男のもみあげは「残す」のがおしゃれ。自然で清潔に見せる整え方
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サイドをすっきりと刈り上げるツーブロックスタイルが主流の中、あえて、もみあげを刈り上げずに「残す」という選択。それは、ナチュラルさや、自分だけの個性を表現するための、こだわりのある男性のスタイルです。
しかし、一歩間違えれば、その選択は、単なる「手入れされていない」「伸ばしっぱなし」の、だらしなく不潔な印象に陥ってしまう危険性もはらんでいます。大切なのは、「ただ残す」のではなく、「計算して、美しく残す」ことなのです。
この記事では、男のもみあげを「残す」スタイルを、最高におしゃれに見せるための、プロの技術と考え方について、詳しく解説していきます。
なぜ、男はあえて、もみあげを「残す」のか?
もみあげをデザインとして残すことには、刈り上げるスタイルにはない、多くのメリットがあります。
- 小顔効果と、顔の輪郭補正
これが、もみあげを残す最大のメリットの一つです。もみあげは、顔の側面の余白を自然に埋め、フェイスラインを補正することで、顔全体をすっきりと、小さく見せる効果があります。特に、面長やベース顔の悩みを、効果的にカバーしてくれます。 - ナチュラルで、優しい印象の演出
作り込みすぎていない、自然なもみあげは、見る人に、穏やかで、優しい印象を与えます。きっちりと固めすぎない、大人の余裕を感じさせることができるのです。 - デザインの多様性で、個性を表現
残したもみあげの、長さや形、そして質感を自在にデザインすることで、あなただけの唯一無二の個性を表現することができます。 - 髭との自然な連携
髭を生やしている場合、もみあげを残すことで、髭へと続くラインを自然に繋げることができ、より貫禄のある、まとまりの良いスタイルになります。
「残す」からこそ重要。清潔感を出すための3つの手入れ
残したもみあげが、「ただの伸ばしっぱなし」に見えないようにするためには、以下の3つの手入れが、絶対的に不可欠です。
- 手入れ1:濃さを調整し軽さを出す
残したもみあげが、黒く、重たく密集していると、それだけで野暮ったい印象になります。スキバサミなどを使い、全体の毛量を適切に調整し、「軽さ」と「自然な束感」を出すことが、最も重要なポイントです。 - 手入れ2:長さを整えデザインする
ただ長いままにするのではなく、耳たぶのラインまで、あるいは髭に繋げる、といったように、明確な意図を持って、理想の長さに設定しましょう。 - 手入れ3:輪郭を剃り清潔感を出す
これこそが、清潔感の鍵です。あなたがデザインして「残した」もみあげの、その輪郭の外側にある、不要な産毛を、カミソリやシェーバーで綺麗に剃り上げましょう。このシャープなラインがあるからこそ、残した部分が、デザインとして際立つのです。
最高の「残し方」は、プロの理容師が知っている
セルフケアでこの3つの手入れを完璧に行うのは、非常に難易度が高いと言えます。あなたの魅力を最大限に引き出す、最高の「残し方」は、プロの理容師だからこそ実現できます。
- 理容師は「残す」デザインのプロフェッショナル
プロの理容師は、ただ残すのではありません。あなたの骨格、髪質、生え癖を全て計算した上で、「どの部分を、どれくらいの濃さで、どれくらいの長さで残せば、あなたが最も魅力的に見えるか」を、ミリ単位でデザインします。 - セルフケアとは次元の違う「質感調整」
プロは、ハサミや、時にはレザー(カミソリ)の刃先を使い、毛先に動きや軽さを与え、残したもみあげを、まるでデザインパーマの一部であるかのように、洗練された質感に仕上げます。 - 清潔感を保証する「完璧なシェービング」
そして、残したもみあげを、一つの完成されたデザインとして際立たせるための、揺るぎない土台となるのが、プロのシェービングです。輪郭がシャープになることで、残した部分が、より一層おしゃれに見えるのです。
オーダーの仕方
オーダーする際は、「もみあげは、刈り上げずに残したいです。でも、清潔感は欲しいです」というように、あなたの希望と、譲れないポイントを伝えるのがベストな方法です。「自分に似合う形で、自然な感じに残してください」と、プロの提案に委ねてみるのも良いでしょう。
男のもみあげを「残す」ことは、あなたの個性とこだわりを表現する、素晴らしい選択です。ぜひ一度、お近くの理容室で、プロの技術と知識に相談し、あなただけのスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。
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