【毛量が多いメンズへ】ワックスが「効かない」を卒業。プロの「付け方」完全解説
「髪の量が多くて、ワックスでセットしても、全然、スタイルが持たない…」
「ワックスを付けると、かえって、髪が重く、ベタついて見えてしまう…」
毛量が豊かな男性にとって、ワックスを使ったヘアスタイリングは、まさに、永遠の課題かもしれません。
しかし、その「ワックスが効かない」という悩みは、あなたの髪質のせいでは、ありません。
それは、多くの場合、ワックスの「選び方」と、そして、何よりも「付け方」が、間違っているだけなのです。
今回は、そんな、あなたの悩みを、根本から解決するための、プロが実践する、正しいワックスの選び方と、完全な付け方について、徹底的に、解説していきます。
なぜ、毛量が多いと、ワックスが「効かない」と感じるのか
まず、なぜ、毛量の多い髪に、ワックスが効きにくいのか、その原因を、理解しておきましょう。
- 髪の重さに、セット力が負けてしまう
髪一本一本が、しっかりとしているため、髪全体の重さで、ワックスのセット力が、負けてしまい、スタイルが、すぐに、潰れてしまいます。
- 髪の密度が高く、ワックスが内部に届かない
髪が、高密度に生えているため、ワックスが、髪の表面にしか付着せず、スタイルの、土台となる、内側の髪まで、届いていないのです。
- ワックスの油分で、かえって重く見えてしまう
ワックスに含まれる、油分が、必要以上に、髪に付着し、かえって、髪全体が、重く、ベタついた印象に、なってしまいます。
最初に知るべき、あなたの髪の「最高の相棒」
これらの問題を、解決するために、あなたが選ぶべき、ワックスの種類。それは、
- マット系ハードワックス
- クレイ系ワックス
この、二種類です。
その共通点は、「セット力が、非常に高く、そして、油分の少ない、ドライな質感」である、ということです。この、タイプのワックスが、あなたの、最高の相棒となります。
プロの「付け方」を、完全コピーする5ステップ
最高の相棒を、手に入れたら、次はいよいよ、プロの「付け方」を、マスターしましょう。
STEP 1: ドライヤーで、8割乾かす(ベース作り)
まず、シャンプー後、タオルドライをした髪を、ドライヤーで、乾かします。この時、完全に乾かすのではなく、少しだけ、湿り気が残る「8割乾き」の状態で、止めるのが、ポイントです。
STEP 2: ワックスを「少量」手に取り、指の間まで、完璧に伸ばす
ワックスを、小豆一粒大ほどの「ごく少量」だけ、手に取ります。そして、それを、手のひらだけでなく、指と、指の間まで、完全に「透明」になるまで、体温で、溶かすように、完璧に、伸ばします。これが、最も、重要な工程です。
STEP 3: 髪の「内側」の、根元を狙って、揉み込む
ワックスは、髪の表面に、付けては、いけません。髪の内側に、指を入れ、頭皮を、マッサージするように、髪の「根元」に、ワックスを、揉み込んでいきます。後頭部から、始めて、サイド、そして、トップ、最後に、前髪、という順番です。
STEP 4: 表面の毛を、つまみ、毛束感を創る
髪全体に、ワックスが、均一に、馴染んだら、一度、手を洗うか、拭き取ります。そして、指先に、わずかに残ったワックスで、トップや、前髪の、表面の毛を、少しずつ「つまむ」ようにして、お洒落な「毛束感」を、創り出していきます。
STEP 5: 全体のシルエットを、整える
最後に、鏡で、全体のシルエットを確認し、膨らみすぎている部分は、手のひらで、優しく、抑え、全体の形を、整えれば、完成です。
【私たちの仕事から】最高のワックスは、最高の「カット」という名の、下地作り
しかし、ここまで、解説してきた、全ての技術も、その、土台となる、ヘアカットが、しっかりしていなければ、その効果は、半減してしまいます。
私たちプロは、お客様が、ご自宅で、簡単に、スタイリングができるように、
「ツーブロックで、不要なボリュームを、除去しておく」
「トップに、軽さと、束感が生まれやすいように、質感調整を、施しておく」
といった、カットによる、完璧な「下地作り」を、行っているのです。
最高の「スタイリング」で、最高の「一日」を
最高の、ヘアカットという「下地」と、
最高の、ワックスの「付け方」。
この二つが、揃った時、あなたの毎朝は、驚くほど、快適で、そして、楽しいものに、変わるはずです。
私たち理容室は、単に、髪を切るだけでなく、お客様一人ひとりに、最適な、スタイリングの方法までを、お伝えする、ヘアスタイルの、トータルコンサルタントです。
ぜひ一度、ご相談ください。