男のもみあげが「くるくる」する悩み。くせ毛を抑える&活かす方法
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湿気が多い日や、汗をかいた後、鏡を見ると、もみあげだけが「くるくる」とカールしてしまっている…。まるで言うことを聞かないペットのように、自由奔放にうねる、もみあげのくせ毛。その愛らしい響きとは裏腹に、ご本人にとっては、清潔感を損ない、スタイリングを台無しにする、深刻な悩みの種ではないでしょうか。
しかし、その頑固な「くるくるもみあげ」は、決してあなたの敵ではありません。正しい知識とプロの技術があれば、すっきりと抑えることも、あるいは、最高の個性として活かすことも可能なのです。この記事では、その悩みを完全に手なずけるための方法を、詳しく解説していきます。
Contents
なぜ、もみあげだけが「くるくる」になりやすいのか
もみあげが、くるくるとカールしてしまう最も大きな原因は、生まれつきの「くせ毛」です。遺伝的な要因で、毛穴の形が少し歪んでいたり、髪の毛内部の水分バランスが不均一だったりするために、毛がまっすぐに生えず、カールしてしまうのです。
特に、もみあげなどの顔周りの毛は、他の部分の髪に比べて細くデリケートなため、空気中の湿気などの影響を受けやすく、くせが強調されて「くるくる」とした動きが目立ちやすい傾向にあります。
選択肢は2つ。「くるくる」を抑えるか、活かすか
あなたの、その「くるくる」とした、もみあげとの付き合い方には、大きく分けて2つの方向性があります。
- 選択肢1:くるくるを「抑え」、ストレートで清潔な印象に
うねりや広がりをなくし、ビジネスシーンなどにも対応できる、すっきりとシャープな印象を目指すアプローチです。 - 選択肢2:くるくるを「活かし」、天然パーマのようなおしゃれな印象に
もともと持っている、くせ毛の質感を、まるで計算されたパーマのような、自然な動きとして捉え、ヘアスタイルのおしゃれなアクセントとして昇華させるアプローチです。
自宅でできる!「くるくる」を一時的に抑えるスタイリング術
まずは、日々のスタイリングで、くるくるもみあげを一時的に抑えるための、応急処置テクニックをご紹介します。
- ドライヤーで根元から伸ばす
髪が濡れている状態から、くるくるとしたくせが出ている部分の根元を、指で下に引っ張りながら、ドライヤーの風を上から当てて、癖を伸ばすように乾かします。最後に冷風を当てて、形を記憶させるのがポイントです。 - スタイリング剤で湿気からガードする
セット力の高いジェルやグリースなど、髪の表面をコーティングする力が強いスタイリング剤を使い、物理的に固めてしまうのが有効です。湿気が髪の内部に侵入するのを防ぎ、くるくるの再発を抑えます。 - ヘアアイロンを使う
どうしても収まらない場合の最終手段です。もみあげは皮膚に近いため、火傷に細心の注意を払い、必ず低い温度設定で、素早く一度だけ熱を通すようにしましょう。
「くるくる」の悩みを根本から解決する、プロの理容師の技術
日々のスタイリングも大切ですが、この悩みを根本から解決し、毎朝のストレスから解放されたいなら、プロの理容師の専門技術を頼るのが最善の選択です。
- 「抑える」ためのプロの技
- カット技術
あなたのもみあげのくせが、最も出にくく、かつ収まりが良い「魔法の長さ」を見極めてカットします。また、スキバサミで根元の毛量を調整し、くるくるする力を物理的に弱めます。 - ダウンパーマ
くるくるしてしまう、もみあげ部分にだけかける、特殊な部分パーマです。薬剤と熱の力を使い、生え癖を強制的に下向きに矯正することで、乾かすだけで、驚くほど自然に収まるようになります。これは、最も効果的でおすすめな解決策です。 - ポイント縮毛矯正
非常に強いくるくるで悩んでいる場合は、もみあげを含む顔周りだけに、縮毛矯正をかけるという選択肢もあります。
- カット技術
- 「活かす」ためのプロの技
- カット技術
あなたのくるくるした毛の動きが、まるで計算されたパーマのように、最も美しく見えるように、毛束感や長さを緻密にデザインします。あえて周りを刈り上げ、くるくる部分をアクセントとして見せる、ツーブロックスタイルも非常に有効です。 - 全体パーマとの融合
もみあげ以外の、元々ストレートな部分にも、もみあげのくるくる感に合わせたパーマをかけることで、全体の質感を統一し、あなたのくせ毛を「天然のデザインパーマ」として、完全に活かすことができます。
- カット技術
長年のコンプレックスだった、くるくるのもみあげ。それは、プロの手にかかれば、あなたの自信へと変わります。ぜひ一度、お近くの理容室で、くせ毛の扱いに長けた専門家にご相談ください。
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