、自然な動きを出したい場合に最適です。セット力はほとんどありません。 - ヘアワックス
髪に動きや束感を作り、スタイルをキープしたい場合に適しています。ツヤの有無やセット力は製品によって様々です。 - ヘアグリース
強いツヤ感(ウェット感)と高いセット力を両立させたい場合に使います。七三分けなどのクラシカルなスタイルと相性が良いです。
おすすめの組み合わせと選び方
それぞれの長所を活かすことで、理想の質感を自在に作れます。
- ツヤとキープ力の両立なら「オイル+ワックス」
手のひらでワックスとオイルを1:1程度の割合で混ぜてから髪に馴染ませることで、ワックスのセット力とオイルのツヤ感を両立させることができます。 - なりたい質感でスタイリング剤を選ぶ
自然な濡れ感なら「オイル」、ドライな質感で動きを出したいなら「マットワックス」、強いウェット感とホールド力が欲しいなら「グリース」というように、目指すスタイルに合わせて選びましょう。
まとめ
メンズパーマのスタイリングにおけるヘアオイルは、トレンドの濡れ髪スタイルを叶えながら、髪をダメージから守ってくれる非常に優れたアイテムです。正しい使い方をマスターすれば、毎日のスタイリングがもっと楽しく、そして簡単になるはずです。しかし、最適なオイルの種類や量は、あなたの髪質やパーマのスタイルによって異なります。自分に合ったスタイリング方法が分からない場合は、ぜひ一度、サロンでご相談ください。あなたの魅力を最大限に引き出す、パーマとスタイリング剤の最適な組み合わせを、プロの視点からご提案します。