男の「もみあげなし」スタイル。清潔感を極めるデザインと注意点
sho0202
清潔感の究極の形とも言える、もみあげをすっきりと無くす「もみあげなし」のスタイル。サイドをシャープに見せ、個性的でクリーンな印象を与えるこのデザインに、憧れを抱く男性も少なくありません。
しかし、この一見シンプルに見えるスタイルこそ、実は非常に高度なバランス感覚と、緻密な技術が求められる、上級者向けのヘアデザインなのです。この記事では、「もみあげなし」スタイルを成功させるための、正しい知識とプロの方法について、詳しく解説していきます。
Contents
「もみあげなし」スタイルが与える印象とメリット
もみあげを無くすことで、あなたの印象には、どのようなポジティブな変化が訪れるのでしょうか。
- 究極の清潔感と爽やかさ
耳周りに一切の毛がなく、肌が見えることで、この上なくクリーンで爽やかな印象を与えます。特に、汗をかきやすい季節や、スポーツをする方にとっては、機能的にも快適です。 - シャープでモダンな雰囲気
フェイスラインがはっきりと露出し、骨格が際立つため、非常にシャープで、都会的、そしてモダンな雰囲気を演出することができます。 - 小顔効果(条件付き)
サイドがすっきりとタイトに収まることで、視線が自然とトップ(頭頂部)に集まります。これにより、顔全体のシルエットが縦長のひし形に近づき、リフトアップして見える効果が期待できます。 - ビジネスシーンでも際立つ清潔感
デザインにもよりますが、きちんと整えられた「もみあげなし」スタイルは、ビジネスシーンにおいても、手入れの行き届いた、非常にクリーンな印象を与えます。
挑戦する前に知っておきたい。「もみあげなし」の注意点と似合う人
魅力的なスタイルである一方、誰にでも似合うわけではない、という側面も理解しておく必要があります。
- 注意点(デメリット)
- 顔の輪郭が強調される
エラが張っているなど、フェイスラインにコンプレックスがある場合は、それがより強調されてしまう可能性があります。 - 一度やると元に戻すのに時間がかかる
一度剃ってしまうと、自然な長さに戻るまでには、数ヶ月単位の時間が必要です。 - ヘアスタイルの選択肢が狭まることも
全体とのバランスが非常に重要になるため、合わせられる髪型が限られてくる場合があります。
- 顔の輪郭が強調される
- 似合う人・髪型
ベリーショート、坊主、フェードスタイル
髪全体が短いスタイルとは、最高の相性を誇ります。もみあげがないことが、スタイルの一部として完璧に調和します。
ツーブロックスタイル
サイドの刈り上げ部分と自然に繋げることで、違和感なく、すっきりと取り入れることができます。
セルフで「もみあげなし」にする際の危険性
ご自宅で、自分でもみあげを全部剃ってしまうのは、非常に高いリスクを伴います。
- 「どこまで」剃るかの判断が極めて難しい
もみあげと、その上に続くサイドの髪の毛との「境界線」を、どこに設定すれば良いのか。この判断を素人が行うと、不自然な段差が生まれ、まるで髪の一部が不自然に欠けてしまったような、アンバランスなスタイルになってしまいます。
完璧な「もみあげなし」は、プロの理容師だからこそ創れる
洗練された「もみあげなし」スタイルは、プロの理容師の緻密な計算と、高度な技術があってこそ、初めて完成します。
- 「無くす」のではなく、「滑らかに繋げる」というプロの技術
プロは、もみあげをただ剃り落とすのではありません。もみあげがあった部分から、サイドの髪の毛へと続く、完璧に滑らかで、自然な「グラデーション(フェード)」を創り出すのです。この、デザインとして計算され尽くした「繋がり」こそが、プロとセルフの決定的な違いです。 - 骨格に合わせた、最適な「ライン」の設計
プロの理容師は、あなたの骨格を正確に読み解き、どこまでの範囲を無くし、どこから髪を残せば、あなたの顔の形が最も美しく、バランス良く見えるかを、ミリ単位で設計します。 - 究極の仕上げ「スキンフェード」
理容師だけができる、プロ用カミソリ「レザー」を使ったシェービング技術を組み合わせれば、0mmのツルツルの地肌の状態から始まる、究極に美しいグラデーション「スキンフェード」を実現することも可能です。
オーダーの仕方
オーダーする際は、「もみあげを無くして、サイドの髪とフェードで自然に繋げてください」というように、具体的なスタイル名を伝えるのがベストです。もちろん、理想とするスタイルの写真を見せながら、「こんな感じで、すっきりさせたいです」と相談するのも良いでしょう。
あなたの潔さと清潔感を、最高レベルで表現する「もみあげなし」のスタイル。ぜひ一度、お近くの理容室で、グラデーション作りのプロである理容師にご相談ください。
ABOUT ME